シャボン玉

尽きない考え事を言葉にしていくブログ

皮肉

2016-09-16 07:24:36 | 考えてること
ときどき、皮肉を言いたくなるときがある。

自分にはないものを持っていて素晴らしいなと思うと同時に、「まあ私はそんなもの持っていませんけどね、はいはい」みたいな。

羨ましいな、素晴らしいな、尊敬するな、そんな気持ちの裏で自分と他人を比較する。

つい、言いたくなってしまう皮肉。

どうせ自分なんて、というネガティヴな感情。

私には高級なものを食べる機会も、食べさせてくれるような人も、食べに行けるようなお金も、美味しいと思える舌も、「美味しそうに食べるね」と言ってくれるような人も、一緒に食べてくれる人までニコニコさせるような表情も、持ち合わせていない。

そう思うことで、そういう自分になりに向かって行っているのかもしれないが、今のところ、そんな自分を持ち合わせていない。

自分にはないものを欲しいと思ってしまう。
自分にしかないものを探そう。
それでも、ないものは欲しくなる。
そういうときはそのまま、ないものを欲しがる自分を認められるようになりたい。

第一印象

2016-09-04 07:08:09 | 日記

なりたい自分になれない自分がいる。
それは本当になりたい自分なのか。

僕は“明るい”人ではない。
第一印象はだいたい“真面目そうな”人だ。
真面目そうな人と言われて嫌な思いをしたことはない。むしろ第一印象としては良いほうなのかもしれないが、明るい人のほうが生きやすいんだろうなと思うことがある。

明るくて、気さくで、話しかけやすくて、だれにでも笑顔を振り撒けるような人。
その笑顔がたとえ本物でなかったとしても、作り笑顔をできない人よりは、人に好かれるはずだ。実際、そういう人のほうが僕自身も話しかけやすい。

人に好かれやすいというのは素敵な才能だと思う。そうでない人よりも良いことがあるに違いない。それだけその人に優しくしてくれる人が多いと思うからだ。うらやましい。

環境によっては僕も人に好かれやすいタイプの人間なのかもしれない。そんな僕を見て他の誰かがここに書いてあるようなことを思っているのかもしれない。けれども僕は僕以上に人に好かれる明るい人を見ると、劣等感を覚える。

明るい人になれるのであればなりたいが、そのような自分は果たして本当の自分なのか。そもそも“本当の自分”が何かもわかるはずもないが。

なりたい自分に、なれない自分。
僕は僕を生きるしかない。
僕の人生は僕にしか生きられない。
僕だけが生きることのできる人生。

僕は僕を生きていく。