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宗男日記から

2009年07月09日 | Weblog
ムネオ日記
2009年7月9日(木)
 択捉島の今朝は強い風とそれに伴う高波で、艀(はしけ)が出せない。午前中内岡港で待機したが、10時半(日本時間12時半)、事務局と団長、副団長、顧問団で協議し、上陸を諦める決定をし、13時、内岡(なおか)港を出発。国後の古釜布に向かう。
 一日だけの択捉島だったが、昨日は好天で、直近の択捉島の様子を見ることが出来て良かった。特に外交的でないラズミシキン・クリル地区長にはっきりモノを言う機会があったことに満足する。
 内岡(なおか)はオホーツク海側に面し、天気に左右されやすいところだ。7日の国後、8日の択捉と、二日間の好天に感謝したい。
 国後も択捉も港整備は予定どおり進んでいるという。択捉の空港も工事が続けられており、世界経済が低迷する中でも、ロシア政府による「クリール諸島社会経済発展計画」に今のところ変化は見られない。
 商店に行っても、肉も野菜、果物、雑貨等、品物は豊富であった。日本の物で目についたのは、アサヒの缶ビールだった。これもウラジオストック経由で入ったものだという。
 港、空港の整備に日本の技術力を活用し、商品にしても日本の安心、安全な物を提供していくことが、日本に対する理解を深め、信頼関係を高めることになると考える。外務官僚の「不法占拠されているところに日本人が立ち入るべきではない」「四島での仕事に参入、参加することは認められない」という、冷戦時代の頭作りで事態が推移していくなら、もう日本の出番はなくなる。振り返ったら中国、韓国の企業が進出し、「日本の出る幕はありません」では、何も得られるものはない。
 北方四島は係争地域、未解決の地域であり、話し合いで解決することで日ロの最高首脳は合意している。外交は政府間の交渉でしっかりやり、それ以外の、例えば文化の面では、北方四島の先住民族であるアイヌ民族の歴史的位置づけを、経済面では、日ロの協力、連携を重層的に考え、進めていくことが大事ではないか。3年前の色丹、昨年の択捉、今回の国後、択捉を訪問しながら、つくづく思うものである。
 船が揺れるので、今日はこの辺でお許し戴きたい。
 明日、根室で14時から「フォーラム神保町 in根室 緊急集会」が根室商工会館で開催される。ジャーナリストの魚住昭さん、作家の宮崎学さん、元外務省主任分析官で大宅壮一賞作家の佐藤優さんが根室に来られてのフォーラムである。
 これだけのメンバーが根室に揃うのは滅多にないことである。私も参加して、北方領土の最新の情報をお伝えしたい。元島民の方々はじめ、関心のある方は是非とも足を運んで戴きたい。
 19時前にイタリア・ラクイラでの日ロ首脳会談で、北方領土問題については進展がなかったという電話連絡を受ける。麻生首相が今おかれている状況、あるいは3・5島論、北特法(北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律)の改正等、様々な出来事を考える時、当然の結果である。
 やはり、政権交代をして、過去の約束事に基づいて現実的解決を図るしかないと考える。
 今、国後島の爺爺(ちゃちゃ)岳が目に入る。かつて私が第一線で領土問題に取り組んでいた時、近くなった北方四島が、小泉政権以後、段々と離れていった。夕日に染まる爺爺(ちゃちゃ)岳を見ながら、政権交代により、何としても日本に引き戻す、近づけると決意を新たにするものである。



本日提出した質問主意書4件

№442 住居手当を受給している外務省在外職員の住居の実情等に関する質問主意書

№443 外務省におけるタクシー券の使用等に関する再質問主意書

№444 外務省在外職員に対して支給されている在勤手当に係る同省の国民に対する説明等に関する質問主意書

№445 米国核艦船の寄港を容認すべく非核三原則の修正を検討していたとする大河原良雄元駐米大使の証言に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

衆議院ホームページ

鈴 木 宗 男
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新党 大地 
鈴木宗男 オフィシャルページ 
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