*笑む~*の土笛・吹いてぇ~♪

五十路ミセスのオカリナ・ユニット‘笑む~’笑顔と癒しの音色を、お届けするボランティア活動をライフワークに「日々是好日」

『毎日吟士権大会・福岡予選』

2009-01-25 22:38:17 | 詩吟

この冬初めてと言う寒波到来で、朝、目覚めたら辺り一面、雪化粧で白銀の世界でした~♪
幸い、自宅から車で10分足らずの場所に‘JR博多南駅’があると言う大変便利な環境ながら、混雑を想定して早めの出発となりました。

▼「博多南駅」ビル屋上で、はしゃぐ子ども達


▼新幹線車両基地=博多南駅


会場は、県外からの参加者も多い為、毎年、アクセスの良い博多駅の近くの「大博多ホール」です。
10分程で新幹線は博多駅に到着して、会場まで又、10分程歩くと大博多ビルです。

▼ 新・博多駅ビル建設ラッシュの博多駅周辺




恒例に依り、「幼少年の部」からのスタートであったが積雪による交通機関の乱れなどから、出場が間に合わない者も居たが、28名の未来の詩吟界を担うホープたちの競吟が会場のタメ息・どよめき?の内に無事、終了しました。
年端もいかない?4・5歳の子どもが『鞭声粛々・・・』などと、唸りをあげるのですから、もう堪りません・・・
全く他人様のお子達でもそうあるのですから、これが孫ともなれば格別ではないかな~?と、羨ましくもあり、早くその経験に携わりたいな~なんて、チラッ!と思ったりした、ひとときでした。



続く「中高生の部」はこれまた、大人顔負けの素晴らしい吟声に会場にはどよめき・感嘆の声が轟き、私などはゾクゾクッ・・・と、鳥肌立つ思いさえしました。
11名の出場者は皆、甲乙付け難く、それぞれに素晴らしい吟声の持ち主であったが、中でもビジュアル的にもジャニーズ系でありながら、どこから湧いてくるのか素晴らしく艶?のある磨かれた吟声の少年に会場の目は皆、釘付け?でした・・・
時折、聞こえる会場の雑談も、この時ばかりはシ~ンと水を打ったように静まり返りました。

吟詠の後、この親子とロビーでバッタリ!・・・間近で見ると学生服の詰襟が窮屈そうなホントにあどけない少年でした。
言葉の限り絶賛して、次回に又、聞かせて頂くのが楽しみだと激励して、サインでも貰わんばかりの勢いで私のテンション最高潮でした。
やれゴルフだテニスだと・・・スポーツ界の若年デビューみたいに、こんな少年が表舞台に登場するシーンが増えたら、マイナー?なイメージの吟詠界にも新風が吹き始めるような気がしました。



40名余りの「幼・少年・中・高生」の競吟が終わるといよいよ「一般の部」がスタートしますが、本日のトップバターは最高齢者の91歳の御婦人です。
年齢を感じさせないハリのある吟声に、人生の大先輩の貫禄を感じてシンミリと聞き入りました。
吟題は、晩春の吉野の里の風景を詠じた藤井竹外作「吉野懐古」です。
指定吟題・10篇のうち最も吟詠者の多かった吟題で、220名程の参加者のうち、この吟題を選んだ方が何と105名と言う超・人気ぶりでした。

あいにく?私が選んだ吟題も「吉野懐古」であった為、沢山の方々の吟詠を聞いてる間に勉強と言うより、節調・抑揚が、危なっかしくなって来るというデ・メリットの方が大でした。
朝の9時半に会場入りして、延々待つ事8時間余り、ようやく出番が訪れたのは、5時過ぎでした。
有り余る時間に、地下駐車場で練習し過ぎて声がかすれたり、待ちくたびれて適度な緊張感も失せて?しまったり・・・と、万全な言い訳に終わる結果となりました。

私は昨年に引き続き2度目のトライで、あえなく入賞は逃しましたが、毎年、入賞してる教室の常連さんでさえ今年は、入賞出来なかったと言う大変レベルの高い大会でした。
審査発表・表彰の後、会場を後にした頃は既に6時を廻って、あたりは真っ暗でした。
午前中降っていた雪が冷たい時雨に変わった博多の街を足早に急いで新幹線に乗り込み、それぞれが主婦に戻って話題は今夜のメニューと言う「詩吟大会顛末記」でした~♪