goo

正月休みに読んだ本@『堀田善衛のまなざし』木村陽治

 

 堀田善衛といっても、若い人には余りなじみがないと思うけど、70年代から80年代に学生時代を過ごした人には、懐かしい名前の作家と思う。

 

 この本は、その堀田善衛についての元東京都議会議員だった木村陽治さんの論評集です。堀田善衛って「行動する作家」だったんですね。紀行文もたくさん著しているけど、「紀行文」と言うカテゴリーには収まらない、思索にあふれていますよね。串田孫一の文章に通じるものがあります。

 

 戦争か平和かの岐路にあるいま、もっともっと読まれていい作家と改めて思いました。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« お年寄りは ... 吉と末吉は ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。