フジロック第六弾発表。
俺的にはすでに今年のフジロック、じゅうぶんに固まってきているので、
もうここまで来ると「なんでも来てくだされ」状態。
石野卓球、琉球ディスコ、ブライアンあたりが観られる
オールナイトフジの時間帯はとても楽しそう。
なのだが、ここ最近「歳を取った」と言うにはまだまだ暴言な年齢なのだけれども、
徹夜っつーもんができなくなってきている。
数年前までは夜通し遊んでも朝方に吉野家で牛丼食ったら、
デコに肉マークでパワーアップしちゃうほど底なし元気だったのだが、
もうきっちり自分の中の定時には眠くなる。
25歳過ぎたら人間徹夜できませんよーとは良く聞くセリフだが、
そういうのは個人差あれど存在するひとつのボーダーラインなのかなーと。
なんてことを書くと「情けねえなあ小僧ッ!」とか言われそうだが。
まあ、仕事と遊びは違うので、まだまだフジロックで「うひょ~!」ってなれるが、
それとは別に、実際引き篭もり稼業なので、なおさら将来に不安を抱く。
体力を付けにジムにでも通おうか真剣に悩み中。
あるいは苗場のフジロック会場に自転車入りする清志郎に見習い、
毎朝5km以上はサイクリングとかも悪くない。
●好き系のお題変更。テーマは「好き系漫画」
男のくせに岡崎京子作品が好きな俺は、
リバーズエッジやヘルタースケルターのような世の高い評価を受けている作品よりも、
最新単行本「
女のケモノ道」のような
ノンフィクションで胡散臭くて毒があって面白い「女トーク」系マンガが好感触である。
この単行本は今から10年ほど前、岡崎氏が31歳~32歳ころの雑誌連載作品。
フリートーク×ミニマンガで構成されたものを一冊にまとめたものだ。
女性誌CREAという媒体をうまく利用し、
時にはブランド賛歌、時には辛口オシャレ批評と、
コロコロと狙い撃ちしてくる。
たぶん相当おもしろがって描いていたんだろうなあというのが伝わってくる。
岡崎氏の交通事故直前まで続けられていた連載なので、
彼女のファンの人は特に思い入れが深まる一冊だろう。
この類で言えば名作「東京ガールズブラボー」や「くちびるから散弾銃’96」などもそう。
創作ではなくリアルだからこそ作者の心情が伝わってくるので面白い。
今の状況をよしもとばなな氏も後書きに書いていて、
やはりマンガ家としての復活は難しいのだろうと思った。
だから簡単に「復活して欲しい」とかは言えないのだが、
自分自身をネタにするという意味においてやっぱりすごい人だよなーと思った。