心の学問塾 誠心館 秋田塾のブログ

「日の本の 国に生まれし 誉れをば 散るとも残す 志花」
日本人としての心を取り戻しましょう!

温故知新 その1

2011-12-29 | 日記

「温故知新」

 

有名な四文字熟語でありますが、日本は何か困難に直面した時に、時の指導者達は必ず歴史を振り返る作業をしていました。

 

しかし、今の指導者はどうなのでしょうか。

利権や自らの延命のみを考え、人生を覚悟して国を良くしようとする政治家はいません。

内閣総理大臣に至ってはもうあきれて何も言うことはありません。

 

指導者が不在となっている今、日本全国に散らばる田舎の紳士達(カントリー・ジェントルマン)が、将来の日本に向けて活動をしています。今は表に出てきませんが何れ何かしらの形で表に出てきて大きな影響力を発揮する時が来るものと期待をしています。

 

私の周辺にはこのように将来の日本を考えて行動をしている人達がいます。

 

田舎の紳士達に共通している物があります。

歴史を学び、今を学び、世界を学び、その観点からその地域を見つめ、地域に何を落とし込んで実践して行くかという事です。

特に歴史を学ぶという事は様々な点で役立ってきます。歴史と言っても様々な分野があります。

教科書で学ぶような歴史もあれば、農業や漁業の実践的な歴史もあります。商業の歴史や経済の歴史、行政の歴史もあります。中には動物の習性等も学びます。

 

重要なのは仕組みを知り、歴史を知る事です。歴史には様々な実践があります。

 

これが「誠」です。

 

「誠」を掴み方法や手段を選択する事になります。

 

歴史というものは人類の財産であります。それを生かすも殺すも人次第です。

 

 

近代の歴史を学び実践しただけでこのような結果となるのですが、我が誠心館が取り組む「温故知新」はもっと古い時代まで遡って行きます。

 

次回の「温故知新」ではその続きを書きたいと思います。


シリーズ「告日本國」21 【フランスの詩人 ポールリシャール著書】

2011-12-26 | 日本

『告日本國』この書籍は世界の状況と日本の伝統・文化を冷静に分析し、日本が取るべき方向性を示していると言っても過言ではありません。

その原文が入手できましたのでシリーズでアップしております。

現代文に訳してみましたが、専門家が行ったのではないのでその訳が不適切であるかも知れませんので、ご了承下さい。



【原文】
 然れども精神の結合なくんば断じて真実にして恒久なる統一なし。単に利己主義を抑圧するに止まらば、尚ほ未だ足らざるなり。之を繋ぐは之を統一する所以に非ず。萬国を繋ぐの絆は更に強き愛着の其の間に存するなくんば直ちに断絶すべし。これ実に天意が諸々の帝国を建設し、更にまた之を破滅し去る所以なり。其の統一が協力に非ずして服従となる時、其の結合が覇絆となる時、隷属の民の発達に資せずして之を阻止するに至る時、天意即ち諸国統一の絆を寸断す。然る時に天意は自由を弘布せんが為に力の発展を犠牲にす。天意は現に見るが如く叛逆の独立、放恣なる自治を圧服し、同時にまた現に見るが如く多年圧迫せられたる民族を其の奴隷の境遇より解放せんとす。天意今や覊軛を断ち、諸国の間に横はれる墻壁を毀ち、一を抑へ他を放ち、而して一切を完成して至心より出でたる一致団結に向はしめんとす。此の一致団結のみ、能く四海一家の実を挙げ得べし。天意は一日も息むことなく、或は平和の間に或は剣戟の間に、自由にして唯一なる、生命あり且つ神聖なる、四海一體の大業に従ひつゝあり。

 如是至高観念の奉仕者たるを自覚せる日本よ。天来の国是を奉ぜよ、天為し給ふ如く、自由を与へ且つ統一せよ。自由を亜細亜に与へ且之を統一せよ。亜細亜は汝の天地なり、亜細亜は汝が活動の地なり、而して已むことを得ずんば戦闘の地なり。汝能く之を知れ。



【現代訳】
 されど精神の結合がなくては断固として真実としての永遠の統一はありません。単に利己主義を無理やり押さえつけることに止まれば、なおまだ足りません。これをつなぐのはこれを統一する理由ではありません。あらゆる国をつなぐ絆は更に強い愛着の間に存在するのでなければ直ちに断絶すべきです。これ実に天の意思がもろもろの帝国を建設し、更にまたこれを滅ぼし去る理由です。その統一が協力的でなく服従となる時、その結合がつなぎとめるだけのものとなる時、他の支配を受けて言いなりになる民の発達を助けないでこれを阻止してしまう時、天の意思すなわち諸国統一の絆をずたずたに切って仕舞います。そのような時に天の意思は自由を世間に広める為に力の発展を犠牲にします。天の意思は実際に見えるように権威・権力などにさからうことの独立、わがままでだらしのない自治を圧迫し、同時にまた実際に見えるように長い年月圧迫させられた民族をぞの奴隷の境遇から解放しようとします。天の意思は今や束縛を断ち、諸国の間に横たわる障壁を壊し、一つを抑え他へ放ち、そして全てを完成してまごころから出た一致団結に向かわせようとします。この一致団結のみ、よく世の中の人々を一つの家族のように見ることの現実を挙げ得ることができるのです。天の意思は一日も息をつめて腹に力を入れることなく、わるいは平和の間にあるいは刀剣による戦いの間に、自由でただ一つの、生命ありかつ神聖な、世の中一体の大業に従いつつあります。

 このように最高の考えにつかえることを自覚している日本よ。天から恵まれた国是を奉じなさい、天が為し与えるように、自由を与えかつ統一せよ。自由をアジアに与え統一せよ。アジアはあなた方の天地であり、アジアはあなた方の活動の地であり、そしてやもえなけえば戦闘の地となるのです。あなた方はよくこれを知って欲しい。



【解説】
 これまで多くのヨーロッパ諸国、アメリカ、ソ連などは他国を隷属させ、圧迫してきました。そこには異文化に違いによる差があるにもかかわらず、強制的に支配をしてきました。果たして日本がそれをしていないかというとそうでもないかもしれません。独立を助け、その国と国民を尊重し、人心の向上に努めることを目的としていれば、例え武力で負けたとしても、その心は引き継がれていくのではないでしょうか?

