昨年の9月に散歩途中で出会い美しい花が咲いていると
早速ブログにUPしたことが昨日のように思われます。
その後、友人から切花にした秋明菊(ピンク)を頂いて花瓶に挿し
やはりこの花の綺麗さに再び登場させました。
今年もあるお宅でピンクの花をみました。
花にお客も来たようですのでついでに一枚。
マウスオンクリックで大きい画面です。
昨年9月18日 秋明菊
10月6日 秋明菊と藪茗荷
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【メモ】 植物学的にみると、シユウメイギクは「菊」とは名ばかりで、
実はキク科よりもずっと原始的なキンポウゲ科の多年草である。
一八二三年に訪日したシーボルトが学友のツッカリーニとともに与えた
学名のアネモネ・ヤポニカが示すように、あの春の花壇をにぎわす、
風神アネモスの春の使者というアネモネの仲間なのである。
大和本草には、秋牡丹すなわち唐菊、高麗菊で
「近世異国ヨリモ来タレルニヤ」とあるが、
どこの国から入ってきたのか、いまでもよくわかっていない。
打破碗花(ダーポーワンファ)という一重咲きの植物が
中国の湖北省を中心に分布しており、この変種とみなきれる八重咲きの
シュウメイギクそのものも、長江以南の各地の墓所などに栽植されているので、
これが僧侶により日本へもち帰られた可能性が高い。
「植物の文化誌より」