東証一部出来高12.6億株。GW前ですので、手仕舞い売りする方も多いでしょう。毎年GWは、売り圧力が無いため派手に花火が打ちあがることが多いのですが、今年は何が物色されるでしょうか。
エキサイト 1280000円+4000
130万円の壁の一歩手間まできましたが、もう少し出来高がほしいところです。今の動きだと、また壁に押しかえされというパターンになるかもしれません。
オープンループ 237000円-6000
チャートは良い形になのですが・・・。
以下、本日の日経新聞朝刊にエキサイト社長のインタビューが出ていました。IR活動はきちんとやっているので、後は、株価がついてくるかですね。
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エキサイト社長山村幸広氏――金融事業でオリコと連携(トップに聞く企業戦略)
インターネットのポータル(玄関)サイトを運営するエキサイトが業績を伸ばしている。二〇〇六年三月期の単独経常利益はネット広告の販売がけん引し、前期推定比四六%増の八億円強になりそうだ。成長を続けるには有料コンテンツ(情報の内容)の販売や電子商取引(EC)、金融サービスの拡充が必要となる。事業の多角化戦略を山村幸広社長に聞いた。
――今期も広告の伸びは続くのか。
「続く。ネット広告市場の拡大については心配していない。検索キーワードに連動した広告を掲載するサービスは、長い目で見れば天井感が出る時期も来るが、当面は好調を維持するだろう」
「四月に始めたKDDIとの共同事業も収益に寄与するとみている。家ではパソコン、外出先では携帯電話と、利用場所や用途で使い分けられる新しいポータルサイトだ。広告だけで年間売上高を五億円程度押し上げる効果がある」
――広告以外の事業をどう拡充するのか。
「前期は売上高の約五〇%を広告が占めた。将来は広告、有料コンテンツ、その他を三分の一ずつにするのが理想だ。有料コンテンツはオンラインゲームや音楽ダウンロードに期待している」
「ゲームはコンテンツ獲得に伴う償却負担が重かったが、利用者数が伸びており、今期の後半には単月で営業黒字に転換しそうだ。音楽ダウンロードは現在十万の楽曲数を年末には十五万―二十万に増やしたい。両事業とも二〇〇七年三月期には利益貢献が見込める」
――その他の事業をどう育成するのか。
「まず金融サービスを伸ばしたい。親会社である伊藤忠商事が七百億円出資してオリエントコーポレーションの筆頭株主になった。当社とオリコが顧客を相互紹介したり、エキサイトの顧客にオリコから金融商品を提供してもらうことなどを提案していきたい」
――電子商取引への取り組みが進んでいない。
「今から楽天を追いかけて仮想商店街に取り組んでも勝ち組にはなれない。付加価値の高い商品を自らのリスクで仕入れて販売する、利益率の高いビジネスを目指す。写真集や著作物などを限定販売することを想定している。一般に仮想商店街を運営する事業者の利益は販売額の五%程度だが、当社は三〇%程度を目指す」
――今期の収益性をどうみるか。
「昨年に売上高八十億円で営業利益率一〇%という目標を出した。この数字を基本にどのくらい上積みできるかだ。売上高が百億円を超える時には営業利益率は一五%に上げたいと考えており、今期はその基盤づくりになる」
――エキサイトブランドを活用した海外展開は。
「当社はアジア全域でエキサイトブランドを使う権利を持っている。今期中に韓国、中国などアジア市場への展開を始める。ただ、海外事業に関してはエキサイトというブランドにこだわっているわけでない。現地のネット企業向けに日本のコンテンツを供給し、現地から日本に海外のコンテンツを輸入するようなことを検討中だ」
(松岡克紀)