 明治に来日したトルコの施設が帰国途中に難破して大勢の方が亡くなり、その縁で日本とトルコが仲良くなり、それは今でも続いていることを時折テレビで放映しております。トルコでは日本の素晴らしさを教育で教えているそうです。

 お隣の半分狂っている言語を使っている「反日教育」をしている国とは大違いです。

 また、スウェーデン国王は時折来日されますが、遠い国のスウェーデンが独立できた事由に日本が大きく関わっていることは、あまり知られておりません。本来であれば「明石大佐」が成したことを日本の教育でも教えることが大切に思います。

 日本は確かに大東亜戦争で悲惨な状況になりました。しかし、その心まで失いかけている今の方が大東亜戦争で終戦を迎えたよりも悲惨な状況かもしれんせん。

 リシャールが言っている「日本が奉じている国是」とは一体なんでしょうか?

それを私たちが知る必要があると思います。

国是…国全体が是(ぜ)と認めた政治上の方針。一国の確定した施政方針。


自衛隊 「先憂後楽」

2011-12-26 | 時事問題

昨日のTBSで報道の日という番組がありました。

そこで、東日本大震災で被災地支えた自衛隊の活動が紹介されておりました。

バカな人がその活動を否定しておりますが、人身救助や復興に尽力された事実は事実です。

今回の活動の指揮をとった陸上自衛隊幕僚長がその行動指針を示した


「先憂後楽」


報道されておりました。


先憂後楽…常に民に先立って国のことを心配し、民が楽しんだ後に自分が楽しむこと。北宋の忠臣范仲淹はんちゅうえんが為政者の心得を述べた言葉。転じて、先に苦労・苦難を体験した者は、後に安楽になれるということ。▽「憂」は心配すること。(Goo辞書より)


日本の自衛隊のトップが中国の政治家の故事を引用しております。どれだけ中国に敬意を払っているのでしょうか?

そんな中国は、自国の尊敬すべき歴史上の人物を棚に上げ、ことあると「反日・反日」と叫びます。

いい加減にしろ中国!

ケネディー大統領が「日本人で尊敬する人は」と問われ「上杉鷹山」と答えられ日本の経営者や人の上に立たれる方は「上杉鷹山」がどのような人物か学ぼうとしました。

これが日本人と中国人の大きな違いかもしれません。


またこのようなことを政治家も学ぶべきだと思います。外交でしてやられているのが現状。マスコミも同じ。

官僚も「先憂後楽」を!

官僚も同じ国家公務員。

まじめに仕事をされている方もおられますが、私利私欲で動いている官僚も多くいる。

先ほどの福井県の税金詐取も同じ。

大きな組織なので、自衛隊全員がすべてまっとうとは言いませんが汗水出して働かれた自衛隊員や消防・警察のみなさんのご尽力には頭が下がります。

トップの姿勢でその組織がどう動くのか。そんな当たり前のことを教えてくれた報道でした。

野田総理

残念ながら今のかじ取りは危ういです。


福井県 原発交付金、国を騙して25億円詐取

2011-12-26 | 放射能問題

原発交付金:「虚偽」福井県も了承 町と事前に協議
【毎日新聞 2011/12/25)

 福井県おおい町のリゾート施設「うみんぴあ大飯」のホテル事業で、町が虚偽の事業予算を国に説明して25億円の交付金を受給した問題で、県も虚偽申請を了承していたことが分かった。県と町が協議し、虚偽予算を国に提出。大幅削減を求められると、両者協議の上で新たな虚偽予算を示したという。県と町が組織的に国を欺いて交付金を受給したことになり、原発交付金を巡る自治体の姿勢が厳しく問われそうだ。

 当時の担当者らを含む複数の県・町関係者によると、原子力発電施設等立地地域特別交付金は県を通じて申請。国に説明を始めた際、町が作った仮の事業予算(総額約60億円)と建設・運営を担う企業グループが町に提出した実際の事業予算(約59億円)の2種類があった。町作成予算は来場者を多く見込み、業者予算は低い来場予測を基にしていた。町は業者予算を了承したが、県と協議し06年、町作成予算を国に提出し、業者予算の存在は隠したという。

 交付金支給の可否を決める資源エネルギー庁の外部審査委員会は町作成予算を前提に審査。採算性が厳しく審査されたが、県と町の担当者は同予算が前提とする来場者予測を主張したという。

 ところが、その後、約10億円の金利削減を国が指示。実際の予算では金利が少ないため業者が応じず、県と町が対応を協議し、削減しきれなかった約6億7000万円分を分離して別事業に計上した。県と町の担当者は国に出向いて総事業費を50億円余りに減らしたと説明し、一部を分離したことは説明しなかったという。この結果、07年、同委から交付金受給を認められた。

 町関係者は「県は国との交渉窓口で、事業の将来性を疑問視する国の追及の矢面に立っていた。すべて相談していた」とし、当時の県担当者は「町と知恵を出し合い、事業分離を決めた」と話した。(記事終わり)

記事リンク
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111225k0000e040140000c.html


福井県はこの前の選挙で原発推進派が勝ちました。

原発を置いてあると、交付金が多くもらえるからだそうですが、今度は国(国民)を騙してまでも税金を詐取したそうです。

果たして県や町だけなのでしょうか?ここの国会議員へはが流れていないのか?

通常、企業が脱税をして税金未納が発覚すると、追徴課税だけでなくマスコミによる報道で社会的罰則を受けます。

国民から集めた税金を取扱う公正な立場であるべき公務員が、騙して税金を使用しました。

国民・企業は納税の義務を果たしておりますが、行政という公正な立場を利用して詐取したことは、企業が脱税するよりも罪は重いのではないでしょうか?

地方自治体でこの有様です。

国会議員や官僚はもっとひどいとのではないかと思います。

今回の25億円は国庫に返金されたのか?

