スポーツ報知 4/28(金) 16:01配信
俳優の菅田将暉(24)主演の映画「帝一の國」(永井聡監督)が29日に公開される。古屋兎丸氏の同名コミックが原作。名門高校の生徒会会長の椅子を巡り、菅田の演じる赤場帝一がライバルたちと骨肉の争いを繰り広げる。
全力で相手を蹴落とす一方で、先輩の靴をなめる何でもありなストーリー。野村周平(23)や竹内涼真(24)、間宮祥太朗(23)ら主演級のイケメンがそろうことでも話題の一本。原作のファンなだけに「まさに自分がやるための作品だと思った」と豪語する。
【写真】完成披露試写会で作中曲の太鼓演奏をする菅田将暉
靴なめて「変な高揚感」
帝一の通う海帝高校は、全国屈指のエリート800人が集まる日本一の超名門男子校。政財界にパイプを持つため、同校で生徒会長を務める者は将来の総理大臣とも呼ばれる。帝一や東郷菊馬(野村)はその座を狙って死闘を演じる。
「魂の叫びというか、何かは分からないけど、人間には大声で叫びたくなる時がある。その何かが描かれていて、帝一はそれを体現してくれる存在です」
会長になるためなら手段を選ばない。入学直後から氷室ローランド(間宮)と森園億人(千葉雄大)の両先輩の、どちらに参謀としてついていくかを見定め。氷室と決めたら、ためらいなく靴もなめる。
「私生活ではなめたことないですから貴重な経験でした。変な高揚感があって、ねっとりとなめてやりました。新品の靴でしたね。意外と氷室が気持ち悪かったみたい。『変にぬくい』って笑って笑って何度も現場がストップしましたから」
時に弱音を吐く帝一にビンタを食らわせるのが、ヒロインの白鳥美美子(永野芽郁)だ。
「結構痛かった。全力でやっていただいた方がこっちもやりやすいですが。“俳優あるある”で寒さと痛みには強くなるんです。舞台でいただいたおじさんのビンタを100だとすると美美子は60かな。結構痛いです」
強烈な喜怒哀楽シーンも見どころの一つ。
「どれだけ一喜一憂できるか。パッと見て怒っているか喜んでいるか瞬時に分からないと多分飽きちゃう。リアクションが大事だと思っていました」
家でも鏡の前で練習した。
「原作にある『般若の顔』とか練習しました。叫ぶシーンも多くて、冬のロケで外はマイナスなのに、僕は暑すぎてTシャツだったくらいです」
今年だけで主演映画4本の売れっ子。どんな役柄でもものともしない演技力は評価が高いが、本来の菅田はどういう性格なのか。
「分からなくてもいいんですけど(笑い)。今回の作品の中では帝一ですね。小さい頃はスポーツやってわんぱくでしたが、クラスの中心にいるタイプではなかったです」
お笑いと漫画から「勉強」
24歳にしてさまざまな役に入り込むその人間観察力はどこから来るのか。
「漫画をたくさん読むのと、お笑いをよく見ます。下手に作品を見るよりよほど勉強になります。僕の感性はお笑いと漫画。ダウンタウンを筆頭に『よしもと新喜劇』など、子供の頃からお笑いのネタ番組がたくさんあった時期でした。
『爆笑レッドカーペット』などその手の番組をずっと見ていました」
さまざまな役を経験し、将来は何を演じたいのか。
「将来、1つ挙げるなら好きな漫画『バビル2世』の浩一を実写化で演じたい」
同作は横山光輝さんが1971年から「週刊少年チャンピオン」で連載していた人気漫画。主人公の中学生・山野浩一が超能力を使って、悪の帝王・ヨミと戦う物語だ。
「『バビル2世は俺じゃないかな~』とかいつも思っています。ハリウッドでやらないかな。お金かかると思いますが…。もちろん本気ですよ」
プロフィール
◆菅田 将暉(すだ・まさき)1993年2月21日、大阪府生まれ。24歳。2009年、「仮面ライダーW」でデビュー。13年「共喰い」では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。KDDIのCM「鬼ちゃん役」でもおなじみ。今年は「キセキ ―あの日のソビト―」、今作、「あゝ、荒野」、「火花」に主演。身長176センチ。趣味はサッカー。特技はピアノ。血液型A。
◆ワンポイント 腹黒いのに爽快感
そこまでやるかというぐらいに腹黒い言動の連発。それでも観賞後には爽快感が残る。記者もどこかにドス黒い気持ちを抱えているのだろう。菅田と野村が「これでもか」というほどの悪~い顔、変顔と大音量で“代理戦争”を繰り広げてくれる。仕事で嫌なことがあった、どうしても好きになれない人に悩んでいる、そんな時ほど心を楽にしてくれる。
スポーツ報知
