くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

映画ヤッターマンを観にいった!

2009年03月14日 | Weblog
私はヤッターマン世代。個人的にあのシリーズの中では、途中でエンディングソングが変わってしまった「オタスケマン」が一番のお気に入りだったのだけれど。

ただ今回は私がではなくて、子供が観たいというので、「ヤッターマン」、行ってきました。

全体的に見て、予告編しか見ていないけれど「原作と全然違うじゃん! タイ版の方がよほど原作に忠実だよ!鳥山明、よくOKしたね」としか思えない「ドラゴンボール」よりは、はるかに今のではなく前作のTV版に忠実なのには満足。

CGのできも良い。

何といっても悪役キャラが立っている! そもそもあのシリーズは主役ではなく悪役でもっているようなもんだったから。というか、実は悪役三人組が主役だったのかもしれないが。深キョンのドロンジョ、「ちょい若過ぎないか、藤原紀香とか荒フォー女優使ったほうが?と、観る前は思っていたが、観てみるとそうでもなかった。ただ、大きなおなかでお豆腐を買うシーン、あそこになるとやっぱ、それなりの「年増」いや「大年増」女優でないと、あの場面の可笑しさは出ないですな。トンズラー、ボヤッキーも上々。生瀬の声のトーンがちょい高すぎるかな?とは思ったけど。

我々の世代にしか分からないパロディー、例えばトンズラーの妄想プロレス場面でのドクターYesなんて、虎の穴を知らない世代にはわからないだろう。あのパロり具合は「ケロロ軍曹」並みに、くすぐられた。

今のアニメ版には出てこないドクロベエの歌や、前作のヤッターキングになってから(二つ目だったっけ?)の主題歌なんかは、前作を知る世代には懐かしい。

エンディング近くの悪役三人組の「別れ」は、前作の最終回そのまま。

ただ、難点も当然ありました。

まずはストーリー。後半、特にドクロベエの正体が明かされるあたらい、随分だれました。あの親子のからみは要らんでしょう? ヤッターマンにあれは要らない。
阿部サダヲという「個性」を無駄に使ってしまったというか、全然活きていなかった。それが証拠に、うちの子もあの場面でダレてしまった。盛り上げるべきところを盛り下げてしまったということだ、はっきり言って。

それからドクロベエのあのドクロのマスクをかぶったコスチューム、安っぽ過ぎません?ドロンジョのコスチュームはじめ他は予期できていたのに、あれだけは・・。

ヤッターマンのマスクも、顔に食い込んでいなかったか?もうひと工夫ほしいかったな、あれも。

その、そのヤッターマンだけど、まあ、主役でありながら脇役なわけだけど、桜井君のヤッターマン一号ことガンちゃん、もっと演じてほしかった。というか、もともとキャラが違い過ぎるのかな? 慶応ボーイじゃ無理だって?芝居でいうところに、ニンではない、というやつかな。

あともう一つ、子供に観るということを考えると、あの下ネタ系のギャグは無いでしょう・・・(笑)。まあ、大人が見ても、単に下品なだけで痛いだけだったが。その最たるものが、あのオッパイむき出しメカのしぐさ。「I'm coming」は、笑うに笑えない。AVじゃあないんだから。観るに堪えず思わずスクリーンから目をそらせてしまった。当然子供は意味もわからず笑っていない。まあ、あそこで幼稚園児や小学生が笑ったら怖いけどね(中学生くらいなら、そろそろわかるでしょう?)。「ジャンボ(パ)チンコ」くらいなら、十分許容範囲だと個人的には思うが、あのメカは子連れにはちょいキツかったっす。

ちなみに、下ネタじゃないけど、富士山をバックに踊る白塗りの婆さん二人、ああいう何の脈絡もない取ってつけたようなの、個人的には好きです。

「二号さん」も、当然のことながら、子供には意味不明。これも分かったら怖いね。

というわけで、まあ、総じてOKとところではないでしょうか、実写映画版「ヤッターマン」。

で、続編はあるんですか? 実は期待しているんですけど。
コメント
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