"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

居酒屋寄席ご来場感謝!!

2005年09月13日 21時38分04秒 | 主催する催し

旧八月十日。夕暮れがどんどん早くなってきました。東の空の月は明るく、仲秋の名月(9/18)に向け存在感を強めています。

9ご報告が遅くなりました。9月10日土曜日、第五回居酒屋寄席~秋の会~にはたくさんのお運びを頂きまして、ありがとうございました。お越し頂いた皆様、楽しんで頂けましたでしょうか。
(←上から、お馴染み立川文都師匠。初登場の立川志の吉さん、満員御礼です。写真を提供してくれた水野さん、ありがとうございます)

“暮らしのリズム”のお仲間、お馴染み立川文都師匠は『千両みかん』を、居酒屋寄席初登場の若手、立川志の吉さんは『小褒め』を聞かせてくれました。

今回は“香り立つ”というサブタイトルを掲げ、少々趣向を用意させて頂きました。いくつかご紹介致しましょう。
▼高座の背景には仲秋の名月を染め上げた額装の手拭いを。その前にはいつもスタッフとしてお手伝い頂いている水谷さんが前日に箱根で刈ってきたススキを生けました。首都圏ではまだ穂が出ていないススキも標高の高い箱根では満開のようです。
▼文都師匠には、四国八十八カ所お遍路に行った際にお世話になった徳島の旅館から届いたという名産スダチをたくさん持ってきて頂きました。これをお皿に盛り上げ高座上手に。爽やかな秋の香りが届きましたでしょうか。
▼会場の居酒屋ニュー信州店主、榎 慎一さんからも、またまたお振舞いを頂きました。青森から直送の天然岩魚をじっくり焼いて、熱燗に浸した岩魚の骨酒です。まもなく禁漁になる岩魚と熱燗のマッチングはまさに夏と秋のコラボレーションですね。
▼文都師匠の『千両みかん』を聞いていると、口の中にはジュワ~っと唾液が出てきて、みかんがどーしても食べたくなるのです。そこで今回はみかんを準備して皆さんにその欲求を満たして頂こうという趣向。「さてみかんはどこで仕入れよう」スーパーマーケットなどでは、お行儀良く6個並んでパックに詰めてあるみかんを良く目にします。青い露地物のみかんにはまだちょっと早いみたいですね。ならばと築地の青果市場に当日朝自転車を走らせました。魚市場に比べると薄暗く活気がない感じの青果市場
9に足を踏み入れて、とりあえずウロウロしてみましたが、どうもみかんが見あたりません。行き交うターレットをかわしながら奥へと進んでゆくと、果物専門(『千両みかん』で言うところの“赤物”ですね)の仲卸ゾーンがありました。その中でひときわ高く温室栽培みかんの箱を積み上げているお店を発見。尋ねてみたところ「青いみかんは出始めてるんだけどね。ウチはまだやっていないんだよ」と。本格的な秋、青いみかんの酸っぱさに出会えるのはもうすぐみたいです。(築地青果市場にて山積みのハウスみかん→)

さて、お陰様で恒例化してきた居酒屋寄席ですが、年内にもう1回やりたいな、と企画中です。決定次第、このブログで発表させて頂きます。

おしまいに、今回の居酒屋寄席にはNHKニュース10のカメラが入りました。落語ブームと言われているこの頃。その背景にあるさまざまな動きを取材しているとのことでした。このようなブログをやっていると、目につくのでしょうか。放送予定は9/19(月)だそうです。ニュース番組なので、とても素晴らしいことや、とても大変なことがあると、放送されなくなることもあるかもしれません。その場合はご了承下さい。
<9-19追記>六カ国協議閉会、民主党新党首生出演といったとても大変なニュースがありましたので、放送は延期になってしまいました。延期の場合
9/23(金)かもしれませんとのことでしたが、今日のようなことがあればわかりません。放送日の連絡がありましたらこの場でお知らせします。

おっと!大事なお知らせを
●立川文都奮闘落語会“文都会vol.19”は9月22日木曜日 日暮里サニーホールコンサートサロン 詳しくは立川文都ホームページ ご予約はkurashistaff@kurashi.orgまで
●立川志の吉独宴会は10月26日水曜日 巣鴨庚申塚studio FOUR 予約・問:03-3918-5944(studio FOUR)または nisijima@f2.dion.ne.jpまで