子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

インフルエンザワクチン接種量の変更

2011-08-21 18:55:40 | 雑記
以前も触れましたが、今シーズンから13歳未満のインフルエンザワクチン接種量が変更になりました。

今までは、
1歳未満:0.1ml、
1~6歳未満:0.2ml、
6~13歳未満:0.3ml、
13歳以上:0.5ml(成人と同量)、13歳未満は2回接種でしたが、

今シーズンから
3歳未満:0.25ml(生後6ヶ月から接種できます)、
3歳以上:0.5ml
13歳未満は2回接種となりました。

今までの接種量は以前から根拠がなく見直しが必要とされていましたが、今回の変更で世界的な標準量と同じになりました。
ただ、アメリカなどでは接種歴のある場合には1回接種で、初めてのインフルエンザワクチン接種の場合に2回接種が行われており、今回接種回数の見直しもあるのかと思っていましたが、13歳未満は2回接種のままとなりました。

個人的には、少なくとも3歳以上でインフルエンザ接種歴のある場合は1回接種でもよいのではないかと思っています。特に今シーズンに限れば、今シーズンのワクチンは昨シーズンのワクチンと内容に変更がないので、昨シーズン接種した人は1回でもよいと思いますが、、、あくまで非公式な見解です。

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