やっぱり一度、国民全体で税金用の口座を作り、そこに税金として納めるべきお金を入金して納得したら振り込む形を取らないと、反省もしないと思います。

公の立場であるべき人達が、私利私欲に走っている。

昔ならば、切腹です。


シリーズ「告日本國」20 【フランスの詩人 ポールリシャール著書】

2011-12-24 | 日本

『告日本國』この書籍は世界の状況と日本の伝統・文化を冷静に分析し、日本が取るべき方向性を示していると言っても過言ではありません。

その原文が入手できましたのでシリーズでアップしております。

現代文に訳してみましたが、専門家が行ったのではないのでその訳が不適切であるかも知れませんので、ご了承下さい。



【原文】
 萬国を建設したるものは洵に此の大法なり。そは塵埃の間より、混沌たる要素の裡より、萬国を育成し来れり。萬世を通じて争闘によって諸国を混じ、言語血縁を異にする家族、部族、諸州、諸国を結び、総じて彼等の無力なる自由を、偉大なる世界の協同団體、その指導者の権力と統一とに献ぜしめたるは洵に此の大法なり。而して新たなる進展を成就せんがために、従来の労作を蹂躙し去りて、更に完全なる事業の大策を劃し、萬国の団體的利己主義並に其の無政府的権力を、変更改善の坩堝に投ずるものも、亦実に此の大法に外ならざるなり。蓋し大法は一切大小諸国の国境を超出して更に偉大なる存在を創造せんことを希望す。

 今や恐るべき戦乱は諸国を駆りて鉄火の間に見えしむ。而も是れ実に大法が諸国の好悪に関せず、彼等をして来るべき大団體、大聯盟、相対立すれども従来より更に大規模なる超国家群の形成に進ましめつゝあるものなることを悟れ。大法は此の統一の最後の連鎖を鋳つゝあり。蓋し世界の希望、その思想、その至高の意志の旺向する所は、此の来るべき一切の統一、並に此の統一より来る平和に外ならざるが故なり。



【現代訳】
 あらゆる国を建設したのはまことにこの厳しい掟であります。それは世の中のもろもろの汚れたものの間から、大昔に天と地がまだわかれていない時から、万国が育成されてきました。限りなく何代も続く永い世を通じて争いや戦いによって諸国をまじわらせ、言語と血縁が異なる家族、部族、あちこちの州、諸国を結び、概して彼らの無力な自由を、偉大な世界の共同団体、その指導者の権力と統一とに貢献せしめているのはまことにこの厳しい掟なのです。そして新たな進展を成し遂げようとする為に、これまでの労作を踏みにじり去って、更に完全な事業を画策し、あらゆる国の団体的利己主義ならびにその無政府的な権力を、変更改善のるつぼに投じるものも、また実にこの厳しい掟に外なりません。まさしく厳しい掟は全ての大小もろもろ国の国境をぬきんでて更に偉大な存在を創造することを望んでおります。

 今や恐るべき戦乱は諸国を追い立てて刀剣と鉄砲の間に見えるのです。しかもこれは実に厳しい掟が諸国の良し悪しに関係せず、彼らによって来るべき大団体、大連盟、互いに対立していてもこれまでより更に大規模な超国家群の形成に進めようとしているものであることを悟って下さい。厳しい掟はこの統一の最後の連鎖をとろかしつつあります。まさしく世界の希望、その思想、その最高の意思の盛んに向かう所は、この来るべき全ての統一、並びにこの統一より来る平和に外ならないからであります。


【解説】
 リシャールは世界の国々が大きな規模で統一されるのではないかと言っております。それは国連のようなものではなく、何かの掟(決まりごと)によって成されているのだと。

 国同士の大きな戦争は、互いに同盟したり敵対したりでその影響はヨーロッパのみではなく、世界に波及するようになりました。それはヨーロッパ諸国やアメリカが、アジアやアフリカなどの隷属させた地域から人を兵士として集め、互いに戦ったからであります。お互いの権益の為だけに戦った挙句、第2次世界大戦という戦争を経験しても、「冷戦」という互いの主張の違いにより生じた見えない戦争は、記憶に新しいと思います。

 そして、現代では中国が台頭してきました。世界で一番人口の多い中国が、自国の利益・人民の利益のみを優先して近海で不穏な動きをしております。また、華僑と呼ばれる人たちは、ヨーロッパ諸国に代わりアジアの人達を経済的に隷属させ、その資本を牛耳ろうとしております。

 決して悪い人達だけではないですが、中国人は人の道を外し、道徳が通用せず、世界でも嫌われているということを公表するメディアが多いのも事実です。リシャールのように素晴らしい理想があっても、その理想の敵になる人達が多くいることは、認識しなければならないと思います。

 日本が培ってきた「武士道」や「道徳」は他国に秀でてすばらしいものであるからこそ、日本人が手本を見せながら、相手が駆け引きしてくるのであれば、その駆け引きには負けないように心を作っていかなければならないのではないでしょうか?


太平洋の水深5000メートルにセシウム、原発事故で放出か

2011-12-24 | 放射能問題

太平洋の水深5000メートルにセシウム、原発事故で放出か
【河北新報 2011/12/24日】

 東日本大震災の震源域である東北地方の太平洋海底で、水深約5千メートルの深海の泥から、東京電力福島第1原発事故で放出されたとみられる放射性セシウムが検出されたことが、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの研究グループの23日までの調査で分かった。

 セシウムが検出された泥は水深約120メートルから約5千メートルまで広く分布。全体として高濃度ではないが、測定結果についてグループの池原研・産総研副研究部門長は「おおむね、福島県に近いほど濃度が高い傾向にある」としている。

 グループは今年夏、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の学術研究船を使い、仙台沖から岩手県・大槌沖の海底(水深約120~5千メートル)で堆積物を採取。採取場所の13カ所全てでセシウムを検出した。同時に採った海底の生物からは検出されなかった。

 濃度はセシウム134、セシウム137ともに1キログラム当たり数ベクレル程度。半減期が約2年のセシウム134があったことから原発事故による放出とみられ、半減期が約30年のセシウム137の濃度も過去の大気圏内核実験によるものより高かった。

 また水深が比較的浅い地点では、海底の表層に近い方がセシウム134の濃度が高かった。セシウムが直接沈んできたり、浅い海にたまったセシウムが移動してきたりした可能性が考えられるという。
 調査結果は長崎市で開催中の日本堆積学会で24日に発表される。

◎注意深く調査必要
 渡辺朝生・中央水産研究所海洋・生態系センター長の話

 平常時だと海産物の放射性物質の濃度は海水の5~100倍ぐらいになるといわれるが、海底の土に含まれる放射性物質の海産物への影響は分からない部分が多い。影響が出るのかどうかは今後注意深く実態調査をしないといけない。ただ今回の1キログラム当たり数ベクレルという値は過去に観測されたレベルと同等であり、また深海底の生物を食べることはほとんどないので、食卓に影響がでることはないだろう。(記事終わり)

記事リンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111224-00000009-khks-soci

水深5000メートルもの深いところでセシウムが検出されるとは…

どこにでも行ってしまうものですね~

国交省の原子力安全・保安院は、「緊急事態」だから法律的には放出量が「0」と言っておりますが、それではその法律は何のためにあるのか?

