宗男日記から

ムネオ日記
２００８年４月１２日（土）
　１１日政府与党は道路特定財源制度を廃止し、２００９年度から一般財源化することを決定する。　私はいつも民主主義は手続きと中身が大事であると言っているが、これだけ大きな決定を自民党は党内議論が十分したであろうか。政調会そして総務会決定をするのがこれまでのやり方でなかっただろうか。
　政府も閣議決定はどうしたのだろうか。なんとも急場しのぎの手法ではないか。これまでもふれてきたが、道路財源は目的税である。その目的税を廃止するというのならいったん国民にもどし廃止することが当然の手続きでないか。あっさりと一般財源化を認めるという判断はどう考えても拙速であり、税の基本からいっても正しいことではない。
　民主党が協議に応じ合意するのか。道路整備費財源等特例法改正案は２００８年度から１０年間の措置として道路特定財源制度を維持するときめたばかりで、一般財源化と相容れないものと考えるが、どの様に処理していくのかも明らかでない。国民も読者の皆さんも何が大事で国民生活をどう守ってくれるのかよくよく考えていただきたい。今後の与野党協議をまずは注意深く見つめて参りたい。
　８時半首相主催の「桜を見る会」に家内、関係者と一緒に新宿御苑に行く。天気に恵まれ、参会者がなにより喜ばれたであろう。約２時間会場にいたがその間、写真のリクエストが続き、満面の笑みで応じる。九州、四国、本州、北海道と全国からこられたお客さんに「鈴木さん、頑張って」と声をかけていただき有難い限りである。こうした声に私はしっかりこたえていきたい。国策捜査、検察の実態を国民に知らしめていきたい。
　１１時から元朝日新聞政治部長角倉五朗氏の告別式に参列。７２才早すぎる旅立ちである。３０数年前からご指導戴いたことが懐かしい。
　１５時羽田発で釧路に向かい１８時から釧路市でお世話になっている方のお嬢さんの結婚式、２０時半釧路管内弟子屈町川湯温泉に行き、根室市の後援会組織宗陽塾の定例会に出席。北方領土問題を中心に意見交換する。
鈴 木 宗 男