うつくしまふくしま子ども未来応援プロジェクト(県北)

NPO法人ビーンズふくしまが行っている,仮設住宅の学習・遊びを通じたコミュニティ支援の様子を綴っていきます。

11月11日 安達仮設学習支援

2014年11月29日 10時39分22秒 | 日記
みなさん、こんにちは。
うつくしまふくしま子ども未来応援プロジェクト県北です。



安達仮設での学習支援に参加している
小学生は、3年生から6年生です。
宿題はプリントが1~2枚に漢字の練習、
または計算ドリルと漢字ドリルが1ページずつ、というくらいの分量ですが、
その他に、「自学」というものがあります。
「自主学習」か「自由学習」の略なのでしょうが、
子どもは「何をしようかな?」と時々頭を悩ませています。



会場には小学生用のドリルなども用意してあり、
それをコピーして取り組む姿も見られますが、
そればかりだとやはり飽きてしまうよう。
「何をしたらいい?」と尋ねられるスタッフも、
授業の復習や苦手分野への挑戦など、いろいろと提案はしてみますが、
そのような「大人の意見」が受け入れられることはあまり無く、
興味のあることに取り組むことが多いようです。

地図帳を開いて様々な国旗を描いてみたり、
人口や面積、特産物や輸出入のランクをまとめたり。
スマホやPCでいろいろな生物の画像を探して、
それをスケッチする子どももいます。
地図や図鑑が子どもの頃好きだった大人としては、
ツールは違えど、興味の対象は変わらないのだな、と思ってみています。



スタッフが出す「漢字の筆順クイズ」がお気に入りで、
間違えた問題は辞書を使って確認するなど、
みなが熱心に取り組む姿を見て、
嬉しくなると同時に、身の引き締まる思いもしています。





11月7日 東京の大学生がやってきた 佐原仮設学習支援

2014年11月27日 15時12分56秒 | 日記
みなさん、こんにちは。
うつくしまふくしま子ども未来応援プロジェクト県北です。

この日は、東京から大学生・大学院生5人が仮設住宅を訪れました。
福島の現状を知りたいということで、県内の数か所を訪れる中で、
子どもにも実際に会いたいと、学習支援に参加してくれました。







すぐに子どもとも打ち解け、いつものように和やかなになりました。

学生さんの中にスタッフと同姓の人もいて、
小学生は「○○1号」「○○2号」と呼び分けたり、
名前を呼んで2人ともが反応するのを見て楽しんだり。
子どもはすぐに楽しいことを見つけますね。

中学生の時間にも、子どもを取り囲むようにして
勉強をみてくれました。
テストが間近だった中学生には、充実した時間だったのではないでしょうか。
ただ帰り際に中学生が一言、
「スーツ姿の人がいっぱいいて、一瞬怖かった。」
とつぶやいていました。

学習支援終了後、学生さんたちは「ビーンズハウス」に宿泊。
仮設住宅で過ごす一夜に、どんなことを感じたのでしょうか。



10月24日 佐原仮設学習支援

2014年11月04日 13時26分39秒 | 日記
みなさん、こんにちは。
うつくしまふくしま子ども未来応援プロジェクト県北です。

わたしたちの放課後の学習支援を中心とした活動の背景には、
「子どもたちの帰宅後の居場所をつくりたい」という思いがあります。
集会所に集まり、友達やボランティア、スタッフと楽しい時間を過ごしながら、
その中で宿題ができればいいな、と思っています。

 

未就学児や小学生の時間は、
勉強の手を止めておしゃべりに夢中になるのも、
集中するのに疲れてゴロンと横になってしまうのも、
子どもが自分のペースで取り組んでいるなかでの光景と、
大人が受け止めることができる場であればいいと思っています。
(この日が金曜日だったので、宿題が終わらなくても土日にやればいいや、と
 思っているわけではありません。たぶん。)

 

中学生は勉強の意識がとても高く、完全に「学習の時間」。
なかには口と手の両方を同時に動かす器用な子もいますが、
みんな自分の課題に取り組んでいます。
ボランティアやスタッフへの質問も増え、ときには大人が考え込むようなことも。
子どもにとってより良い場であるように、スタッフも努力を怠らず、中学の復習に勤しむ所存です。