こまったちゃん。のきまぐれ感想記

本・映画・お芝居等の感想をミーハー目線で、その他あれこれ書き散らかしています。

試写会「スタンドアップ」

2006-01-11 | MOVIE(AMERICA)
試写会「スタンドアップ」開映18:30@一ツ橋ホール

「スタンドアップ」 NORTH COUNTRY 2005年 アメリカ
配給:ワーナーブラザーズ
監督:ニキ・カーロ
製作:ナナ・グリーンウォルド、ジェフ・スコール、ニック・ウェクスラー、
   ヴァレリー・フリューガー
製作総指揮:ヘレン・バック・バートレット、ダグ・クレイボーン
原作:クララ・ビンガム、ローラ・リーディ・ガンスラー
脚本:マイケル・サイツマン
撮影:クリス・メンゲス
編集:デヴィッド・コウルソン
美術:リチャード・フーヴァー
配役:マリ・フィン
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、
   ショーン・ビーン、ウディ・ハレルソン、ジェレミー・レナー、
   リチャード・ジェンキンス、シシー・スペイセク、エル・ピーターソン、
   トーマス・カーティス、ジェームズ・カダー、ラスティ・シュウィマー、
   ミシェル・モナハン、ザンダー・バークレイ
上映時間:2時間4分 


セクハラ裁判ものと聞いていたので、「告発の行方」みたいにもっと裁判でのバトルが中心だと思っていたんですが、違いました。
旦那のDVから逃れるために子供を連れて実家に帰ってきた母親が、自立するために同級生の勧めもあって炭鉱で働き始め、その職場でひどいセクハラにあい、裁判を起こすまでのプロセスが主として描かれていました。
炭鉱で働く女性は多かれ少なかれ全員がひどいセクハラにあっていました。
女性に職を奪われたと感じている男性たちの嫌がらせは、だんだんとエスカレートして信じられないようなことが数々起こります。
一度ならずあまりのひどさに言葉を失いました。

そんな中、救いだったのはショーン・ビーン演じる同僚の夫。
不幸に見舞われる妻を(きっと)最後まで静かに愛する姿勢に心を打たれました。
しかし、もったいないほどのチョイ役。

炭鉱に働く男として娘に批判的だった父、その父の言いなりの母。
一転、親は親だなと思わせた終盤のそれぞれの会話が泣けます。そしてさらに、シャーリーズ・セロンの何かが乗り移ったかのような演技に知らず知らず涙が頬を次々に伝っていました。
終盤はハンカチが必要になる人が多いと思います。お忘れなく(*^^)v
場内が明るくなって帰ろうかとしたら、前方の男性が盛大に鼻をチーーン!!
どうやら号泣していたみたいです。
男性でも、そこまで感じてくれる人がいるのは、とても嬉しいことだと感じました。

男性にこそ観て欲しい作品です。
もちろん女性も(とくに働く女性必見!です)

シャーリーズ・セロンはまたオスカーにノミネートでしょうか。
秒読みと言われてから久しいスチュワート・タウンゼントとの結婚ですが、どうなってるんでしょうかねぇ。
キャリアに差がついてしまったのがつらいところなんでしょうか。
彼にも彼女に負けずに頑張って欲しいものです。
また耽美系の役を演ってほしいなー。


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