スペイン便り Cartas desde España

ZaragozaとVitoriaでの日々の生活とサッカー観戦

Florencia

2016-06-12 | 旅行
Italia中部に位置する、Florencia。
トスカーナ州の州都で、人口は40万人弱。
中世ルネサンスの中心都市として、名をはせた街である。
今回の訪問では、市内の名所をいくつかまわった。

・サンタマリアデルフィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)

ジオットの鐘楼の最上部へは、かなり狭い階段を400段以上登らないといけない。

・ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)
古い橋の名の通り、この街最古の橋のようである。


・アカデミア美術館(Galleria dell'Accademia)
ミケランジェロのダビデ像は圧巻で、一見の価値がある。


・ウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)
国内最大の美術館で、展示品は2500点にのぼる。
かなり広く、歩くだけでも大変だが、ルネサンス絵画の宝庫である。
なお、ここはあらかじめ、ネットで入場券を購入しておいた方がいい。つねに長蛇の列ができている。


Florencia。
次回機会があれば、郊外にも足を延ばしてみたい。
あと、この街は革製品が有名であるが、今回は手袋しか購入できなかった。
次回は、他の革製品のショッピングも楽しみたいと思う。
最後に食事を少しだけ、載せておく。





Málaga

2016-06-04 | 旅行
Semana Santa(聖週間)の続き。
最終日は、朝早くNerjaのParadorを出発して、バスでMálagaを目指した。
コスタデルソルの沿岸を走ることおよそ1時間半、Málagaのバスターミナルに到着した。

Málagaはコスタデルソルの中心都市である。
この街の歴史は古く、紀元前1000年ころフェニキア人がつくったようである。

ゆっくりと観光したかったが、時間の関係で、ピカソ美術館とピカソの生家を駆け足でまわった。
ピカソ美術館は、これまで訪れたスペインの美術館では初めて、日本語ガイドが併設されていた。
おかげで、じっくりと鑑賞することができた。


昼食は、ピカソの生家近くの、このレストラン。
内装も食事も、オシャレであった。


今年のSemana Santaは4泊5日の日程で、Granada、Nerja、Málagaと巡った。
今年も途中のNerjaでサマータイムに突入して、Vitoriaに戻ると、すっかり日が長くなっていた。


Nerja

2016-05-26 | 旅行
GranadaのParadorに2泊したのち、バスで次の目的地である、Nerjaに向かった。
シェラネバダ山脈を左手に見ながら、山間の道を下ることおよそ1時間。
バスは、通称コスタデルソルと呼ばれる、地中海にでた。
沿岸の街に寄りながら、さらに走ること1時間。Nerjaの街に着いた。

バスターミナルは、街の少し高い場所にあり、そこから海に向かって、道はなだらかに下っている。
その先には、最も有名な観光名所である、ヨーロッパのバルコニーと呼ばれる展望台がある。
あいにく当日は風が強く、写真はすべてブレテしまっていた。


Nerja近郊には、洞窟があり、ここも見どころのひとつである。
写真ではおそらく伝わらないと思うが、実際に近くで見ると、かなりの迫力で、想像以上であった。

洞窟に行く途中には、水道橋もある。


断崖の上に立つレストランも、なかなか良かった。
このレストランは小さなホテルに併設されているもので、夏のシーズンは予約が難しいようである。


この街にもParadorがあり、ここに泊まることにした。

ここでは、思いがけない出会いがあった。
まず、支配人がVitoria-Gasteiz出身のかたで、自分たちの大家さんの両親をご存じであった。
さらに、支配人の友人という、New York在住の日本人ご夫婦を紹介していただいた。

Madridに仕事で来ていたところを、友人である支配人に誘われ、急遽Nerjaに来られたようであった。
このご夫婦からは、金言ともいうべき言葉をかけていただいた。
“どこに行くかなんてのは大切じゃないんです。誰と会うかが大切なんです。”

この言葉は、図らずも、およそ1か月後に、サッカー日本代表の、ある選手のブログで見つけた。
忘れられない言葉である。

Nerja。
外国人にも人気のリゾート地だけあって、素敵な場所であった。
この地で、素敵な出会いがあったことは、Nerjaという名前を聞くたびに、想いだすであろう。


Granada

2016-05-17 | 旅行
今年のSemana Santa(聖週間)は、3月20日から27日までの8日間であった。
職場の休みを利用して、4泊5日で、Granada~Nerja~Málagaと、アンダルシア地方をまわってきた。

最初の目的地はGranada。
言わずと知れた、アルハンブラ宮殿(スペイン語読みではアランブラ)で有名な、イスラム文化が色濃く残る地である。

BilbaoからMálagaまで飛行機でおよそ1時間半、Málagaの空港からバスにゆられること2時間。
Granadaの街はずれにある、ターミナルに到着した。

宿はParadorを選んだ。
この地のParadorは、一二を争う人気であり、かなり早めに予約した。
しかし、アルハンブラ宮殿の入場チケットは、気付いたときには売り切れていた…。
このため、Paradorに問い合わせたところ、ガイド付きツアーを紹介された。
そこは商売であり、Paradorに泊まれば高くつくが、ツアーには参加できるようになっている。


アルハンブラ宮殿のツアーは想像していた以上に過酷だった。
朝の10時にParadorのフロントに集合して、解散したのが昼の2時前。
およそ3時間強、アップダウンの多い宮殿内を、ガイドを聞きながら、ひたすら歩き続ける。
終わるころには、空腹も忘れるほど、疲れてしまった。


夕方には、Albayzín地区のSan Nicolás展望台に行った。
ここから眺めるアルハンブラ宮殿は格別で、大勢の観光客で賑わっていた。
表題の写真がそれである。

Paradorに戻る途中、Catedral大聖堂にも立ち寄った。
ここは、是非内部に入って見ることをお勧めしたい。


Granada。
アルハンブラ宮殿だけではないが、やはりこの宮殿は印象的であった。
また、Barで飲み物を注文すると、タパが一皿無料でついてくる、魅力的な街でもある。

ただ、坂道が多いので、歩きやすい靴が必須である。

Santander

2016-05-10 | 旅行
Vitoriaから北西に150Km強、カンタブリア湾に面して、Santanderという街がある。
人口およそ18万人、かつてはスペイン王室の避暑地であった。
このため、現在ではリゾート地として名をはせている。

3月のとある週末、2泊3日でこの地を訪れた。
途中Bilbaoやカンタブリア湾沿いの街を経由して、バスでおよそ2時間半で到着する。

かつて王室の別荘として使われていた、マグダレナ宮殿では、結婚式が行われていた。
ここは、夏季の期間、国連大学の語学講座が開催される。
内部はとてもきれいで、語学研修を考えているかたには、かなりお薦めである。


El sardineroと呼ばれる地区には、カジノや劇場がある。

この時期でも、ビーチ沿いは多くの人で賑わっていた。

今回は、こちらの2軒のレストランを利用した。
・La Mulata

・Marucho


驚いたことに、どちらの店にも日本語メニューが置いてあった…。
全く知らなかったが、おそらく日本人の観光客が多いのであろう。
どちらの店でも新鮮な魚が食べられ、日本人の好みにあう。
Maruchoのほうは、大衆食堂といった場所で、予約は基本出来ない。
ただし、あらかじめMaiteという女性オーナーにメールをすれば、席を準備してくれるはずである。

Santander。
とてもきれいな街で、食べ物も美味しく、素敵なところであった。
今度はちがう季節に来てみたいと思う。