6月13日(水)ピアノハープ社にて第2回ベーシックス分科会 参加11名
内容~ベーシックスレベル4から~発表永畑先生
p4「ロマンス」生徒と曲の分析から。調性和音進行同じ形見つけるリズム。そのあと、両手でゆっくり入っていく。又、参加された先生から~この曲の左手伴奏形は初めてなので、先ず、和音分散和音の形で3拍子が強くならないように、よく聴いてバランスを考えて弾かせていく。
p6「踏み替え、ペダルのテクニック」拍のところで、踏む・離すも大切だが、しっかり自分の耳で聴いて踏み換えていくようにしたい。
p7「スペインのギター」生徒と曲の分析をしていくが、できる限り弾く本人に,曲全体をみて話させていく。何となくではなく、しっかり自分の言葉で、どんな風に弾きたいかを考えさせる。ペダル使用。
*併用曲でハチャトリアンの「小さいうた」など。
p8~9まではEマイナー短音階・三和音と展開形のおさらいなど。p19まで進めていくなかで、テクニックレベル4と併用し、常に和声感を感じる気持ちをもたせたい。
*普段のレッスンから~年齢の違いによってレッスンの進め方も変わってくる。レッスンに通ってくる生徒の年齢は、このレベル4の時は高学年以上。勉強・部活と忙しくなる中でも、{併用曲集など上手く使って}名曲に出会わせたい。少しでも音楽の楽しさを感じ、いつか{楽器はピアノに限らず}音楽にはまってしまった、みたいな経験を味合わせたい。そのためには、今のうちから少しでも、今弾いてる曲に自分の意見を書く、又言葉でも,こんな風に弾きたい!と話せる生徒に育てたい
永畑先生の発表後、リズムワークショップの説明(宮下先生)
引き続き発表岩永先生
p20「16分音符」細かいリズムは、言葉に変えて良いながら弾く。
p24「ソナチネ形式」説明。
*16分音符が、スラーでまとめられている時、はじめの音は大きくならないように、そっと入っていく。又、メロディだけにとらわれず、伴奏も大切にし、音を聞きながらメロディと合わせていきたい。右手から左手にメロディが移動するときには、どちらが伴奏なのかバランスにも気を配る。
感想
レベル4になると、まとめとして、いろいろな形式やリズム形が出てくる。例えば、2部形式・3部形式・ソナチネ。リズムからは、ブギ・ロック・ブルースなど。先ず生徒に曲を与える前に、私自身が題名や、速度記号の意味を理解していないと、ただひくだけになりがち。多くの音楽の引き出しを持つには、まだまだ研究しないといけない。曲を弾くということは、楽譜が読めるだけではなく、リズムやビート感をもっと体感し、身につけることが、音楽や他の分野でも必要だということがわかった。今日先生方の発表を聞き、生徒一人一人に力や練習量は違っても、いつも、名曲に触れ合わせたいという気持ちで、レッスンに向かいたいと思いました。
以上、松村先生からのご報告と感想です。有り難うございました