狂っております。

 


シリーズ「告日本國」19 【フランスの詩人 ポールリシャール著書】

2011-12-23 | 日本

『告日本國』この書籍は世界の状況と日本の伝統・文化を冷静に分析し、日本が取るべき方向性を示していると言っても過言ではありません。

その原文が入手できましたのでシリーズでアップしております。

現代文に訳してみましたが、専門家が行ったのではないのでその訳が不適切であるかも知れませんので、ご了承下さい。

【原文】

そは萬国の間に仇きつゝあり。之を認めざるも萬国みな其の命に従ひ、空しき栄華を夢みて之を識らざれども、萬国皆其の定むる目標に向って進む。此のもの能く萬国の民を治む。萬国の民思へらく、吾等自ら治むと。而も此のもの能く己れに事ふるを欲せざる民を奴隷となし、且つ能く自ら信じて此の大法の企図を破れりとする民をだに奴隷となす。そは利己を主とする萬国の心算を利用し、其の己れの目的に資するものを助け、背くものを破る。或は此の大法がその心を集注するに障礙となるものあり。然る時は則ち之を用ひたる後に亡ぼし去る。一切はその好悪に関せず悉く大法の器具なり。汝は此の神業の参与者たれ、此の思想の股肱たれ。

 

 

 

 

【現代訳】

 それはあらゆる国の間に敵対する相手がおります。これを認めないにしてもあらゆる国はみなその命令に従い、空しき栄華に夢をみてこれを知らなくても、あらゆる国はみなその定まる目標に向かって進みます。このものはよくあらゆる国の民を治めます。万国の民は思うでしょう、私達は自ら治めていると。しかもこのものよく己に事を成そうとする民を奴隷にし、かつよく自らを信じてこの厳しい掟のくわだてを破ろうとする民をまた奴隷にします。それは自分の利益だけを考え他人のことを考えないということを重要とする万国の心づもりを利用し、その己の目的に助けとなるものを助け、背くものを破ります。あるいはこの厳しい掟がその心を集中するに障害となるものがあります。そのような時はすなわちこれを用いた後に滅ぼします。全てはその良し悪しに関係なくことごとく厳しい掟の器具となるのです。あなた方はこのかみわざの参与者であって欲しい、この思想の腹心であって欲しい。


【解説】

 国はその国の法律や仕組みなどの形式的なものだけではなく、最終的には人々の心でなりったております。目先の利益に走れば目先に、長期的な視野にたって国造りをすれば長期的に、これは企業であっても同じことではないでしょうか?先日来日されたブータン国王夫妻によってブータンと言う国が注目されました。

「GNP(国民総生産)」ならぬ「GNH(国民総幸福度)」

ブータンと言う国で推し進めている政策は経済発展よりも人の道の充実(道徳の徹底)でした。

昔の日本もどちらかというとGNHだったのでは。

現在の目先に走っている日本より、まだブータンと言う国の方がリシャールの言っている理想に近いかもしれません。しかし、昔の日本は素晴らしい国であったことこの人文でも想像できます。

その薫陶はまだ死んでおりません。


東京電力 利権の温床も当然の権利です(^◇^)

2011-12-23 | 放射能問題

東電、家庭向け電気料金の値上げ申請へ 西澤社長「申請は事業者の義務で、権利」
【FNN:2011/12/22】

 東京電力が、また電気料金の値上げを発表した。街の人や経済界からも怒りの声が上がっている。東京電力が、家庭向け電気料金の値上げ申請を行う方針を発表した。

 東京電力の西澤俊夫社長は22日午前、「(このままでは)電気の安定供給にも影響を及ぼしかねない。それらの動向をふまえて、できるだけ早い時期に、申請させていただきたい」と語った。東京電力は、「電気の安定供給のため」と、2012年のできるだけ早い時期に、家庭向け電気料金の値上げ申請を行う方針を、西澤社長自らが発表した。その裏には、原発事故により、稼働が増えた火力発電の燃料費がおよそ8,300億円増えたことがあり、いわば、原発事故のつけを、国民に負担させることになる。
東京・江東区の砂町銀座商店街の人は、「みんなに、『申し訳ないんですけど』みたいなことで、負担させるのは、いかがなものかな」、「そんなのインチキだよね。電力会社のでかいビル売ればいいのに」と語った。

 今回の値上げは、これまでと大きな違いがあった。今回の値上げは、電気料金の根幹となる基本料金などが対象となるとみられる。

 これまで続いていた値上げの理由は、液化天然ガスなどの燃料の高騰。それだけでも、1カ月あたりの負担増は、一般的な家庭で600円以上だった。電気料金の値上げは、小規模な町工場にも深刻な影響が出るとみられる。鉛筆工場の人は「死活問題になるでしょう。二十何年、加工費が上がっていないんですよ電気代が上がれば、材料から何から、どんどん上がっていきます。やっぱり、電気がないとできませんからね」と語った。

 値上げには、国の認可が必要だが、その一方で、西澤社長は「自由化(企業向け)部門のお客様につきまして、2012年4月以降、電気料金の値上げをお願いせざるを得ない」と語った。値上げに国の認可が必要ない大口契約の工場やオフィスなど、企業向けの電気料金は、2012年4月からの値上げが決定。2割前後高くなる見通し。
この動きに、繊維業界大手「帝人」の大八木 成男社長は22日午後、事実上、ほかに選択肢のない電力部門での一方的な値上げ通告を疑問視した。

 大八木社長は「いわゆる電力自体は、自由経済・自由競争の場に置かれていないので、こういう値上げ問題自体、やっぱり国民の場できちんと理解されたうえでやられるべきで、一企業の問題ではない」と語った。収支改善を図る東京電力の値上げありきの姿勢に批判が集まる中、枝野経産相は「それは、(電力)システムとして見直していきますし、(東電の)総合事業計画を認可するにあたって、そういったことも考慮しながら、考えていくことになるだろうと思います」と、電力制度の改革を急ぐ考えを示した。

