持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

クラウディア 1/2

2005-06-13 02:24:19 | 演劇:2005年観劇感想編
企画ユニット 地球ゴージャス 10周年記念アンコール公演 『クラウディア』
劇場:NHK大阪ホール
期日:2005/6/12
作/演出:岸谷五朗,寺脇康文
音楽:桑田圭祐
出演:岸谷五朗,寺脇康文,工藤夕貴,YU-KI,三咲レア 他


サザンオールスターズ(もしくは桑田圭祐)の楽曲で、全編構成の芝居。初日ソワレ観劇。いやぁ、初日から飛ばしてくれるねっ。男が陽気で女が強気だと、芝居は楽しい。(再演の為ネタバレの扱いはゆるめで:反転表示あり)

戦いを繰り返す二つの国に生きる男と女。細亜羅(ジアラ)とクラウディアは、許されないと知りつつお互い惹かれあっていく。クラウディアが成人を迎える日、二人の犯した禁じられた愛に眠れる龍が目を覚まし、人類は破滅への協奏曲を奏で始める。

近未来。本格派な和太鼓と、崩してはいるがみごとな和装(by山本寛斎氏)。小道具の旗、切替装置は布。和テイストの盛り込み方は秀逸で、それだけで見惚れる。

岸谷氏と寺脇氏。かたや、一国の長。かたや、敵国の剣豪。敵ではあるが、直接対決をする立場ではないという。微妙な立ち位置で芝居は始まる。
岸谷氏。器用な人だとは思っていたけれど。ダンスは初見で驚いた。重量感があってキレがある。表現するならこういう感じ。息の切れるのはご愛嬌で。対して寺脇氏。軽快でキレがある。相反するような二人なのに。群舞のなかで、殊更に近づくわけではないのに、近い空気をかもし出すのは。やはり長く一緒にやってきたからこそなのだろう。
その二人が。実は幼馴染みだとわかったとき。ほらね、と容易に納得できるし安堵する。
この両氏による、朴訥な『Oh!クラウディア』は。胸に沁み入り。それを受ける工藤氏の『白い恋人達』は。その圧倒的な歌唱力をもってして。ひどく切なく迫る。


もっと書きたいのだけど。サザンが頭のなかをぐるぐるしてて(笑)。全然まとまらないので、またあした。そうそう。大阪公演は6/18(土)まで。平日はまだ駆け込めそうだよ。

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