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引越しいたします。

イリハム・トフティ氏、釈放も中国当局より脅迫されている。

2009-08-29 03:29:46 | ニュース

中央民族大学准教授でエコノミスト、そしてウイグルの文化紹介をするサイト「ウイグルオンライン」主宰者であったイリハム・トフティ氏が今回のウルムチ騒乱事件に関連したとして拘束されていたが23日に釈放されたといわれている。ほっとしたいところであるが、実際はそう楽観できるわけでもない。
事情がRFAサイトに詳しいので抜粋。

RFA 8月24日

http://www.rfa.org/english/news/uyghur/tohtifreed-08242009163817.html

Ilhamtohti_rfa_fr

イリハム・トフティ教授はほぼ一ヶ月の拘束を解かれたけれども、携帯電話は先週の土曜になって機能が再開し、その後の解放であったと言う。
イリハム教授が言うに、昨週の月曜に警察がドアをノックし7月5日のウルムチでの暴動への中国政府の対処について批判することのないように警告した。

「警察は私がそうすればすぐに死刑を宣告されるはずだ、処理されるはずだ、と言った。」
「警官が1人家に居残りし、RFAと電話で話すときにそばに立っていた。」

「私は何が7月5日に起こったのか見たくはなかった。新疆で普通の市民が取り残されて生き続けなくてはならない。私はいかなる陰謀も抱いてはいない、しかし私は確固としてウイグル人の法的権利は守りたいと思っている。」

トフティ氏は2週間自宅と「北京近郊のどこか」のホテルにおいて拘束されていたと語った。3名から4名の警官が終夜「終わりなく私と」取り留めのない話をしていた。

「昼なのか夜なのかわからなかった。私の頭は(質問で)ぐるぐる回っていた。私は警官らと一日20時間以上過ごした。」

トフティは拘束中に非人間的には扱われはしなかった、拘束者は「丁寧」で「上品」であったという、トフティは「手続きは違法」だとは知ってはいたが。

「法律に応じてしているようなものを示すことはなかった。」とトフティは言った。個別の具体的犯罪を犯したとして非難はされなかったと付け加えた。
拘束者は7月5日の暴動とその引き金となった以前の広東省南部での漢族とウイグル人の労働者間衝突に「特に懸念を表明した」という。
「彼らは私の言ったことを懸念していた。」

トフティはウルムチの7月5日の暴動の後北京から警察に呼ばれたことを報告した後に行方不明となった。
彼は彼のウェブサイト、ウイグルオンラインにその暴動について書いた後に拘束された。中国官員は拘束中のトフティについての問い合わせに対して彼は家族と共に北京を夏休暇で離れているといっていたが、トフティは否定している。
トフティは捜査で彼が法に違反しておらず、また暴力を扇動しようと試みてもいずと決定した後に釈放されたと言った、しかし彼は当局が彼の行動を監視しているのではないかと懸念しつづけている。
「拘束者たちは私に問題がないと言った。しかし彼らは号礼をかけたわけではない。これは政治的問題だ。私には上層部が何を考えているかわからない。私の言う『上層部』とは最高レベルの指導者たちのことである。」
トフティは彼のネット上での活動は政府により注意深く精査された、そしてウイグルオンラインのスタッフのメンバーが当局により早くもこの3月に尋問の為に呼ばれた。
「私にはウイグルオンラインの編集者とスタッフの大部分の所在がわかっていない。」
トフティが言うには1人のCCTVのウイグル語リポーターが一月以上行方不明だという。
「彼は拘束されている。このことは確認されている。しかしこれは法の適切な手続きによるものではない。」トフティは言った。
ウイグルオンラインが彼の拘束の後どのように運営していくかは自信がない、とトフティは言う。
「環球時報に比するものだった。」「私たちは政府に屈服したのである。」
「結局のところ、中国は前進する。私たちはお互いに尊重するべきである。社会的な正義を達成する為の努力が寄りなされるべきである。」
(抜粋終わり)

ブログ「虹とモンスーン」にはこのインタビューの漢語からの翻訳文が掲載されている。
「虹とモンスーン」「ウイグルオンライン」のイリハム氏が釈放される

http://solidarity.blog.shinobi.jp/Entry/565/

拘束されていると思われる、CCTVの記者かつウイグルオンラインのスタッフはメメット・アブドラ氏という名であるという。またその他にも新疆在住のスタッフが十数人行方がわからないのだという話。

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