 東京電力には、支援機構が1兆円の支援、つまり公的資金を投入して実質国有化する方針で、今調整が進んでいる。東京電力も、その方針について、受け入れていると伝わっている。こうした中、1兆円だけでは赤字構造を変えることはできないため、電気料金を上げることによって、少しでも赤字を減らし、さらなる支援を金融機関から受けやすくしようという狙いがあるという。

 この件について、東京電力の西澤社長は「値上げの申請は事業者の義務で、権利。燃料費の負担分は、ぜひご理解を得たい」と強い口調で述べている。しかし、電気料金には、すでにさまざまなものが上乗せされている。(記事終わり)

記事リンク
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00214100.html

なんとまあ~

「理解お願いします」というより「強制」では…

到底理解できません。

東京電力の天下り先や利権体質はまったく改善されておりません。

その余分な費用が全て消費者に跳ね返ってきております。

経団連の米倉会長が、なぜ東京電力を後押しするのか、それは東京電力が経済界の利権の温床で最後の砦ということを以前週刊ダイヤモンドの特別号で掲載されておりました。

批判が出るのも当然だと思います。

経済産業省・経団連・警察にも東京電力関係者はたくさんおりまして、また東京電力関連会社に天下っているのも事実です。

利権・天下り体質は、自由競争を生まず、企業を弱体化させることに何故気付かないのか?

そんな状況で電気料金値上げと言われても、到底納得できません。

それならば、原子力事業で分配された税金を国民に返せ!

原子力事業の失敗の攻めは、自民党・民主党・東京電力・経産省・原子力安全委員、原子力安全・保安院等原子力関連全てにあります。

消費者はこれまで納税し、電気料金も払い義務を果たしてきました。

東京電力が値上げする権利があるならば、私達消費者は原子力関係に使用された税金を戻してもらう権利があります。


シリーズ「告日本國」18 【フランスの詩人 ポールリシャール著書】

2011-12-22 | 日本

『告日本國』この書籍は世界の状況と日本の伝統・文化を冷静に分析し、日本が取るべき方向性を示していると言っても過言ではありません。

その原文が入手できましたのでシリーズでアップしております。

現代文に訳してみましたが、専門家が行ったのではないのでその訳が不適切であるかも知れませんので、ご了承下さい。



【原文】
 何者と戦ふと問ふか。苟くも汝にして何が為に戦ふかの大義を知らば、敵の何者たるかは之を問ふを須ひざるなり。汝は戦ふべき敵に先ちて、奉ずべき大義を知らざる可からず。是れ深甚の意義の存する所なり。この大義の敵は汝の敵たる可し。然らば敵は自ら其の姿を現さん。若し汝にして爾餘の途によりて其の敵を知らんと欲すれば即ち誤らん。誰か次の瞬間に於て、孰れの国が彼等の敵国たり又は友邦たるを知り得るものぞ。試みに西欧諸国の荒誕なる豫想が、如何なる誤算に陥り、如何なる否認に遭へるかを見よ。現下の大戦に於て、一国として外観の為に欺かれず、其の誤算を悔いざるものあるか。而も是れ理の当に然る可き処なり。彼等の意識、彼等の見地は、偏に盲目にして変化常なき利害の念に過ぎず。されば彼等如何ぞ明日の運命を知らん。如何ぞ其の親善と反目との將来を知らん、如何ぞ其の投ぜられたる戦禍の帰趨を知らん。彼等その目的を誤れど、彼等の恣まゝなる意志を司る一個の意志あり。彼等総て之を無視すれど、彼等の恣まゝなる思想を司る一個の思想あり。そは総て彼等を導きて、何れの国も到るを欲せざる所に之を導く。何が故ぞ、また何に向ってぞ。一国として之を知るものなし。
 汝能く之を知る。萬国を貫く此の見えざる意志、世界と其の運命とを支配する此の思想に留意せよ。



【現代訳】
 何者と戦うと問われますか。かりそめにもあなた方が何の為に戦うかの大義を知らなければ、敵が何者なのかこれを用いることもできません。あなた方は戦うべき敵より先に、奉じる大義を知らなければなりません。これは奥深い意義のある所なのです。この大義の敵は、あなた方の敵でもあるべきです。それならば敵は自らその姿を現すでしょう。もしあなた方がそれ以外の道筋でその敵を知ろうとすれば、すなわち誤ります。誰が次の瞬間に、いずれの国が彼らの敵国でまたは互いに親しい国であることを知りましょうか。 
 
 試みに西洋諸国のおおげさでまったくでたらめな予想が、如何なる誤算に陥り、如何なる打ち消しに遭うか見てみて下さい。現在の大戦に於いて、一国として外観の為に欺かれず、悔いていない国などありません。しかもこれは理屈からいっても当然であります。彼らの意識、彼らの見地は、ひとえに盲目で常に変化する損得の予想に過ぎません。だから彼らはどうして明日の運命を知ることが出来るのでしょうか。どうしてその互いを知り合って仲良くしたり仲が悪くなったりする将来のことを知ることが出来るのでしょうか、どうしてその投じられた戦争による被害の行き着くところを知ることが出来るのでしょうか。彼らはその目的を誤っても、彼らのほしいままの意思をつかさどる一個の意思があるのです。それはすべて彼らを導いて、いずれの国も目的地と欲していない所へ導きます。何がそうさせているのか、また何に向かってなのか。一国としてこれを知るものはありません。
 
 あなた方はこれをよく知っております。あらゆる国を貫くこの見えない意思、世界とその運命とを支配するこの意思に心をとどめて気を付けて下さい。



【解説】
 ヨーロッパ諸国の殆どは、領土の拡大や利権の拡大など目先の利益によって他国と結んだり敵対したりして、戦争をしております。目先であるが故にどの国とどの国が結び敵対するかいかなる情報で以て測っても、予測ができない状況を生んでおります。

 大東亜戦争時にヤルタ会談で同じテーブルについたアメリカ・イギリス・ソ連が第2次世界大戦後反目し、冷戦を迎えたのは記憶に新しいと思います。この事実をもってしても目先の利益だけに動いて戦争していることは確かです。

 しかし、日本は隷属させられている国を開放し、自由にするという大義のもと戦争を行いました。その後、終戦を迎え日本は確かにぼろぼろになりましたが、アジア諸国がヨーロッパやアメリカの植民地から独立を果たしました。

