私立中高一貫校 先輩の進学先が京都薬科大が多い理由 国立大学 辞退 参考用

先日、進路のしおりを見ていたら、合格者と進学先の違いに気が付きました。
※学生は、3―4校受験するので、当たり前ですが…
我が子の通学する私立中高一貫校は、医歯薬獣学部進学が多く、
合格する大学が多いのは、なんといっても薬学部です。
これは、恐らく、推測の範疇から脱することはできませんが、
医学・歯学を国公立受験し、滑り止めで、薬学部を受験しているからだと思います。

一般的にみると、学費の安さから国公立に合格すると、進学するイメージがありますが、
ある先輩は、偏差値60以上の国立大学薬学部合格したにも関わらず、辞退。
この合格体験記は、親にとって、非常に衝撃的でした。
辞退の理由は、彼女は、ずっと学費の安い国立大志向でした。
先生から、「万一に備えて滑り止めを受けておきなさい」と言われ、
関西3大薬学部（京都薬科・神戸薬科・大阪医科薬科※旧大阪薬科）を受験し、
すべて合格していました。
ちなみに、この時点で、合格手続きをしたのは、京都薬科のみです。
国立合格後、入学手続き前に、留年率・退学率・担任制・アクセス・就職率をすべて見ると、
「国立よりも、京都薬科のほうがいいかも」
と、むくむく違う考えになったそうです。
京都薬科は、なぜか卒業生が多く進学しています。
それもあり、先生を通じて、OBと連絡し、実際話を聞きました。
そして、進学を決意。
親も先生もかなり慌てたらしいです。

彼女の進学の決め手は、やはり薬剤師国家試験合格率。
全国で10番以内に入り、合格率も9割超えています。
就職先が、私立に珍しく、企業、要するに医薬メーカーがあること。
実は、この大学は、パイプを持っている。
歴史が古いので、メーカーの重役に先輩たちが就任し、
引きがあると、先輩たちから聞いたようです。
合格しても、就職先がないとね。
彼女は、薬剤師にあることは決めていても、就職先はどこがいいとは決めていませんでした。
また、学生の街京都なので、この時期でも、賄付きのマンションの空きがあったことも大きかったようです。

ちなみに、薬学は、理系なので、勉強は滅茶苦茶厳しいです。
朝9時から18時半まで、実習があれば、帰宅できません。
留年する学生もいます。
でも、それだけ勉強に打ち込める環境があると言うことでもあります。

恐らく保護者が、経済的に余裕があったのでしょう。
彼女は進学しました。
今は、勉強に打ち込んでいるようです。

医学部もそうですが、薬学部も留年率は高い学部です。
これは、一定レベルに達していないと、進級させない方針の大学がほとんどです。
国家試験合格してなんぼの世界ですから、当たり前となっています。
ですから、6年遊び倒したと言う学生は、かなりまれだと思います。

私としては、もちろん国公立に進学してほしいですが、
同時に、我が子が精神的に負担に思うような大学には行ってほしくない。
大変だけど、のびのび勉強できる環境の大学に進学してほしいと願っています。