「スハマソウ」
3月29日(水)晴れ時々曇り
ここのところ毎年恒例になっちゃいました「鍋足山」トレッキング、今年も春を探しにやってきました。
しばらくぶりの山歩きなんで靴やらザックなどの準備で時間を取られ自宅出発が9時過ぎに、登山口出発が10時過ぎとなってしまいました。
「笹原登山口」
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一つ目の春
人気の鍋足山なんですが今日は平日、そんなに人は入っていないはずです。天気もいいし慌てずにゆっくりマイペースで登ろうと思います。
まず入り口で迎えてくれたのは「ミツマタの花」です。
今日咲き始めたって感じで、色もまだ白っぽく花も丸くなっていませんね。
「ミツマタの花」-1
まぁ当たり前って言えば当たり前なんですけど、名前の由来どおりどこを取っても本当に枝が3つに分岐しています。
「ミツマタの花」-2
二つ目の春
久しぶりの山、小一時間登ると足がいっぱいいっぱいに相変わらずの軟弱ぶりです。木の根っこのところにザックを下ろし休憩、水分補給です。
休憩も終わりザックを担ごうとして足元を見ると、そこに「春蘭の花」が、こちらも咲き始めたばかりですね。
「春蘭の花」-1
ふかふかの落ち葉のベッドから起き出したばかりのようです。
鍋足山の春蘭、どうやらこれからのようですね。
「春蘭の花」-2
三つ目の春
尾根筋を登りつめふと目線をあげると輝くような黄色が目に飛び込んできました。
「檀香梅(ダンコウバイ)」のまさにブリリアントイエローの花、右も左も、ここ一面ダンコウバイが林を形成しています。
「檀香梅(ダンコウバイ)の花」-1
咲き始めてから時間が経つと色が褪せてしまうんですが、どうやら4~5日前に咲き始めたって感じですね、綺麗です。
「檀香梅(ダンコウバイ)の花」-2
ついつい何枚も写真を撮ってしまいます、キリがないんですが。
「檀香梅(ダンコウバイ)の花」-3
夢中になって斜面を降りて花のすぐそばまで近づいて。
「檀香梅(ダンコウバイ)の花」-4
四つ目の春
そして昼少し前今日のお目当ての場所に到着しました。でも何か様子が、谷間の方を見やると白っぽいものが、アチャー「雪」ですね、2~3日前に降った残雪ですね。
「残雪」-1
ほとんど融けて登山道には見当たらないんですが、谷間に少し残っていました、足元の日陰にも。
「残雪」-2
ふとお目当ての場所を遠目に見やると見当たりませんね、咲いてない感じですね「スハマソウ」、残念。
でも念のため少し先の方に足を進めると、、、、、、、
あ、あ、あ、あ、あ、ありましたぁ!!!
「スハマソウ」-1
落ち葉の間からひょっこり小さな顔を出していました。
まだ、数か所って感じですが、私にはこれで十分です。
「スハマソウ」-2
今年も「鍋足山の妖精」に出会えました、ちょっぴり感激です。
「スハマソウ」-3
先日の雪の時はどうしていたんでしょうか気になってしまいますが、「スハマソウ」は雪割草の一種なんできっと大丈夫だったんでしょう。
「スハマソウ」-4
「スハマソウ」を眺めながら食べるおにぎりは最高です。風の葉音、鳥のさえずりをBGMにゆったりとした時間が流れます。
しばし自分が自然の中に取り込まれてしまったような気がします。
「スハマソウ」-5
五つ目の春
ここにいると鍋足山の一部に取り込まれてしまいそうな感じがしますんでそろそろ下りることにします。
登ってきた尾根道を下っていると谷筋でコソコソ、カサカサと何か動き回っている音がします。
スワッ、いのしし???かなと思って身構えると、ザックを背負った可愛いイノシシさんが落ち葉をかき分け谷を登って来ましたぁ。
「Aさん」
どうやら私と一緒で「鍋足山の春」を探しに来たようです。私と違うのはすごい健脚で道なき道、いろいろなバリエーションルートを歩かれているみたいです。
今日もイワウチワやらスハマソウを見てきたそうで、これから下山ということで一緒に下りることにしました。
お話を伺っていると私なんかより全然鍋足山に詳しくてビックリ、どうやら彼女も「鍋足山」に魅了されてしまった一人のようです。
この時期の花の話をしていると近くに「猩々袴(ショウジョウバカマ)」の群生地があるそうで、連れて行った頂くことにしました。
「猩々袴(ショウジョウバカマ)」-1
笹原登山口から五分ぐらい行ったところに「群生地」はありました。開花しているのはポツリポツリって感じですが春を感じるには十分です。
「猩々袴(ショウジョウバカマ)」-2
斜面全体がショウジョウバカマの群落になっていて、咲きそろったらスゴイでしょうね、狸が斜面にいっぱい?
「猩々袴(ショウジョウバカマ)」-3
14時ごろ下山、「鍋足山の春」昨年あたりと比べるとまだ1週間ぐらい早いですね。「早春」って言葉がぴったりの感じでしたがいい感じでした。
花の開花状況からすると4月に入ってからも十分楽しめそうです。
(ひとつ気になったのはこの時期いつもは落ち葉に覆われている登山道の土がはっきりと見えていました、団体さんが登った踏み跡みたいでちょっぴり心配。それとAさんいろいろ教えて頂きありがとうございました、またどこかで会いましたら宜しく)
次回に続く。
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