EndlessRisingStarted

グローバルキャラクターコンテンツを終生の生業としています。アニメと玩具が得意分野です。やる!俺!

アニメ業界の問題

2011年06月23日 03時38分05秒 | Weblog
 ※自分のツイッターより転載

 まずは内部的な問題から。それは日本人動画マンの空洞化。
アニメは絵が最重要です。動く絵です。その基本は動画です。
この欠かせない基本の大半が、今、海外に流れています。丸投げも多々あります。
なので90年代に比べて、新人アニメーターは動画マンから原画マンに成り易くなってしまいました。

 あえて言うと、天才以外の若いアニメーターは使えない、という状況です。
基礎訓練の場が与えられない、得ようとしないのですから。
理由は製作委員会方式、アニメ制作のデジタル化などによる作品の大量生産にあります。効率的に、海外下請けを使うわけです。

 外部的な問題は、回収スキームの模索です。
DVDが売れない!という言葉が溢れています。製作委員会もあの手、この手を捜しています。
宣伝、イベント、ネット販売、グッズ特典などなど。かつてはスポンサーの一社提供→玩具→DVDでした。BDは芳しくありません。

 では、どうすればアニメファンの心を打ち、身銭を切らせるか。
良質な作品が当たり前の世の中で、何でも安く・無料で手に入る現在で、こりゃいいよ!買う!と言って貰えるものは何なのか。
これを考え、見定めることが、私の今後数年の主題です。進展ありましたら報告します。おしまいです。どうも。

 対策は考え中。糸口はあるが、当たりにつながるかわからない。
内部的な問題の方が見つけやすいが実行に時間がかかり、外部的はその逆だろう。

 まあ、ふざけていちゃあ、伝わらない。
だけども、まじめぶっちゃあ、つまらない。

 
 アニメ一代 誓った日から

 命も捨てた 名もいらぬ

 アニメひとすじ 馬鹿になり

 鉄のタップに 血のカット

 見上げた星を つかんでやるぞ

 天下無敵のアニメの星を

 天下無敵のアニメの星を


 この業界に帰ってきた、ということは、私の帰る場所はここしかないのです。
 

 不退転!

To Start

2011年06月17日 01時51分55秒 | Weblog


 みなさま、おはこんばんちわ!

 先週の木曜日、6/9に
某大手アニメ会社の面接を受け、
本日より、勤めることになりました。

 手厚いのか放置なのかよくわからない歓迎(笑)を受け、
早速初仕事、絵コンテ→アフレコ台本作成の作業を90カットほどやりました。

 懐かしかったです。Bookとか、そういう専門用語が。
一から勉強だ!という気持ちが強まりました。はっきり言って忘れてます。(笑)

 TVシリーズ1本と、劇場版1本に携わります。
劇場だなんて、期待と不安が入り混じりますね。ふふふ。
 職場には、地獄への落とし穴がいっぱい空いてました。
落ちないように、または落ちたときの対応策を考えておかなくては。

 まだ初日なので、雰囲気をつかむことも出来てません。
しかし、ここで力をつけて、プロデュースがわかる、できる男になります。

 素描は、今後は描きたいときに描きます。
長編が読みたいという奇特な方はコメントくだされば、お見せしますよ~

 ジャ~ニ~

おひさしぶリンパマッサージ

2011年06月07日 00時45分04秒 | Weblog

 どうもどうも。元気でやってます。お元気ですか?

 ばしこうはフリーダーバグ、いやフリーターなうです。
このネタわかる人は、流石にいないだろう。
 パチンコ屋とピザ屋で働いています。どちらもなかなか楽しく、厳しいです。

 早くキャラクターコンテンツ業界に戻りたいと面接結果を待っています。

 SBR、遅ればせながら買い、読みました。
なかなか一言じゃ言い表せない良さ。機会を見つけて再読します。

 素描の元ネタがPCから発掘されたので、ようやく日記を更新しました。
あと2、3発掘できたので、今度は三ヶ月なんて間をおかず、更新します。

~~~素描~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
タイトル『カチ≠カチ』

 朝のホーム。
けだるそうな俺たち。いつもどおりの出勤風景。

 缶コーヒーを飲みながら、電車を待つ。
到着の電子音が鳴り、機械的なアナウンスが流れる。

「1番線に電車が来んぞ!あぶねえから、白線の内側に下がりやがれ。糞ども」

 !?

 なんだ、今のは。

 自分の耳を疑い、周りを見ても驚いているのは俺だけ?

 なんて思う間もなく今度は目を疑った。

 先ほどまでミニスカートだった女子高生が、
とんでもなく長いスカートを平安貴族のように引きずっている。
スケバンなんて目じゃない。スカートをスマートな老紳士が二人、支えている。

 どうにかなりそうだったが、電車は普通に来た。
普通に。あー、普通。普通が一番。

 いつもどおり、文学に浸ることにする。
漱石の文庫本を開き、狭い車内の中、俺は明治の世界に入り込む。

「けがらわしい!」

 バシーン!と俺の漱石が叩き落された。
見れば、その犯人は男子高校生。わけがさっぱりわからない。

「なんてものを!大の大人が読むんですか!ここは電車内ですよ?
 文学だなんて、恥を知りなさい!」

 カチンときた。

「文学の何がわるい!お前に文学の何がわかる!?」

「そんなものわかりたくもありません!この変質者!」


~~~素描、了~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~