手作り構造式。

自己満足の趣味です。
自分勝手に考察してます。

中枢神経刺激剤

2016-06-26 20:58:05 | 日記

Methyl α-phenyl-2-piperidineacetate

これの塩酸塩。

脳のドパミン神経系の神経終末でドパミントランスポータを阻害しドパミンの再取り込みを阻害する。シナプス間隙のドパミン濃度を上昇させることによりドパミン神経系の興奮性を高める。
この薬の形はドパミンに似ているけど大きめだからドパミントランスポーターを阻害できるのかな( ̄~ ̄;)副作用をみるとアドレナリンやドパミン受容体の刺激作用のような症状がほとんどですね。

見ている薬はナルコレプシーに適応。
取り扱い注意。調剤前に医師などの確認、取り扱い薬局としての登録も必要。
覚醒効果のため夕刻以降には服用を避ける。
大体30分~1時間位で効果発現。
副作用は口渇、頭痛、発汗など。
めまい、眠気、視力障害などにも注意。

骨粗鬆症治療剤

2016-06-19 09:47:37 | 日記

1-{4-[2-(Hexahydro-1H-azepin-1-yl)ethoxy]benzyl}-2-(4-hydroxyphenyl)-3-methyl-1H-indol-5-ol

これの酢酸塩。

選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)である。エストロゲン受容体に結合し組織に応じて受容体の活性を亢進又は抑制する。骨ではエストロゲンアゴニスト活性を示す。また、脂質代謝に対してもエストロゲン様作用を示す。適応では閉経後骨粗鬆症に使用する。
この薬は17β-エストラジオールの結合を競合的に阻害するとのこと。それを踏まえると、なんとなくこの薬の形がエストロゲンに見えてくるような、こないような( ̄~ ̄;)なので骨でエストロゲン受容体に結合しアゴニストとして骨吸収抑制作用を示す。閉経後のエストロゲンを補う形ですね。

1日1回服用。定常化しそうですね。
副作用は、ほてりや筋痙縮。
静脈血栓塞栓症には注意。下肢の疼痛や浮腫、突然の呼吸困難や視力障害、息切れ、胸痛などがサイン。
カルシウムやビタミンDはきちんと摂取。

ポリエンマクロライド系抗真菌性抗生物質製剤

2016-06-18 22:03:22 | 日記

(1R,3S,5R,6R,9R,11R,15S,16R,17R,18S,19E,21E,23E,25E,27E,29E,31E,33R,35S,36R,37S)-33-(3-Amino-3,6-dideoxy-β-D-mannopyranosyloxy)-1,3,5,6,9,11,17,37-octahydroxy-15,16,18-trimethyl-13-oxo-14,39-dioxabicyclo[33.3.1]nonatriaconta-19,21,23,25,27,29,31-heptaene-36-carboxylic acid

感受性真菌の細胞膜成分であるエルゴステロールと結合する。それにより膜障害を起こし細胞質成分の漏出を生じさせ、その真菌を死滅させる。
どう結合するのかは、わからず( ̄~ ̄;)ポリエン系は黄色っぽい。

オレンジ色のドロッとした懸濁液。良く振って食後に服用。口腔内の場合は舌で患部に広くゆきわたらせ,できるだけ長く含み嚥下する。
消化管からはほとんど吸収されない。なので、食道や口腔の表在性の真菌に使う。
一過性に歯が黄変するがブラッシングでとれる。

アフタ性口内炎治療剤

2016-06-18 16:00:29 | 日記

9-Fluoro-11β,21-dihydroxy-16α,17-(1-methylethylidenedioxy)pregna-1,4-diene-3,20-dione

貼付剤。

糖質コルチコイド作用による抗炎症作用、抗アレルギー作用。これを貼付することによりアフタ性口内炎に効果。
ステロイドですね。

白色の薬剤層面を口腔内の患部粘膜に貼付する。粘膜が傷つくおそれがあるので無理にはがさない。粘膜からはがれたら飲みこまずに取り出す。誤って飲みこんでも消化されず体外に排泄される。

Ca・骨代謝改善 1α-OH-D3製剤

2016-06-18 14:30:29 | 日記

(5Z, 7E)-9, 10-Secocholesta-5, 7, 10(19)-triene-1α, 3β-diol

25位が肝臓で水酸化され速やかに1α,25-(OH)2D3に代謝され活性型ビタミンD3として働く。よって腸管からのカルシウムの吸収促進、骨芽細胞への作用による骨形成促進、続発性副甲状腺機能亢進(慢性腎不全などによる低カルシウム血症のためPTHの分泌が亢進する状態)の抑制などを示す。
PTHは血中、カルシウム濃度を上昇させるよう働く副甲状腺ホルモン。
慢性腎不全ではリン酸排泄が低下しリンが蓄積し相対的にカルシウムが低下したり、ビタミンDの活性化が阻害されることで腸管からのカルシウム吸収が抑制されることで低カルシウムとなる。
この薬はビタミンD3ですね。なので血中のカルシウム濃度を高める働きをする。よって骨粗鬆症や副甲状腺機能低下症などに効果を示す。

適応での副甲状腺機能低下症の用量は骨粗鬆症より多め。副甲状腺機能低下症はPTHの分泌低下により低カルシウム血症や高リン血症になった状態。
副作用は高カルシウム血症注意。食欲不振、悪心、口渇、多尿などがサイン。