iPadが日本でもやっと発売されたが、iPad登場の影響なのかわからないが、それに合わせるように、低価格なモバイル通信サービスが登場してきた。
NTTドコモは、iPad用マイクロSIMを提供する意欲を示していたが、実際はソフトバンクのSIMロック機のみの発売となったためマイクロSIMの提供を断念することになった。しかしFOMAを使った定額データプラン向けの新しいキャンペーンを発表した。これは、新規ユーザーに対して、月額最大料金を1年間(契約月を入れて最大13カ月)1575円割り引くというもの。これにより、FOMAの定額データプランを使った場合の最大利用料金が月額で4410円(バリュープランの場合、税込み)にまで下がる。4410円はiPhone向けデータ通信プランと全く同じである(iPad向の1500円引きの専用プランには及ばないが)。しかし、このプランで6月末にNTT東日本がレンタルする「光ポータブル」を利用すればPCやiPad,iPhone,iPodtouch,ニンテンドーDSなどのゲーム機など、WiFi通信が利用できる機器からネット接続が可能(複数の機器から同時でも可)となる、それが月4410円で高品質なドコモのネットワークが使い放題なのだから嬉しい。
NTTドコモに対抗して「Pocket WiFi」でモバイルWiFiルーター市場で先行してきたイー・モバイルもすぐに対抗策を発表。8月31日までの間に契約した新規ユーザーに対して、1年間(契約月を入れて最大13カ月)月額1000円を割り引くというキャンペーンを実施すると発表。これにより、月額3980円(下り最大7.2Mbpsのデータプランの場合)でイー・モバイルのモバイル通信サービスが利用できるようになる。
日本通信も「b-mobile WiFi」というモバイルWiFiルーターを発表しているが、「b-obileSIM U300」というデータプラン利用料金は月3000円弱(1カ月が2980円、6カ月が1万4900円、1年が2万9800円)で利用できる。ただし最大通信速度は300kbpsに制限されてしまう。
このように、各社からモバイルWiFiルーターを使うサービスが充実してきた。料金だけを比較すると、
日本通信<イー・モバイル<ドコモ となるが、回線品質を比較すると
ドコモ>イー・モバイル>日本通信 となる、どちらを使うかは料金と品質、サービス等のバランスをどう考慮するかで決まるだろう(もちろんかなり悩むところである)。ともかく利用料が下がるのならiPad効果は歓迎すべきことである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます