「おしっこしたくなって漏らしちゃう不安があるから、エレベーターを使わず階段で帰るの」
小1の娘はしょんぼり言った。
最近娘は階段をのぼって自宅まで帰ってくる。
我が家急な坂の上にあるマンションで、さらにそこそこ高層階に住んでるので、
どうしてそんな大変な思いをして、階段で帰ってくるのかと質問すると、不安そうに言った。
確かに小学校に入って一度エレベーターでお漏らししたこともあるが、それは随分前の話。
12月になって急に不安になってきたと言う。
感受性の強い子だから、そんなこともあるかと思い、
「ま、不安があるうちは階段で帰ってきたらいいんじゃない。」
と気分を変えるように言った後、気分が穏やかになるアロマと
フラワーエッセンス(お花のエネルギーを取った代替医療の一つ)がブレンドされた
スプレーを彼女に振りかけて
「このスプレーが無くなる頃にはまた、普通にエレベーター乗れるようになるよ。」
というと、娘はパッと嬉しそうな顔をして
「ほんと!大丈夫になるの?!」
と言った。
エレベーターが不安というのは何かごくささいなことがきっかけで怖くなったんだと思う。
その証拠に朝の登校時には普通にのっている。
でも、強引におしっこの不安感を否定すると逆に娘は辛くなる。
スプレーには確かにメンタルを安定させる効果のようなものがあるが、
それ以上にプラスの暗示をかけて気持ちを楽にしておけば、
また忘れてしまう時があると私は思っている。
娘がちゃんと言葉でその不安を伝えられたのは良かったと思うし、
私としてはその不安はきちんと受け止めてあげたい。
子どもってやっぱり面白いな~と思うが、大人にもふとよぎった不安にとらわれて
身動きとれなくなる(これが神経症等につながる)ケースもあるので、
人ってゆらぎやすい頼りないものに心や感情というものに振り回されつつ、
それとうまく付き合いながら、生きていくことになるんだなあとしみじみ思ったりした。
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growing & healing room ♪kanonn ~ カノン ~
「自分らしく輝いて生きるために」
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