 それぞれの国が独立を果たす上で、日本が行ったことに感謝している国がどれだけあるのか、当の日本人が知りません。インドネシアの元首相マハティール氏は「Lock East」政策を掲げ、日本に見習えとある時まで日本の素晴らしさをその政策に取り入れました。

 インドでは、独立の立役者の一人「スバス・チャンドラ・ボース」氏の壁画が今でもインドの国会議事堂の正面にはガンディー、ジャワハルラール・ネルーと共に肖像画が描かれております。このスバス・チャンドラ・ボース氏は日本の支援を得てインドを独立させるために義勇軍を立ち上げ、インパール作戦が実行されました。
 インパール作戦では約6000人のインド人義勇軍と約9万人の日本兵がインド独立のために戦いましたが、作戦は失敗に終わり多くの日本兵がなくなりました。
 その日本兵の行いは、インドでは感謝で以て迎えられているととある本に書いておりました。

 戦争によって敵も味方も大勢の方が亡くなり、その悲惨さは想像を絶します。

 しかし、何ら真実を伝えず真っ向から大東亜戦争を否定し、肝心なことを教えずに教育をしている戦後の日本教育の在り方は、かえって歴史を軽視し、何故戦争が起こってしまったのかの冷静な判断を養わせることができない日本人を育て、今後の日本の行く末を担う若い人達を盲目にして仕舞っていると思います。

 自分の国に誇りを感じていない国などありません。何故なら自分で自分を否定して仕舞うからです。自らそうするのではなく、義務教育という公の機関を使ってそのような教育した先生方の罪は非常に重いと思います。


給食の牛乳から微量のセシウム 健康に影響なし 世田谷/東京

2011-12-22 | 放射能問題

給食の牛乳から微量のセシウム 健康に影響なし--世田谷 /東京
【毎日新聞:2011/12/21】

 世田谷区は20日、区立小中学校と保育園の給食で提供されている牛乳から極めて微量な放射性セシウムが検出されたと発表した。微量であるため健康に影響はなく、牛乳の提供は続けるという。

 区によると、今月に入り5回にわたって検査し、5日に採取した分からセシウム134が1キロ当たり2・8ベクレル、セシウム137が同3・5ベクレル検出された。他の4回は検出されなかった。

 世田谷区は6月から給食の牛乳の放射性物質測定を実施。11月分で初めて微量の放射性セシウムが検出されたため、追加措置として今月も週2回、定期測定をした。牛乳は同じ業者から一括して仕入れ、区内の全94校の給食に提供されている。(記事終わり)

記事リンク
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111221ddlk13040297000c.html

 
 世田谷区では、東日本大震災以降市民団体が放射線線量検査を自主的に行っている地域です。

微量ですが放射線が検出されました。

とある県の県知事は「そんなことしなくていい」と言いきっている無責任な県知事もいる中で、検査して健康的に大丈夫であれば保護者の方も安心だと思います。

世田谷区でも微量検出なので、世田谷よりも福島第1原発に近い自治体で検出されることあると思います。

何もせずに根拠もなく安心だと言っているより、検査して検出できなかったまたは微量だったという方が、どれだけ地域住民に安心をもたらすか?

そんなこともわからない行政機関に何故税金を払わなければならないのか?

納税の義務を行っているが故に、住民の安全を守る義務を行政は果たしていかなければなりません。

なぜならば、そのことを日本国憲法にうたってあるからです。


中国漁船の船長逮捕…EEZ内でサンゴを密漁か

2011-12-21 | 時事問題

中国漁船の船長逮捕…EEZ内でサンゴを密漁か
【読売新聞 2011/12/20】

 長崎海上保安部は20日、長崎県五島市・鳥島沖の領海内で操業したとして、中国漁船「浙象漁(せっしょうりょう)16」(推定約130トン、11人乗り組み)船長の鐘進音容疑者(39)を外国人漁業規制法(漁業の禁止)違反容疑で現行犯逮捕した。

 発表によると、鐘容疑者は19日午後10時半頃、鳥島の北北東約4キロの日本領海内で操業した疑い。巡視船が発光信号を出すなどして停船を命じたが逃走したため、他の巡視船2隻とともに約6時間半にわたって追跡。鳥島の南南西約87キロ沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で拿捕(だほ)した。漁船には漁具やサンゴが積んであり、サンゴを密漁していたとみて調べている。(記事終わり)

記事リンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111220-00000516-yom-soci


ここ最近、中国漁船は日本だけでなく韓国とも問題が発生してります。

以前、日本の漁船がロシアの国境警察に拿捕された時は、日本が賠償金を支払いその漁船の乗組員が解放されました。

ロシアの例にならい、今回の中国漁船の船長逮捕について賠償金を要求すべきだと思います。

ロシアの場合は、日本とロシアの漁業にかんする取り決めによって、ロシア側へお金を払い漁をしている事実もありますので、中国との状況は違いますが、なんせ人の道を知らない中国人が、勝手な言い訳をしてくるのは目に見えております。

これを機会に日本企業だけでなく、アメリカやヨーロッパの企業が中国から撤退することをお勧めします。

中国に進出しても中国人に稼がせるだけで、日本にはメリットがありません。


シリーズ「告日本國」17 【フランスの詩人 ポールリシャール著書】

2011-12-20 | 日本

『告日本國』この書籍は世界の状況と日本の伝統・文化を冷静に分析し、日本が取るべき方向性を示していると言っても過言ではありません。

その原文が入手できましたのでシリーズでアップしております。

現代文に訳してみましたが、専門家が行ったのではないのでその訳が不適切であるかも知れませんので、ご了承下さい。



【原文】
 幽遠神秘にして測知す可からざる皇天の大命に対し、如何なる国民か曽て汝の如く心を用ひたるものある。今正に断末魔の境に悶えつゝある諸国に於てだに、汝に於けるが如き力の集注を見ず。彼等今や新に生れんが為に死せざるべからず。されど彼等が死物狂の力すら、尚且汝が覚悟の力に及ばず。総じて汝に在るものは、筋肉と神経との緊張、意力の鍛錬、活動研究に対する熱情、心身の凛烈なり。汝の民は死を軽んじ、又無為の生を軽んず。汝に於ては学生すら時に其の研究て熱して、無知の恥に堪えんよりは択んで死に就くものあり。 

