11月となり道内はすっかり秋が深まっています。今週末には札幌近郊でも雪が降るとのニュースが流れる中、我が家の猫たちはストーブの前で丸くなっています。
さて、恵み野教会を兼任するようになって、ドライブする機会がぐんと増え、移ろいゆく季節をしみじみ感じています。
もちろん、運転中ですからじっくりと眺めることはできません。流れる風景を横目で見ながら「用事が終わったらちょっと寄ってみようかな」と寄り道ポイントを見定めるのが精いっぱい。しかし、残念ながら秋はの夕暮れは早いので、寄り道ポイントでまったりとする機会はあまりありません。
ところが今日は、意外なところでご褒美をもらったような気持になりました。
恵み野教会の庭にアカゲラが遊びに来ていたのです。
そういえば、重富牧師も入院される少し前に「僕の庭にアカゲラが遊びに来てくれたんだよ」と、嬉しそうに話しておられたことを思い出しました。
「あぁ~あれからもう一年なんだなぁ」と独り言をつぶやきながら、アカゲラの可愛らしい姿にしばし見とれていました。
神さまが許される限り、体力が続く限り、与えられた働きを務めたい・・・そう願って、説教壇に立ち続けた先輩の背中。その後ろ姿が残したものは、永遠なるお方に対する信頼。神を知り、神に知られている幸いを生きる喜び・・・。
庭を飛び回るアカゲラは、今生かされている喜びを思い出させてくれました。
恵みの御業は神の山々のよう
あなたの裁きは大いなる深淵。
主よ、あなたは人をも獣をも救われる。
(日本聖書協会新共同訳聖書より :詩編36編7節)