川淵キャプテンとＵ―２３日本代表の試合を観戦したオシム氏は、日本代表の戦いぶりを嘆いた。あいさつに来たＡ代表のスタッフに「おまえら、どうしたんだ」と話しかけ、関係者によると、かなり心配そうな表情だったという。この日は川淵キャプテンから「考えて走るというのを自然とやれるようになるには、若い年代からやる必要がある」と若い世代の育成協力を要請された。来月までに技術委員会が役職を提案し、５月のキリン杯までに決定する予定だ。
フィギュアスケートの世界選手権第３日は２０日、スウェーデンのイエーテボリで行われ、女子はショートプログラム（ＳＰ）２位の浅田真央（愛知・中京大中京高）がフリーで逆転し、１８５・５６点で初優勝した。
前日のショートプログラム（ＳＰ）で２位だった浅田真は、冒頭のトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）で失敗したものの、その後のジャンプをすべて決め、ＳＰ１位のカロリナ・コストナー（イタリア）を上回った。
これで昨年の安藤美姫（トヨタ自動車）に続き、２年連続で日本勢が世界女王となった。日本選手ではほかに１９８９年の伊藤みどり、９４年の佐藤有香、２００４年の荒川静香が優勝しており、浅田真は５人目。
フリースタイルスキーＷ杯 モーグル最終戦（１５日、イタリア・バルマレンコ） イタリア・バルマレンコで最終戦を行い、すでに種目別優勝を決めている上村愛子（北野建設）が２４・５０点で優勝、５連勝で締めくくった。伊藤みき（中京大）は２２・３３点の５位。上村は「ビックリですね」と青空の下で笑顔を輝かせた。
日本サッカー協会の川淵三郎会長は、ジュニーニョの日本国籍取得の意向を聞くと「いいニュース。申請すればバックアップをしたい」と歓迎した。３０歳。得点力不足に悩む日本代表の“救世主”として、のどから手が出るほど欲しい。
ジュニーニョが代表の青いユニホームに袖を通せるかは、２０歳以下（Ｕ２０）ブラジル代表で出場した試合の扱い次第。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は「どの年代であっても、１つの代表で公式大会に出た選手は、別の代表でプレーできない」と規約で定めている。
１９９６年に出場した試合について、代理人は「親善試合」とし、日本協会も現状では「公式戦ではないと考える」との見解を示した。ただ、最終的にＦＩＦＡ理事会の承認を得ねばならず、先行きは不透明だ。
１日のゼロックス・スーパー杯の主審を務めた家本政明氏（３４）が“出場停止処分”を受けることになった。ＪＦＡの審判委員会は、警告を乱発して試合をコントロールできなかった家本氏のレフェリングについて、５日までに対応を協議。松崎康弘審判委員長は今後のＪリーグへの審判の割り振りに関し「割り当てられるとチームも家本も不幸。ちょっと（頭を）冷やす期間が必要」と一定期間、休養させる方針を示した。家本氏は０６年９月に「判定に一貫性が見られない」として異例の１カ月間の研修を命じられており、事実上２度目の処分となる。
鹿島からはＰＫ戦のやり直しなどについて異議を唱えられているが、審判委員会では判定自体は正しかったと判断。６日にも鹿島側に返答を送付する。
PK戦にまでもつれたゼロックス・スーパーカップで、試合中に2人、試合終了後に1人が退場を命じられ、両チームで計9人が警告を受けた。PK戦でもやり直しがあるなど、審判の笛が勝負の行方を大きく左右した。
敗れた鹿島の鈴木満強化部長は判定に不服を唱え、Jリーグに意見書とビデオを提出する意向を示した。広島の選手からも、警告の基準に問題があったとの声が上がった。
鬼武健二チェアマンは「審判は反省しているはず。リーグ開幕までに準備をやり直してほしい」と話した。
１年間のライセンス停止処分を受けている、プロボクシング亀田家の二男・大毅（１９）が最悪の場合、協栄ジムを解雇される可能性が出てきた。大毅は１月２７日に追突事故を起こしたが、その後「車はぶつけるもん」などと発言。東日本ボクシング協会は１８日の定例理事会で管理、監督の徹底を要望した。
金平桂一郎会長（４２）は席上、陳謝した上で「すべての可能性は否定しない」と今後、態度が改善されない場合、解雇を含めた厳罰を下す可能性を示唆した。問題の発言は１２日に大毅が茨城・霞ケ浦高レスリング部の練習見学をした際のもの。同協会の大橋秀行会長は一般例を挙げ「事故で亡くなる方もいるわけですから」と断罪した。さらに１３日以降、協栄ジムに抗議の電話が寄せられたという
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「東京マラソン２００８」（読売新聞社など共催）は１７日午前９時過ぎ、石原慎太郎都知事の号砲に合わせ、３万人のランナーが東京・西新宿の都庁前を一斉にスタートした。
雨にたたられた昨年とは違い、晴れわたった都庁周辺には、早朝から市民ランナーが続々と到着し、柔軟体操をしたり、周囲をジョギングしたりして開始時間を待った。
スタートに先立ち、石原都知事は「みんなの祈りがかなってすばらしい晴天になった。頑張りましょう」とあいさつ。青空に向けて合図のピストルが鳴らされると、車いすの参加者に続いて、待機していたランナーたちが次々にゴールに向けて走り出した。午前９時３０分には、３万人の参加者すべてがスタートラインを越えた。
フィギュアスケートの四大陸選手権は16日、当地で最終日の女子自由を行い、浅田真央（愛知・中京大中京高）がトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）を決める好演技を披露、ショートプログラム（SP）に続いて1位となり、合計193．25点で初優勝した。男子の高橋大輔（関大）に続き、日本勢が連日、表彰台の中央に立った。
SP2位の安藤美姫（トヨタ自動車）は3位に後退。村主章枝（avex）は10位に終わった。
日本と対戦するタイに衝撃だ。試合前日の５日、主力２選手が累積警告のため出場停止であることが判明したのだ。この日、その事実を知らされたチャンビット・パラシービン監督（５２）は、会見で怒りをぶちまけた。
日本戦に向けて意気込むはずの前日会見。しかしチャンビット監督の口から出てくるのは、憤りの言葉ばかりだった。この日になって、累積警告により、主力２選手が出場できないことが発覚。マネジャーミーティングでその事実を伝えられ、怒りをあらわにした。
