『感染爆発』の恐怖

普段テレビは、スポーツ関係、ニュース、お笑い以外はめったに観ることのない私だが昨日は久しぶりにドラマを真剣に観た。




『NHKスペシャル～シリーズ・最強ウイルス「ドラマ　感染爆発～パンデミック・フルー」』



上記の番組サイトに掲載されているあらすじは

　
【・・・・・・・しかし病院に数台しかない人工呼吸器は全て塞がっていた。田嶋は大きな決断を迫られる―】と、ここで切れている。




その三浦友和扮する田島医師の決断とは、感染により重篤な呼吸困難を起こしている妊婦さんの為に、前立腺がんで余命１ヶ月をきったと思われる藤村俊二扮する患者から人工呼吸器を外すことなのだが、その患者自身（藤村）にそのことを告げるシーン。



あまりにも惨すぎて私はここでテレビの電源を切ってしまった。


どうしても観ることが出来なかった。








マスコミの報道で怯える国民、責任逃れから判断を先送りする官僚、

逃げ出す医者…混乱する病院…。

そして輸送、製造、なにもかもが破滅的になってしまい、ついには玉子１個が１００円もに…。


確かに起こり得る情景だ。




すでに中国では鳥インフルエンザの人から人への感染例が初めて確認されている。


・・・・・今年は北京オリンピックが開かれる。


大丈夫なんだろうか！？




ドラマ冒頭でのやり取りが、既に新型インフルエンザの流行が秒読み段階に入っているという危機感を象徴している。



　「もし日本でＨ５Ｎ１型新型インフルエンザによる感染者が出た場合、対処方法はあるのか？」



　「もしではなく、それがいつなのかの方が問題だ」





ＮＨＫでは今日も午後９時から『シリーズ　最強ウイルス　第２夜　調査報告　新型インフルエンザの恐怖』（ドラマではない）が放送される。

【新型インフルエンザ発生の可能性が極めて高いとされるインドネシアでの取材をもとに、危機はどこまで迫っているのか、その時どんな事が起きるのかを詳細に描き出す】






書き忘れるところでしたが…。


患者役の藤村俊二さん、相変わらずいい味出してました