Apple は、電子教科書「iBooks テキストブック」のサービスを日本でも開始すると発表した。
iBooks テキストブックは、iPad で読む電子教科書のシリーズで、2012年に米国で開始し、今回、日本を含む51か国に拡大した。電子書籍管理アプリケーション「iBooks」からタイトルごとに有料または無料でダウンロードして利用する。米国のハイスクールの基本課程などについては、iBooksテキストブックがすでに100%カバーしているという。
教科書を開いて、画面に指で触れると挿絵や写真、図形が動き出す。人体の3D モデルをぐるぐると回転させたり、海を泳ぎ回る美しい熱帯魚を撮影したギャラリーをフリック操作で次々閲覧したり、感覚的な操作を通じて必要な知識を学べる。メモの記入なども簡単に行える。学校に iPad を1台持っていくだけなら、生徒のカバンが重くなることもなく、その内容は常に最新に保てる。iPad を持っていってもいい学校があればの話しだが。
このほか、教育者が「iTunes U」の講義の作成、生徒への配布、一般向け公開・共有が行えるツール「iTunes U Course Manager」についても、ロシア、タイ、マレーシアなどの国で新たに提供開始すると発表した。「iPadのために用意された素晴らしいコンテンツとツールを使って、教師の方々にこれまでになかった学習体験を作り出せる新しい方法を提供する」としている。
そう遠くない未来。子どもにとっては鉛筆やノート、紙の教科書より、 iPad をはじめとするタブレットが身近な文具になるかもしれない。
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