 日々汝の戦士は上下挙って概にその心情に於て戦ひ、且つ喜んで汝のために死せんことを夢む。心情は理智に先ちて知り、夢は未だ心裡に現はれざるものを豫現す。国民は豫め当に来るべきものを告げらる。現在は物言はざるも、將来は国民に前兆を示す。これ汝が其の進路尚ほ未だ決せざるに、而も駿馬が主君の跫音を聴きて凛然として鬣を振ふが如きものある所以なり。汝は主君の手の既に觸れたるを感ず。

 戦の準備成れる国民よ、此の主君は神の戦士なり。汝の戦ひをして日本に内在する神性に恥ぢざるものたらしめよ。汝は戦はざるべからず。



【現代訳】
 奥深くはるかな人間の知恵では計り知れない天をつかさどる神様の命に対して、かつていかなる国民が、あなた方のように心を用いたでありましょうか。いままさに、臨終の境に悶えつつあるあらゆる国に於いてでも、あなた方のように力を集中していることは見られません。彼らは今や新しく生まれ変わる為に死のうとしております。しかし、彼らの死に物狂いの力すら、あなた方の覚悟には及びません。大概あなた方にあるものは、筋肉と神経の緊張、精神力の鍛錬、活動研究に対する情熱、心身に対する厳しさであります。あなた方の民は死を軽くし、また何もしないで生きて行くことを軽く見ます。あなたの国に於いては学生すら時にその研究に熱中して、知らない事の恥に耐えるよりは自ら死を選ぶ者もいるのです。

 日々あなた方の国の戦士は上下みんなであらましその心情で以て戦い、かつあなたの国(自分の国)の為に喜んで死ぬことを夢見ているのです。心の中にある思いや感情は理性と知恵に先だって知り、夢は未だに心の中に現れていない物を予言するのです。国民はあらかじめまさに来るべきものを知らされるのです。現在は物を言わなくても、将来は国民に前兆を示します。このことはあなたの国がその進路をなお未だに決めかねてはいるのですが、脚の早い優れた馬が主君の足跡を聴いて勇ましくたてがみを振ることのようです。あなた方は主君の手が既に触れていることを感じているのです。

 戦の準備が出来ている国よ、この主君は神の戦士です。あなた方の戦いをして、日本に内在する神としての性質に恥じるものはない真の姿を見せて下さい。あなた方は戦わなければなりません。



【解説】
 当時の日本は、江戸時代の幕藩体制が終わり明治維新を迎え、国内を統一する為、「王政復古」「五箇条の御誓文の発布」「廃藩置県」「版籍奉還」「大日本帝国憲法発布」「帝国議会の発足」などが行われ、それまでの徳川幕府を中心した政治に対して、天皇を中心とした政治に切り替わりました。
 このとき日本の国の成り立ちやその国政の在り方が改めて世に出され、「三種の神器・三大の神勅」や「教育勅語」が市民に普及され、また「神仏分離」などが行われました。
 いにしえより日本は「八百万の神様の鎮まれる国」と言われ、日本全国には数多くの神社があり、それを改めて見直した時期でもありました。、「三種の神器・三大の神勅」には日本人として大切なことが記載され、それをリシャールは「天をつかさどる神様の命」としてその目にとどめたのであります。
 世界は侵略と自国の権利の拡大という戦争が行われ、各国が道徳や道義を失い権利の主張し、リシャールはそれが最後のあがきだと言っております。
 「あなた方の民は死を軽くし、また何もしないで生きて行くことを軽く見ます。」これは死を軽んじているのではなく、「恥」という文化が成り立っており「恥」をかくならば「死」を選ぶという武士道に基づく日本固有の考えで、そのことを言っております。

その代名詞として「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」 決して死は無駄ではなく後世に受け継がれていく、そんな生き方が人として素晴らしい生き方であるという当時の日本人の行き様をリシャールは見たのでした。

 当時の日本人は一般市民までもが「国の為」という気概を持っており、その気概が日本人の宝であり、日本と言う国の存在を強く表しているのだということをリシャールは言っております。

 戦争という最終的手段は決して良い手段ではないのですが、それを否定するのではなく、当時の世界情勢と当時の常識からみれば日本が取るべき手段が最終的には戦争しかなかったということを私達は改めて知るべきだと思います。

 江戸時代に私たちがタイムスリップしたら江戸時代の人達は何というでしょう?

 渡部昇一著書「かくて歴史は始まる」の中で、

「歴史を見る上で大切なことは、現在の常識で当てはめて歴史をみてはならない。当時の常識であてはめて歴史を見なければならない」というようなことが記載されておりました。

 戦争という最終手段を取らざるを得なかった先人、それを現在の常識で肯定否定するのは歴史に対する冒涜ではないでしょうか。大切なのは何故そのようなことが起こり、何故しなければならなかったのかを見つめることで、歴史に隠された真実を見ることができるのではないでしょうか?


千葉・柏の民家のホコリからセシウム…原発から190㎞

2011-12-20 | 放射能問題

千葉・柏の民家のホコリからセシウム「服や靴について持ち込み」
【J-CAST:2011/12/19】

 市民団体の測定で千葉・柏市の民家のホコリから放射性セシウムが検出された。原発から190キロ。これをどう 考えたらいいのか。発表されたのは、野田首相が福島第1原発の「収束宣言」を出す3時間前。検査したのは「福島老朽原発を考える会」。各地で測定したが、いずれも1キログラムあたりで、福島市・渡利地区で1万9500ベクレル(Bq)、岩手・ 一関市で5880Bq、郡山市で4910Bq、そして千葉・柏市で5970Bqだった。

「不安はあったが、こんなに出るとは!」(住人)

測定した民家は一戸建てで、周辺の屋外も毎時0.35マイクロシーベルトと高い。夫婦と3歳の子の3人暮らしだ。「出てくるのかなぁという不安はあったが、出てみるとびっくり。こんなに出るとは。子どもは床で寝転がったりソファではねたりして遊んでいるから、大人より心配」 と言う。周囲の市民も「頻繁に掃除をしてないので子どもが心配」「どこまで心配しないといけないのか」と戸惑う。柏市の担当者も「始めてのケースなので対応が難しいですね」と話す。

