前々から思うのが、バスの回送車の多さ。
国道350号線、佐和田~金井間を通っていれば営業車も見かけるが、回送車もまたよく見かける。
回送されるバスはどこに行くのだろうと金井・両津方面に進む車に不思議に思い、佐和田に向かうバスも人を乗せれれば多少でも稼げれるのでは?と思ったりする。
おそらくは佐渡病院発着の運行バスが車庫のある佐和田BSに戻るのだろうと推測する。
JRは民営化によって利益の追求を強く求められるようになった。
運行の最適化というのもあるが、驚いたのは一区間の運行。 埼京線・新宿発池袋着である。
佐渡バスで例えるなら、海府線戸中発本線経由佐渡病院行き。佐渡病院から佐和田BSまで回送するであろう金井~佐和田間。
この金井~佐和田間をJRは新宿~池袋間という短い区間でありながら営業運転している。この列車は最終的には池袋で車庫に入るのだが、回送という利益を生まない運行をやめてサービス向上を努めている。
佐渡バスも人口比、利用増を見込めるこの区間を運行増して利益をあげようと考えないのか。もったいない気がする。
ここに古い資料になるが、横浜市道路局のホームページに以下の様な
運行経費
運行の効率や路線の営業距離の長さ、路線沿線の特性にもよりますが、横浜周辺(京浜ブロック(※1))では、
1kmの運行(営業)をするのに約680円(※2)の経費がかかっています。 したがって、駅など起点から終点まで、約7kmの路線を運行するのに約4,800円かかり、現金利用者ですと約23人が乗って収支が合う状況です。
※1 京浜ブロック:東京特別区、三鷹市、武蔵野市、調布市、狛江市、横浜市及び川崎市(民間事業者、公営を含む)
※2 H23年9月国土交通省調べ
佐渡と横浜で比較するのに酷ではありますが、人件費、燃料費で比較するに難しいが・・・。
佐和田BSから佐渡総合病院を約5キロと経費を約700円勘定して、算出すると3500円の経費が掛かっている。
金井~佐和田間が運賃270円なので途中乗降人を含めて17人くらい乗ってくれればペイできる。
まあ、現実はそうはいかないので5,6人も乗ってくれれば御の字なのかもしれないが、ただ、回送で3500円をどぶに捨てるような経営を続けるか、少しでもお金を稼ぎ赤字を減らすか・・・。
佐渡も自動車の混雑が激しい金井~佐和田間をバスの利用促進、利便性を向上を図り、その区間の混雑緩和に仕向けれないだろうか。1時間に2本又は3本とではバスで買い物客もつらい。
せめて1時間3~4本で回送バスの無駄を省けないかな~。
これもひとつの案。