インドの風と共に

インド(ニューデリー)での生活・体験、新聞記事など見たまま感じたままを書いています。

日本人の集中力?!

2005-07-29 02:31:00 | インド
昨日だったか、日本の何かの新聞に仕事に対する
意識調査が記載されていた。
それを読んで、インドの問題をふと思うのだった。

今までの日本人は勤勉でよく働くと言われていたけれど、
どうも違うようだ・・・と言う感じ。

でも、それはよく分かる気がした。

私が日本で仕事をしている頃・・・もうすでに5年ほど前に遡る・・・
ゲッ。そんな前なんだ・・・から、
新入社員の問題は多々あった。まぁ、それは置いて、
何が言いたいかと言うと、
デリーにもそういう問題がある。

少し角度は変るけれど、日本人の将来を思い、
紹介したい。

それは、全インドで嫌われ州のビハールの人々である。
彼らは、とても過保護に育てられ、
親の温床の下、空き放題寝、食べ、遊んでいる。
とにかく、ひどいのは一日中でも、1週間でも、
食事時以外は寝て過ごすこともできてしまう。

低いカーストが多いこともあり、家の汚い仕事は
大体、そういう人達に任せる。

普段は苦しいこと、
難しいこと、大変なことにあまり関与しない。

そんな人達が職を求めてデリー・ムンバイなど、
大都市へ夢と希望を持って出かけるが、
結局は、自分の田舎の生活と同じで、
発展がなく、嫌なことがあれば、すぐ、違う仕事へ
逃げてしまうのだ。

そして、その雇い主は急に辞められて大変になる。
もちろん、仕事をしている時もそんなに勤勉ではなく、
嫌なことには関与しないし、人に任せる。
しかし、いないよりはましとはこのことで、
一応は雇ったのでそれなりに期待はしているのだが、
一向に変らず、人が焦っていようと、困っていようと、
教えても教えても成長はせず、人の迷惑など、それは全く関係がないと
言わんばかりの態度を示すのだ。

そんな人達ばかりの州の問題は広がり、デリーでも
ビハール人に対する嫌悪感は強く、
ビハール出身というだけで、キャンセルされたり、
受け入れられなかったり、結婚すらもまとまらない。
彼らは、大都市に来て、お金も払わずに逃げたり、
周囲関係なく大騒ぎをしたり、いろいろな問題が多いからだ。

もちろん、まじめな人もいるが、そうでない人が多すぎるのかもしれない。

子供のときから、何もせず、嫌なことも、つらいことも、
悲しいことも、難しいことも、大変なことも経験しなければ、
そんなビハールの例に挙げたような結果になってしまうだろう。

それは、確実にそうだと言える。

大人になって急に難しいことに果敢にトライできるなんて甘い。

やっぱり、どんなことも子供は果敢にトライするべきだと思う。
それは、動物だってそうなのだから・・・
ある程度成長すると、しっかりと狩を教える。
それが、生きる手段だから・・・難しかろうが、できなくても、
しなければ、将来はない。

日本人が、将来世界で嫌われないように・・・
私も日本人として心から願いたい。




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