中村俊茸

とあるサッカー選手の軌跡とコメント集

第18節 オサスナ 2-0 エスパニョル

2010年01月18日 | 記事 エスパニョル
2010年01月18日 第18節 オサスナ 2-0 エスパニョル
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/201001180001-spnavi.html
 リーガ・エスパニョーラ第18節、オサスナ対エスパニョルの試合が16日に行われ、オサスナが2-0で勝利した。アウエーでオサスナと対戦したエスパニョルは7分、9分と立て続けに失点し、前半早々から劣勢に立たされた。41分にオサスナのルペルが退場し、数的有利になったエスパニョルのポチェッティーノ監督は、後半開始から中村俊輔を投入。しかし、49分に右サイドバックのロンカグリアが退場して10対10になると、試合はこうちゃくし、結局、2-0のスコアのまま試合終了を迎えた。
 以下は試合後の中村のコメント。

■未来につながっていないわけではない
――昨日の練習で足を痛めたとのことだが、痛みは?

 痛いけど、(この試合を)やって悪くなったというわけではないので、様子を見てという感じ。

――0-2の場面での出場だったが?

(相手が)1人少なかったので、最初は前目でと言われていたんだけど……。ハビ・マルケスと逆三角形(の並び)で攻めようと思ったけど、すぐに(数的)同数になっちゃったので。しかもストッパーを入れるというよりはモイセスが(DFラインに)入った形だった。だから、前の3人に自由に動いてもらうという感じで右のボランチに入ってボールを散らそうかなと。

――中盤でのプレーでボールをさばくシーンが多かったが、意識していたか?

 前半、前の3人の良さが出ていなかったから、散らしてやって……。でも、そこからサイドバックとかがオーバーラップしない限り難しい。

――3ボランチ気味だったか?

 ピッチに出てどんどん前に行こうかと思ったけどすぐに退場者が出たので、サイドに散らせてハビ・マルケスに(ボールを渡して)その間に一枚上がろうとしたけど、攻撃が単発だから取られた時が怖くて上がれないし、(いつ押し上げていいのかその判断は)難しい。上がってもボールが出ないで、あのイラン人(ネクナム、オサスナの中盤の底)にスポッって入っちゃうし……。あそこで、自分の所で勝負を仕掛けるのはちょっと難しい。

――開始早々にフリーのチャンスがあったが?

 あれはシュートが流れてしまった。

――良い位置でFKの場面もあったが?

 あそこはパレハの位置。あっちはパレハ。半分から右が自分だから。紅白戦でもあそこから決めていたから、あれがまるまる反対だったらね。

――新加入のオスバルドの印象は?

 まだ、ちょっとしかやっていないから分からないけど力強い。

――次節マジョルカ戦で前半戦が終わるが

 今、真ん中で出ているので、そこでもうちょっと……。いつも1人少なかったり、何か起きている時に出されるというか、負けている時とか(に使われること)が多いけど、その中で結果を出していきたい。

――ポチェッティーノ監督が中村がワールドカップ出場を心配していると思っていることは良く分かると話していたが

 監督はここに来た当初からいろいろ気を使うじゃないけど、やりやすいようにしてくれている。クラブもいろいろ助けてもらっているというか、環境を整えてくれているから。あとはやっぱりこの(エスパニョルの)サッカーというか、中でプレーする方がいいんで……。

――代表招集に響くという声もあるが、気にしていない?

 もちろん、(試合に)出るに越したしたことはない。(リーグの)レベルが低くて、そこで出られないというわけではない。スペインリーグという高いレベルでもがいているわけだから、こういうのはやっておくべきでしょう。良いシーズンばかりではない。悪いシーズン、というか(思ったようなシーズンが)送れていない時に何をするかが大事。未来につながっていないわけではない。もちろん(試合に)出られるに越したことはないのは分かっている。これからも頑張るし、結果を残していきたい。