KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

今月のジム(2017年3月)

2017年03月26日 | ジム
 今月は年度末の仕事に忙殺され、急性胃炎となり、雪山の計画を二回もキャンセルしてしまった。 (M田師匠、すみません。m(_ _)m)
 せっかくの連休も寝込んだまま何も食べる気がせず、ただポカリスエットだけを飲んで生きていたような状態だった。
 かつて同じようにダウンしてしまったのが丁度七年前。よく男性の場合、八年ごとに体調に変化が表れ身体が衰えると言うが、自分の場合は七年が周期のようで、これを勝手に「七年殺し」と呼んでいる。
 そんなわけで、今月は山にも外岩にも行けず。・・・まぁ、ジムで登れるだけまだマシなのかもしれないが。

3/8(水)夕方 横パン
 出張の仕事が早めに終わったので時間休を取ってコソ練。
 一階New右壁・4級×1本、船・×1本。あとスラブのを復習。まずまずか。


 
3/20(祝)午後 戸塚RISE
 コソ練。水色5級まで。
 135度壁の3級もやるが、体幹と保持力が足りず、何回やってもゴール二つ手前で剥がされてしまう。
 病み上がりなので、今日はこの辺までにしておこう。

3/23(木)夜 横パン
 コソ練。一階New船の5級×3つ、4級×2つ、トンネルの×1つを新たにクリア。まずまず。
 調子に乗って右壁の白3級にも手を出すが、さすがにこれはなかなか落とせそうにない。



3/26(日)午後 戸塚RISE
 本日は外岩の予定だったが、雨のため中止。
 今日も水色5級までがメインだったが、宿題の135度壁・3級をついにクリア!
 まぐれだと思われるのもイヤなのでリピートしてみたが、一回失敗した後、次で再クリア。
 ヘタはヘタなりに「継続は力なり」を実感。



最近読んだ本

2017年03月20日 | 

 「最後の冒険家」石川直樹・著 ☆☆☆★

 熱気球で数々の世界的記録を持ちながら、最後に単独太平洋横断に挑戦して消息を絶った神田道夫のノンフィクション。
 著者はセブンサミッツ最年少記録(当時)を持つ石川直樹氏で、この作品で第6回開高健賞を獲っている。

 正直なところ、最初は熱気球による冒険と聞いて、それはあくまで「乗り物=道具」に頼ったものであって、登山とか潜水とか生身の身体を張ってする挑戦に較べて果たしてどうなのかなという疑念はあった。
 何となく気球というと、のんびり優雅に空に浮かんで後は風任せ、少なくとも体力的には楽なイメージを持っていた。
 しかしながら読んでみると、急激な高度順化やマイナス50度という気温、不眠不休での操縦、そして荒れた海や山中に不時着した時のことなど考えると、かなりリスキーで精神力、忍耐力、判断力が求められる冒険だということがわかった。

 著者は一度はこの太平洋横断行に参加し、そして時化の海に不時着しつつも九死に一生を得ているだけあって、その時の描写は何とも迫力があり、読み応えがあった。