身につけて使うウエアラブル情報端末の一つであるスマートウォッチ、このところ開発競争が激化してきた。韓国のサムスン電子は4日、自社製スマートフォンと連動する腕時計型端末「GALAXY Gear」を発表。同日、米半導体大手クアルコムも同様な端末「Qualcomm Toq」の発売を発表した。先行するソニーが今秋、3代目となる最新モデルを発売するほか、米アップルも開発を急いでいる。
Samsung Electronicsが発表したのが「GALAXY Gear」。4日に発表した新端末「GALAXY Note 3」「GALAXY Note 10.1」と連携して使用する腕時計型デバイスだが、アップデートにより「GALAXY SIII/S4/Note II」でも利用可能になるとされる。
「GALAXY Note 3」「GALAXY Note 10.1」とBluetoothで連携。電話の着信やメールの受信を腕に知らせたりといったことができる。電話は、単に通知されるだけでなく、応答も可能。スピーカーとマイクも搭載されているため、手首を耳に近づければそのまま会話も行える。
800MHzのシングルコアCPU、ジャイロセンサーなどを搭載している。バンド部分には190万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用したカメラを搭載している。画面を上から下になぞると起動し、撮影をスムーズに行える。撮った写真はGALAXY Gear上に保存されるが、スマートフォン側に転送できる。設定によっては自動転送にしておくこともできる。サイズは56.6×36.8×11.1mm。バッテリーは315mAhで、25時間駆動し、1日以上充電しないでも電池が持つらしい。
クアルコムが発表したのが、スマートウォッチ「Qualcomm Toq」(クアルコム トーク)。2013年第4四半期に米国で発売される予定で、価格は発売前に改めて発表される。米国以外で販売されるかどうか、現時点では明らかにされていない。
「GALAXY Gear」と同様スマートフォンと連携し、「Qualcomm Toq」の本体で、スマートフォンへの着信やメッセージ、スケジュールといった通知を確認できる。
反射型で低消費電力な駆動が可能なMirasolディスプレイを搭載し、カラー表示、タッチ操作が可能。また、充電器の上に置くだけで充電できるワイヤレス給電技術「WiPower」に対応する。Android 4.0.3以上のスマートフォンと接続でき、接続しながら数日間の使用が可能という、長時間のバッテリー寿命を実現する。
反射型で低消費電力な駆動が可能なMirasolディスプレイを搭載し、カラー表示、タッチ操作が可能。また、充電器の上に置くだけで充電できるワイヤレス給電技術「WiPower」に対応する。Android 4.0.3以上のスマートフォンと接続でき、接続しながら数日間の使用が可能という、長時間のバッテリー寿命を実現する。
スマートウォッチで先行」するソニーからは(2007年に1代目発売)、3代目となる「SmartWatch 2 SW2」が既に発表されている。普通の時計として使えるほか、NFCやBluetoothを使ってAndroid端末とつながり、さまざまな機能が利用できる。
Androidスマートフォンと連携することで、電話がかかってきた場合の着信やメール(SMS/MMS)、Facebook、Twitterなどの通知が受け取れる。 母体となる端末はソニー製品以外にも対応するが、現在のところAndroid端末のみの対応となる。
スマートウォッチからリモートで写真を撮ったり、 リモートでプレゼンテーションをコントロールしたり、Androidで再生している音楽プレイヤーのトラックやボリューム調整が行えるという。
今回の製品では、新たにIPX5/7の防水・防塵対応となったほか、タッチパネルディスプレイも1.6インチ(220x176ドット)に拡大した。
本体はアルミとステンレス製のバンドで構成され、 サイズは41.6x41.1x9mm、本体重量は23.5グラム(シリコンストラップ込みで48.4グラム、メタルストラップ込みで122.5グラム)、
通常利用で3~4日間駆動(節約して5~6日)する。
やはり、使い勝手、防水・防塵対応や電池の持ちなど、ソニーの「SmartWatch 2 SW2」に一日の長があるようだ。 9月10日に発表されるというAppleの「iWatch」がどんなものになるのやら?楽しみですね。
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