俳優の菅田将暉(24)主演の映画「帝一の國」(永井聡監督)が29日に公開される。古屋兎丸氏の同名コミックが原作。名門高校の生徒会会長の椅子を巡り、菅田の演じる赤場帝一がライバルたちと骨肉の争いを繰り広げる。
全力で相手を蹴落とす一方で、先輩の靴をなめる何でもありなストーリー。野村周平(23)や竹内涼真(24)、間宮祥太朗(23)ら主演級のイケメンがそろうことでも話題の一本。原作のファンなだけに「まさに自分がやるための作品だと思った」と豪語する。
【写真】完成披露試写会で作中曲の太鼓演奏をする菅田将暉
靴なめて「変な高揚感」
帝一の通う海帝高校は、全国屈指のエリート800人が集まる日本一の超名門男子校。政財界にパイプを持つため、同校で生徒会長を務める者は将来の総理大臣とも呼ばれる。帝一や東郷菊馬(野村)はその座を狙って死闘を演じる。
「魂の叫びというか、何かは分からないけど、人間には大声で叫びたくなる時がある。その何かが描かれていて、帝一はそれを体現してくれる存在です」
会長になるためなら手段を選ばない。入学直後から氷室ローランド(間宮)と森園億人(千葉雄大)の両先輩の、どちらに参謀としてついていくかを見定め。氷室と決めたら、ためらいなく靴もなめる。
「私生活ではなめたことないですから貴重な経験でした。変な高揚感があって、ねっとりとなめてやりました。新品の靴でしたね。意外と氷室が気持ち悪かったみたい。『変にぬくい』って笑って笑って何度も現場がストップしましたから」
時に弱音を吐く帝一にビンタを食らわせるのが、ヒロインの白鳥美美子(永野芽郁)だ。
「結構痛かった。全力でやっていただいた方がこっちもやりやすいですが。“俳優あるある”で寒さと痛みには強くなるんです。舞台でいただいたおじさんのビンタを100だとすると美美子は60かな。結構痛いです」
強烈な喜怒哀楽シーンも見どころの一つ。
「どれだけ一喜一憂できるか。パッと見て怒っているか喜んでいるか瞬時に分からないと多分飽きちゃう。リアクションが大事だと思っていました」
家でも鏡の前で練習した。
「原作にある『般若の顔』とか練習しました。叫ぶシーンも多くて、冬のロケで外はマイナスなのに、僕は暑すぎてTシャツだったくらいです」
今年だけで主演映画4本の売れっ子。どんな役柄でもものともしない演技力は評価が高いが、本来の菅田はどういう性格なのか。
「分からなくてもいいんですけど(笑い)。今回の作品の中では帝一ですね。小さい頃はスポーツやってわんぱくでしたが、クラスの中心にいるタイプではなかったです」
お笑いと漫画から「勉強」
24歳にしてさまざまな役に入り込むその人間観察力はどこから来るのか。
「漫画をたくさん読むのと、お笑いをよく見ます。下手に作品を見るよりよほど勉強になります。僕の感性はお笑いと漫画。ダウンタウンを筆頭に『よしもと新喜劇』など、子供の頃からお笑いのネタ番組がたくさんあった時期でした。
『爆笑レッドカーペット』などその手の番組をずっと見ていました」
さまざまな役を経験し、将来は何を演じたいのか。
「将来、1つ挙げるなら好きな漫画『バビル2世』の浩一を実写化で演じたい」
同作は横山光輝さんが1971年から「週刊少年チャンピオン」で連載していた人気漫画。主人公の中学生・山野浩一が超能力を使って、悪の帝王・ヨミと戦う物語だ。
「『バビル2世は俺じゃないかな~』とかいつも思っています。ハリウッドでやらないかな。お金かかると思いますが…。もちろん本気ですよ」
プロフィール
◆菅田 将暉(すだ・まさき)1993年2月21日、大阪府生まれ。24歳。2009年、「仮面ライダーW」でデビュー。13年「共喰い」では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。KDDIのCM「鬼ちゃん役」でもおなじみ。今年は「キセキ ―あの日のソビト―」、今作、「あゝ、荒野」、「火花」に主演。身長176センチ。趣味はサッカー。特技はピアノ。血液型A。
◆ワンポイント 腹黒いのに爽快感
そこまでやるかというぐらいに腹黒い言動の連発。それでも観賞後には爽快感が残る。記者もどこかにドス黒い気持ちを抱えているのだろう。菅田と野村が「これでもか」というほどの悪~い顔、変顔と大音量で“代理戦争”を繰り広げてくれる。仕事で嫌なことがあった、どうしても好きになれない人に悩んでいる、そんな時ほど心を楽にしてくれる。
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