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ISL-感動の最終セッション

2006-07-01 | リーダーシップ
今日、経営リーダー育成道場ISLの最終セッションがありました。10ヶ月のプログラムなのですが、最終節では6つのゼミに別れてそれぞれの企業の「社長就任演説」を練っていきます。最終セッションでは各ゼミ選抜のチャンピオンがアークヒルズの37階会場で演説をし、クラスチャンピオンを決定するのです。

演説はかなりの接戦でした。そして全員の投票の結果、1点差で3名が並びました。私のゼミのチャンピオンもその中に残りました。とても感動的な演説で、今おかれている危機と将来の変化、その中で燦然と輝く企業になるための骨太の方針が力強く伝わってきて、聞いていて思わず目に熱いものがこみあげてきました。

日経産業新聞の連載で、このゼミの経験もふまえ、社長就任演説を評価するポイントとして「先見力」「決断力」「実行力」と「個性」を挙げました。

中でも私が特に関心があるのが「先見力」です。景気や業績がかなり回復してきたとはいえ、まだまだ企業の視線は足元ばかりを見ているように思います。先をみたって不確実な世の中です。しかし、どこに向かって企業が進んでいくのか。リーダーはそれを勇気をもって指し示さなくてはなりません。

6名のゼミチャンピオンの演説を聞いていて思ったのは、「社会ニーズ」が将来像の中でかなり掘り下げられた形で述べられていたことです。人と機会の関係、医療のあり方、そこらじゅうあふれているコンビニと町の関わりなどなど・・・。そしてそれぞれの示す将来の姿はわくわくするものばかりです。

ISLのこのプログラムは今年で第5期になります。参加者の皆さんはまたハードな現実に戻っていきます。足元には課題が山積していることでしょう。でも、キッと顔をあげて自分が描いた将来像に向かって力強く進んでいかれることを願ってやみません。


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