kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

売り込みメールもいろいろという話

2007-09-26 20:38:23 | 仕事関連
もう消してしまったのですが、精子募集のスパムコメントが来たのには驚きました。まあ、記載のURLをクリックしてないので、単なるエロ系のサイトだったかもしれませんが、当方のような場末のブログに宣伝を貼り付けたところで殆ど意味がありませんのでご遠慮願いたく・・・といっても機械的なので関係ないのでしょうけどね。

今回はこの件から連想してのエントリでありまして、弊社に届いた変わったメールのいくつかをご紹介してみようかと。当方、HPの管理者も兼ねてますので、メールは最初に当方が見る立場になるのですね。

最近あったのは、アルファブロガーでもある有名なエコノミストが主宰する雑誌のインタビュー依頼。もちろん当方向けではなくて、社長向けですが。
この方は自他共に認める構造改革推進派であり、企業経営に対してもモラール重視方面で一家言お持ちの方であります。対する弊社社長は昭和の価値観から一歩も脱することの無い、永田町の新4役も真っ青の伝統的な思考の持ち主。

この種の対談というのは、日経新聞などの一般マスコミ向けのものと違って、社長が失言などした場合は「今のはオフレコで」なんてことが可能ではあるのですが、もし両者の対談となれば、なかなか普通のビジネス誌ではお目にかかれないような、まったくスィングしない異次元空間が出現するのではないかと。
インタビューアーが発する新らし目の(最新の、ではない)経営用語に反応できない解答者、インタビューアーが別の場所で「こんな経営者はダメだ」と言っている事例にことごとく当てはまっていく解答者・・・容易に想像できてしまうのでした。

それはそれで見たい気もするのですが、会社を守るのも仕事でありますので、このお話については、追っての電話があったときに丁重にお断りさせていただきました。

営業メールでは、ボディガードを専業とする会社の営業メールも頂戴したことがあります。
うたい文句は「内閣総理大臣と同等級の警護を」とのことでした。
もちろんこれも社長宛てですけど、どうなんでしょうねえ、御手洗さんクラスなら当然やってるんでしょうけど。。
危ないということでいうと、地方のお金持ちの方が危なそうですよね。
東京では上には上がたくさんいますけど、地方だと目立ちそうだし、実際金目当ての犯行って、地方発のニュースが目立つような気がします(統計をあたったわけではないです)。

担当者として取り上げたかった売り込みメールもありました。
オリンピックの某マイナー競技の選手から、スポンサー依頼のメールでした。
アテネのときの女子ホッケーや、トリノのときのスケルトンの例にあるように、サッカーやフィギュアのようなメジャースポーツとは違って、マイナー競技は、選手個人が営業活動を続けないと、競技の続行が厳しいというのが実情のようです。

当方が受け取った営業&売り込みメールの中では最も真摯で、思いが伝わるメールではありましたが、こういう売り込みは、オーナー企業の社長に直接ぶつけるくらいでないと厳しいでしょうね。
会社では、前例がない場合、言いだしっぺがその仕事を推進することになりますから、今回のマイナースポーツのスポンサーになるという案件の場合、メールを受け取った当人が起案&推進者となりますが、担当者に相当感情移入度がないとやれない仕事だと思います。

おそらくあのメールは弊社以外のたくさんの会社に出されたものと思いますが、どこかの人情家の社長さん、もしくは自社の広告ニーズに合致すると考えた担当者の元に届いていることを願っております。



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