ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

石上

2017-11-04 03:06:58 | 資料


In Isonokami at
Furu stands an ancient trunk out in the fields;
As an eternal oak
My feelings
Will never be forgotten…

石上布留から小野のもと柏本の心は忘られなくに    よみ人しらず


この訳者はとにかく枕詞はストレートに訳すようだ。

それしか方法がないといえばない。

しかし序詞もそのまま訳してある。

意味がつながらないことはないが、少々無理矢理という気がしないでもない。

歌枕も伝わりにくいだろう。

英語で歌を読むものには、何か不思議な印象があるかもしれない。

こうして感覚的に、日本の詩情が外国に移植されていくのはよいことだと思う。


いそのかみふるきかしはに風なびきこぬれさわぎて思ひ出ぞ立つ    揺之






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