サムスン、「GALAXY S IV」をNewYorkで発表

  　サムスン電子は「GALAXY S」シリーズの最新モデルとなる「GALAXY S IV」を、現地時間14日ニューヨークで開催された発表会で発表された。

　気になるスペックだが、ディスプレイサイズは5インチ（4.99インチ）、フルHD Super AMOLEDディスプレイで、画素密度は441ppi。下り最大100MbpsのLTE対応。内蔵ストレージは16GB/32GB/64GBの3タイプで、外部メモリは64GバイトのmicroSDXCを利用可能。RAMは2GB、。CPUは1.9GHz駆動のクアッドコアか、1.6GHz駆動のオクタ（8）コアの2種類を用意。市場によってどちらかが採用される。

　通信機能は、下り最大42MbpsのHSPA＋（850／900／1900／2100MHz）と、下り最大100MbpsのLTEをサポート。LTEはCategory 3までの対応となっている。

　ディスプレイはiPhone5に搭載されているApple自慢のRetinaディスプレイの画素密度が326ppiなので、かなり高精細だ（ちなみにXperia Zは443ppi)。

　メインカメラは1300万画素、バッテリーは2,600mAhの大容量を搭載する。本体サイズは136.6×69.8×7.9mm、重量は130gとスリムで軽量であることも強調された。OSはAndroid 4.2.2を採用している。

　その他、新機能として撮影者も写真に写ることができる「DUAL CAMERA」機能、音声翻訳機能、MWC 2013でも発表されていたBYODを想定したセキュリティシステム「Samsung Knox」、複数の「GALAXY S IV」間で同時に楽曲を再生する「GROUP PLAY」、タッチせずに端末を操作できる「Air Gesture」などさまざまな機能が紹介されたが、詳細はこれから明らかになるだろう。

　「GALAXY S IV」はハードウェアも素晴らしいが、革新的なソフトウエア機能が非常に素晴らしい。iPhoneにはない機能がたくさん搭載されており、（iPhone5に）十分対抗できる。大きめの画面を好む人はiPhoneよりも良い機種だと考えるだろう。

　発売時期について、発表会では具体的な時期について言及されなかったが、4月末といわれており、AppleがiPhone5Sの発売を前倒して7月頃にしたのもうなずける。しかし次期iPhoneの5SがGALAXY S IVを上回るのはかなり難しそうだ。