Cayo Largo - Cuba (22_27.12.08)

2009-01-13 22:47:43 | Fishing in Cuba
2年連続でクリスマス休暇にキューバ遠征に行ってきた。
07年末のキューバ、08年夏のアイスランドに引き続き、またもやBさんの計画に便乗させて頂いた格好。

今年は、昨年と異なりトラブル無しでフランス経由で順調にキューバ入り出来た。経営が変わったロッジに行くと、この週の客は自分たち1組だけであることが判明。(釣果記録ボードを見ると前週も2組のみだったようで、昨年末の賑わいとは様変わりで、ちょっと閑散とした雰囲気の中でのスタートとなった。加えて、ロッジ周辺の建物も改装中でちょっと寂しい感じもした。

夏に襲った大型ハリケーンの傷跡があるのではと予想していたが、少なくともロッジ近辺の景色は昨年とほとんど変わり無く安心。手早くタックルの準備を整えて早速出船。昨年と違い、風がかなり強く吹いていたため、波立つ海面でボーンを見つけるのは難しかったが、開始程なく、運よく正面から来る群れに遭遇。
去年の要領を思い出しながら、幸先よく1匹目をキャッチできた。しかも、去年の釣った最大のものよりも良型。



ただ、以降は、強風で波立つ海面と曇り空のために、ボートからではなかなか魚群を発見できず、膝下前後の浅い砂底のところを狙ってウェーディングで攻めることが多くなった。
ボートからとは違い、目線が水面に近くなるので、遠くの魚を見つける要領がつかめず苦戦を強いられた。
去年はほとんどウェーディングをしなかったの対し、今回は強風でボートでの釣りにはコンディションが厳しかったこともあり、結局6日間を通して半分以上がウェーディングでの釣りとなり、これはこれで新たな経験で、苦戦しつつも非常に楽しかった。

ガイドが海パンに裸足でウェーディングしていたこともあり、危険は無いんだろうと判断し、途中からはウェーディングシューズを履かずに裸足のままでウェーディングすることにした。真っ白な砂浜を裸足でジャブジャブ進んでいくのは、非常に新鮮な感覚を味わせてくれた。

<強風のなかウェーディングするの図>


ウェーディングにも慣れ、何回か魚を取り逃がしているうちに、徐々に要領が掴めてきたので、ガイドから少し離れて自分で魚を捜すことに挑戦し、ちょうど幸運にも11時方向から正面を横切っていく大きな群れに遭遇した。

方向・距離を完全に把握し、キャスティング体制に入ると、右後方20m程の位置にいたガイドから、
「そうだ、そこだ。直ぐに投げろ!」との声。

で、ティペットが群れの頭上を叩かないように、やや手前側を狙ってキャスト。
自分ではほぼ狙い通りのところにフライを落とせたと思っていたら、後から、
「後1メートル奥。群れの出来るだけそばにキャストしろ!」
との指示あり。
「んっ?あと1m先だと、群れの直上にフライが落ちて散ってしまうのでは?」
と思いつつ、一瞬リキャストしようかと迷ったが、自分を信じてそのままリトリーブを開始すると、1匹が群れから離れてフライをチェイスし始めたのが確認できた。

続くストライクも完璧に決まり、会心のヒット。しかも今までで一番引きも強く、どんどんバッキングが引き出されていく。右後方をみると、何と、Bさんも同時にヒット。
魚がBさんの方に走らないようにプレッシャーをかけつつ、距離を出来るだけ取るように後ずさりしながら無事キャッチ。

魚の発見から取り込みまで、ガイドの助けを借りず全て自己完結でキャッチし、しかも、この魚が今まで釣ったボーンのなかでは一番大物だったうえに、Bさんとのダブルヒットというおまけも付いて、今回釣行で一番うれしい1匹となった。



以降も、爆釣とはいかないものの、色々な場所でボーンを釣り、あるいは、とり逃したりしながら楽しませて貰った。

<ボーンとファイトするの図>


ただ、残念ながら今回はターポンの群れに遭遇する機会が非常に少なく、結局1回もターポンにはキャストする機会に恵まれず、また、パーミットはちらりと1回だけほんの一瞬姿を見たのみに終わった。

今年の結果から翻って考えてみると、07年は本当にラッキーだった。
07年は、風に悩まされることもなく、曇天だったのは中1日のみ、ターポンを含め色々な魚種との遭遇もあり、良いガイドにも恵まれた。
改めて07年の幸運に感謝しつつ、キューバ2008が終了した。