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宗男日記から

2008年03月12日 | Weblog
ムネオ日記
2008年3月12日(水)
 日本銀行総裁人事で与野党がぶつかっている。福田首相は「評判の良い人事だ」と昨日インタビューで述べているが、「評判の良い人事」だと思っている様では、「木を見て森を見ず」ではないか。
 武藤総裁候補は所信表明質疑の中で、「過去5年間日銀マンであり、財務省寄りだったことはない。副総裁を拝命して5年間、100%日銀の立場で物を考えてきた。5年間の言動を見てもらえれば分かって戴けると思う」と述べているが、財務省の事務次官を歴任したのはまぎれもない事実である。「財務省時代の経験も活かし、日銀での5年間を踏まえ、国民生活を守り、日本経済と世界経済の安定に寄与したい」と言うべきで、日銀の立場、日銀を守ると言う姿に、かつての骨太の武藤さんを知る者として、ちょっと自己保身、ポストに拘こだわっているのかなあという感じがした。
 副総裁候補になっている伊藤隆敏東大大学院教授は、経済財政諮問会議の委員で、政府側に立って新自由主義政策を進め、格差を拡げ、勝ち組・負け組の構図を作った一人である。また、昨日の所信表明では、「中央銀行の最大の責務は物価安定である。物価安定というのは中期的にインフレ率が低いけれどマイナスではなく、一定の範囲内で収まっているということだ」との持論を展開し、「インフレ目標」を示唆している。物価の安定は一義的に政治の責任である。何かしら自分中心の学者的発想で押し通そうとする姿勢に、首をかしげる人も多いのではないか。
 政治家は政策判断を間違えば選挙で落ちてしまう。官僚は政策判断で間違っても何も責任をとることはない。日銀も同様である。故竹下登元首相は、「解散と金利は嘘をついても良い」とよく話されていた。総理大臣と日銀総裁の権限、権力を意味する分かりやすい話であるが、それ故に日銀総裁は公明正大に選任されることが望ましい。
 与党幹部の「最初から反対はいかがなものか」とのコメントがあるが、それならば「最初から武藤ありき」はいかがなものかという話になる。どっちもどっちだ。
 参議院ではこの人事は否決された。明日は衆議院本会議が開かれるが、国会同意人事の重みを考える時、国民の代表として、国権の最高機関として、国会の果たすべき役割が問われている。大所高所に立って、与野党とも話を進めるべきである。

本日提出した質問主意書3件

№96 国会議員宿舎を巡る諸経費の国庫負担に関する再質問主意書

№97 外務省職員の長期欠勤に対する外務省の対応及び説明に関する第3回質問主意書

№98 1996年5月のビザなし交流に同行した外務省職員が暴行されたとされるやり取りの経緯に対する外務省の認識に関する再質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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新党 大地 
鈴木宗男 オフィシャルページ 
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