kouchanのブログ

日々の出来事、思うこと、パソコンや飛行機・鉄道・車に関することなどを投稿していきます。

佐藤栄佐久福島県知事の復権を

2016-09-04 17:59:00 | 日記

新潟県知事選の泉田知事の出馬取り消しで思い浮かぶのが福島県知事佐藤栄佐久さんである。あえて、元とは言わない。言いたくない。同じような名前の安倍首相の親族の栄作とは大違いの人物。

佐藤栄佐久知事が弟の会社の収賄容疑で逮捕された当時、なにも知らなかった私は自民党知事のやりそうなことと思った程度であった。

佐藤栄佐久知事の名前を次に見たのは「原発ホワイトアウト」である。この本であの収賄事件は原発マフィアに、はめられた事件だったと初めて知った。

佐藤栄佐久氏の著書「福島原発の真実」によると相次ぐ原発の事故隠しやプルサーマルの押し付けに対して、県民や国民を守るため佐藤栄佐久知事は政府や東京電力と堂々と渡り合った。政府と東京電力にとっては目の上のたんこぶであった。

東京地検が動きだした。と言うよりか動かした者たちがいる。佐藤栄佐久知事の弟の会社の土地取引に知事が関係し1億7千万円を受け取ったというのだ。身に覚えのない知事を逮捕し自白を強要。自白をでっち上げるために回りの人びとを片っ端から東京に引きずりだし締め上げた。自分を支えてくれた人が苦しめられることに耐えきれなくなった知事が虚偽の自白をしてしまった。この事件の決め手となった「賄賂の意図で土地を買った」という水谷建設会長の証言は、後に大阪地検で村木厚子氏を不当逮捕して郵便不正事件をでっち上げた前田恒彦が「こちらの都合の良いように証言すれば法人税違反に執行猶予をつけてやる」と取引してでっち上げたものであった。後に水谷建設会長はあれはでっち上げだったと明かしたが、その証言は認められず佐藤知事の有罪が最高裁で確定した。ふつうの収賄事件では賄賂の金額が追徴金になるのだが、この事件では0円。裁判所が収賄がなかったと認めているようなものだが有罪としたのはいかに裁判所が権力に弱いかを物語っている。

村木厚子氏に対するでっち上げ事件で地検特捜部が目的のためには平気で無実の人を犯罪者にするという事実が明らかになった今、佐藤栄佐久知事の名誉回復をはかるべきである。

佐藤知事が逮捕された後、待ってましたばかりに自民党県議らは辞任要求を突き付け辞任に追い込んだ。その後、自民党は森雅子を候補に立てたが内部分裂が起こり民主党の佐藤雄平が当選するも腰砕けで、政府と東京電力の思い通りになっていった。

そして今、新潟県泉田知事に何が起きているのか?新潟日報による嫌がらせ以外にも何かが起きているのかも知れない。二度と佐藤栄佐久知事のようなことを許してはいけない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