銀行危機は世界金融危機か？

このところの銀行破綻は、世界金融危機にまでいくのでしょうか？
先々週末のSVBなどアメリカ２銀行の破綻、先週にはスイスの２大銀行の一つクレディスイスが破綻しました。
アメリカの２行については。政府が素早く全額預金保護を決めました。
今までの銀行保護からは逸脱したやり方です。
クレディスイス銀行は、スイス国立銀行が当面の資金提供をして、スイス最大手のUBSが買収（吸収合併）することのようです。
今は、ドイツ銀行の株急落が話題となっています。

いずれも取り付け騒ぎから株急落へと進んだようです。
これらの出来事はどちらが先とははっきりと言えないと思いますが。
SVBについては、ネット取引での預金引き出しが急増した結果だそうです。

先週始めからその関連のニュースや解説などをじっくりと読み込んだ（聞き込んだ）のです。
破綻の連鎖は続くのか？
日本への波及は有るのか？

今のところの私の考え方です。
この銀行破綻は、この後数年に渡り次々と連鎖していく可能性が高い。
世界金融破綻の始まりの可能性が相当有る。
アメリカとEUが発端となって世界に広がる。
先進諸国がおかしくなると、経済の弱い諸国の破綻が増えてくる。
日本の銀行には、この影響は一番遅くに来る。
日本の銀行は、危ない金融商品をあまり扱っていないから。
でも、国際的なつながりを重視している銀行ほど影響を受ける。
一応日本には、１千万円までの預金保護が有る（どこまで対応出来るかは未知数）。
しかし、世界が金融システムを変更していく中で、日本だけ変わらないではいられない。

現在の金融システム破綻の後は？
多分各国中央銀行のデジタル通貨発行でしょう。
金本位制への戻りも有るかもしれない。

では、対策は？？　　
今のところ解ってはいません、勉強します。
はっきりしているのは、全てのグローバル路線の破綻と同義だということのようです。