黒猫ノアのシチリア日記

「我輩はノアである」シチリア生まれのブラックキャットが「おもちゃ箱をひっくり返したような」シチリア島の非(?)日常を語る

黒猫日記 手術編その2 手術当日後編「イケメン兄ちゃんと患者同士の親交」

2007-04-27 20:41:01 | 海外通信
さて、病室で待つこと約3時間、コンピューターゲームに夢中になっていた我が飼い主にその「お声」はかかった。背の高いイケメン兄ちゃんが「シニョーラ カワム~ラ、アンディア~モ!(黒猫訳: 河村さん、行きましょう!)」と移動式ベッドを持ってきたのだ。「ちょっとお待ちを」と急いで手術着に着替える。使い捨て用のチャチな手術着はエプロンみたいになっており、後ろはスケスケである。イケメン兄ちゃんの前でお尻丸出し . . . 本文を読む

黒猫日記 手術編その2 手術当日前編「恐るべき病院のSMプレイ」

2007-04-26 18:51:08 | 海外通信
さて、いよいよ手術当日!イタリアでの手術は初めてなので何が必要がワケのわからぬまま、とりあえずパジャマと下着、ハミガキ類を持参して病院へ。日差しのよい広い部屋にベッドが2つ、バスルーム(トイレとシャワー)、テレビ、机、タンスと一通り揃っている。さらにバルコニーからはゴットファーザーの撮影場所ととして有名になった「マルフィタノ邸」とその公園が一望できる。看護婦さんの姿さえなければ3つ星くらいのホテルといった感じだ。 . . . 本文を読む

黒猫日記 手術編その1「手術決定!」 

2007-04-26 02:36:37 | 海外通信
我輩の飼い主がシチリア滞在12年めにあたり、今回始めてこの地で手術することとなった。病名は「子宮筋腫」。未婚、未出産の女性に多い病気なので、こちらでは「シスター(修道女)の病気」とも呼ばれているらしい。何度か検査を受けた後、「お腹を切開して筋腫を取り除く策」が妥当と判断された。{/hiyo_oro/} さあて、どこで手術をしょうか?? イタリア、とくにシチリアの公共医療設備はそりゃもう、ひどいもんである。「どんなに貧乏人でも安心して治療と生命維持ができる」というのがモットーの国、ちゃんとした手続きを踏んで公共の病院で治療を受ければ手術費や入院費など日本に比べて相当安くできる…が…公共の病院は「必要最低限」のサービスしか提供されない。いかに手術が行われ、その後の我輩の飼い主の運命などバイリンガルキャットの実況によるドキュメンタリーでお送りいたします! . . . 本文を読む