首都大学東京の加藤洋准教授は「ホコリだから吸い込んで体内被ばくする可能性が高い」というが、一方で「ホコリにたまったのであって、食べるわけではないからそう心配することはないだろう」ともいう。

青木理(ジャーナリスト)「6000Bqは捨ててはいけないんでしょう?」

加藤「ハイ、放射性廃棄物としては規制しないといけないレベルです」

司会の赤江珠緒「どこから入ってくるんでしょう」

加藤「気密性の高いマンションなんかだと、窓からというより衣服やクツについて持ち込まれるものが多い」

司会の羽鳥慎一「掃除したごみは、普通のゴミで出せるんですか」

加藤「そこまで規制できるかどうか。要は、インフルエンザや花粉と同じように考えて、マスク、うがいなどで対処しないといけません」

羽鳥「(放射性物質は)家の外にはあって、移動するだけで減らない。舞わせないことですね」

青木「これは柏なので、もっと近い福島などはもっと深刻でしょう」

「モーニングバード」は原発から20キロ圏の警戒区域に入ったが、原発に近づくに連れて線量計の数値はどんどん上がり、30マイクロシーベルトの針が振り切れてしまっていた。(記事終わり)

記事リンク
http://www.j-cast.com/tv/2011/12/19116809.html


セシウムがすぐに地面に落ちるのではく空気中に舞っていてそれが衣服に付着するというなんともやっかいない話です。

ということは、食糧や飲料など口に入るものだけではなく普通に空気を吸っているだけで、内部被曝する可能性があることです。

これは防ぎようがありません。

頭からつま先まで防護服で身を固めないと、到底防ぐことはできない…

また、空気中に浮遊しているのであればどこが放射線が強いのか、土地だけを測っても風で動いたりしているので発見することすら困難です。

自宅でガイガーカウンターで数値を測って、驚くべき数値を出す家も多いのでは?

ちなみにまだ放射能に対してその危険性が身近に迫っていない(政府が数値を公表していない)今年の6月頃に、とある放射線測定の専門家が言っておりました。

3000Bq/㎏で、すでに危険で検査をするにも厳重な注意をしなければならない。それが普通に宅急便で送られてきている。

専門家が3000Bq/㎏ですでに危険という言葉を言っております。これが当たり前のことであり、あまりに多く発見されたり数値が高いために、本来の規制値に対して麻痺しているのが現状です。

現在政府が公表しているのは、あくまで「暫定」であり通常であれば危険な数値と言うことを改めて認識しなければいけないのではないでしょうか?


金正日総書記死去

2011-12-19 | 国政

北朝鮮の金正日総書記が死去しました。

 一国の指導者と言われる人が亡くなると政変が起こりやすくなりますが、北朝鮮も例に漏れず三男のジョンナム氏の体制が整っていないために、クーデター等が起こるとお隣韓国も大変なことになります。

 韓国はこれで従軍慰安婦どころではなくなりました。

 この際、統一に向けて一発  なんて起こるかも。

果たして民主党で適切な対応はとれるのか疑問です。


野田総理 従軍慰安婦で人道的誠意を考えるならば東京裁判も同じに訴えて下さい。

2011-12-19 | 時事問題

首相 慰安婦問題に人道的対応検討
【NHK:2011/12/18】

 日本と韓国の首脳会談が、18日、京都で行われ、いわゆる従軍慰安婦の問題について、イ・ミョンバク大統領が、日本政府に前向きな対応を促したのに対し、野田総理大臣は、法的には決着済みだという立場を示す一方で、人道的な見地からの対応を検討する考えを伝えました。

 野田総理大臣とイ・ミョンバク大統領は、これまで度重なる会談で信頼関係を築いてきましたが、18日の会談では、両国の火種とも言える従軍慰安婦の問題が、急きょ、取り上げられ、厳しい歴史を抱える日韓関係の難しさが改めて浮き彫りになりました。

 会談の冒頭で野田総理大臣は、「日韓両国は共にアメリカの同盟国であり、基本的な価値や東アジアの平和と繁栄という理念を共有している。大統領との個人的な信頼関係や活発な国民レベルの交流を基礎として、重層的で未来志向の日韓関係を構築すべく協力していきたい」と述べ、あくまで未来志向で日韓関係を発展させていきたいという考えを強調しました。

 これに対してイ・ミョンバク大統領は、「両国関係の障害になっている従軍慰安婦問題を優先的に解決する真の勇気を持たなければならない」と、報道陣の前で従軍慰安婦の問題を切り出し、日本政府に前向きな対応を促しました。これを受けて野田総理大臣は、法的には決着済みだという立場を示す一方で、人道的な見地からの対応を検討する考えを伝えました。そして、ソウルの日本大使館の前に慰安婦問題を象徴する少女の銅像が設置されたことについて、「誠に残念だ」と述べ、速やかに撤去するよう要請しました。会談のあと野田総理大臣は、記者団に対し、「従軍慰安婦の問題については、わが国の法的立場は決着済みということを、まず申し上げた。一方で、人道的な見地から、これまでもさまざまな努力をしてきたし、これからも知恵を絞っていこうと話した」と述べました。野田総理大臣としては、大局的な観点に立って日韓関係を発展させたい考えですが、両首脳とも、国内の政権基盤に揺らぎも見え始めていて、従軍慰安婦を巡る問題は、両国関係の進展に影を落とすことになりそうです。(記事終わり)

記事リンク
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111218/t10014722501000.html


 既に、従軍慰安婦問題両国の条約により解決している問題を、相手からまた言ってきていること自体誠意のない発言と言えるのではないでしょうか?

 尚更、、「両国関係の障害になっている従軍慰安婦問題を優先的に解決する真の勇気を持たなければならない」という言葉を公式に日本の総理大 臣に伝えていることは、脅しにも似ており、両国関係の発展を妨げているのは日本だということを暗に言っているにすぎません。

 こんな言葉を言う大統領の言葉をうのみにした、野田総理大臣の総理大臣としてではなく日本人としての資質が問われております。

野田総理大臣、早く辞表を提出して下さい。

個人的には次期総理大臣に櫻井よし子氏を推薦したいのですが…

法律的に既に結果がでており、人道的誠意を望むのであれば、極東国際軍事裁判(東京裁判)に於いて裁かれた「人道的罪」に対して、一方的な裁判で日本は裁かれており、それをやり直すことを韓国が国連にうったえるのが筋ではないでしょうか?