salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

悩みは続く、親子関係

2005-04-30 09:09:08 | Weblog
親の要望に応え、夕べもひよこと一緒に実家泊まり。
先週やっと自宅に帰ったばかりなのにね。

産後40日間、実家に里帰りしている間
家事全般やってもらって本当に助かったけれど
結婚後、6年ぶりに親と一緒に生活をしてみて
離れている間に明らかになった価値観の違いや
お互いの変化に戸惑ったり、イラついて衝突することも多かった。
私が見ているテレビを
「なんだ、このバカ番組は!」と言われ、腹を立てるという
ホントにつまんないことから
定年後、毎日変化のない生活をしている父の姿を目の当たりにし
「老け込むから外に出たら?」という言葉を発端にした
仕事や、生き方に対する考え方にまで及ぶ
意見のぶつけ合い(ほとんど感情的なものだけど)とか。
孫ができたことで、私に対する束縛がより強くなったし。
「いずれは同居」という、のらりくらりとかわしてきたことも再び問題化。
「もう私たちも年だから」って、頼ろうとする態度が悲しくて
余計に神経を逆なでされたり。
そりゃ、親も年とるのはわかってるんだけどね。

結婚して家を出たとき、本当に開放された気がした。
それまでも反発やケンカはあったけれど
大筋では、ずっと親の理想や希望に沿って生きてきた。
学校選びに、部活選びまで。
「しっかりしなさい、きちんとしてなさい」と言われ続け
本来はしっかりしてないのに、弱さを見せないよう無理もして。
「嫁には行くな、婿をとれ」というのも
子供の頃からすりこまれ、結果的に、結婚の形も親の希望通り。
(相手は自分の意思で選んだ!)
子離れできない親にイラつきつつも
場合によっては裏切ってないふりまでして
期待に沿おうとする自分にもイラつきながら。
そこからだいぶ、自由になれた気がしたんだけどね。

妊娠中、お腹にいるのが女の子だとわかったとき
真っ先に思ったのは
「母はこの子にも、婿養子をとれって言うんだろうか」ということ。
男女どっちでもいいと思っていたのに
「女の子…、どうしよう、かわいそう…」と
一瞬だけ戸惑ってしまった自分が悲しかった。
そして「この子には自分の道を歩いてほしい、そのためには
私が守らなくちゃ」と思って、ちょっと泣けた。
皇位継承の問題から、周囲から男の子を望まれる雅子様の気持ちが
わかる気もしたり(レベルが全然違うんだけど…)。

「親になって親の気持ちがわかるだろう」、ともいわれたけれど
譲れないことだってある。
一方で、やっぱり親を悲しませたくはない。
でも私はひよこに、自分の意思をできるだけ尊重させてあげたい。
親の価値観にとらわれず、ノビノビと。
悪いこと、ダメなものはダメ、っていうのも親だけど
自分の理解を超えるものはダメ、とはなりたくない。
とはいっても、反発されれば腹を立てたり
理想と現実の間で、悩むんだろうな。
そんな気持ちを知らず
幸せそうに眠るひよこを見て、あれこれ思う。


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