ドコモ、僅かながら復調？11月の携帯電話契約数

　TCA（電気通信事業者協会）が発表した2013年11月の携帯電話契約数によると、ドコモが9万3400件の純増を記録した。　ソフトバンクモバイルが23万7100件、KDDIは19万200件の純増なので、ドコモの純増数はまだまだといったところだ。

　しかし、9月に過去最大の純減（-66,800件）を記録した後、9月にiPhoneの販売を開始後の10月には37,100件、今回の11月で93,400件の純増ということで、確実に改善されてきている。
　
　MNP（携帯電話番号ポータビリティ）の利用件数は、auが5万6800件、ソフトバンクモバイルが1万2300件のプラス（転入超過）になり、ドコモが6万8600件のマイナス（転出超過）を記録した。KDDIは26カ月連続でのMNPシェア1位を記録した。
　
【3事業者のMNP】
事業者 　　　   11月　    10月      　　9月       　8月　　      7月       　　 6月
NTTドコモ     -68,600    -93,100   -133,100  -145,000   -112,400   -146,900
KDDI　　　　 　56,800     83,900    110,800　　 87,700　　70,100     85,300
ソフトバンク    12,300       8,200    　22,300     56,700    40,600      59,900

　ドコモは、まだまだ転出が多い。それでも2ヶ月連続で10万件を切るなど（それまで毎月10万件以上のポートアウトだった）状況は徐々に改善しており前年同時期と比べて約1/3の規模にまで転出超過数は縮小した。このまま改善が続き転入が多くなることがあるんでしょうか？