やま建築研究所

私が感じたこと、気になった建築などを書き留めたノートです。

なんと就職が決まりました。やま建、フランスリポートは7日目です。

2007年10月21日 02時00分17秒 | フランスリポート

まずは身のうち話ですが、なんと就職が決まりました。
就職先は某住宅メーカ。一回の面接でしたが内定通知を頂きました。
35歳フリーター。
かなり苦戦を覚悟していたのですが以外にもすんなり決まりました。
こんな私でも拾ってくれるところがあったのはありがたい限りです。

そしてそして8月で退職したいく姫。
いく姫もなんと再就職先が決まったそうです。
先日、面接後に会社にあそびに来ました。久々に「寺内貫太郎一家」の並びでみんなで仲良く飯を食っていたのですがその直後に電話があり決まったそうです。
いく姫、ミキティ、私もそれぞれ新しい船出です。

みんな頑張っていきましょー。


やま建、フランスリポート7日目です。(2007年7月9日)

南に北に、東に西へと縦横無尽に駆け巡ったフランス遠征も、もう終盤です。
泣いても笑っても明日帰国。
コルビュジエ、世界遺産、風景。
テレビ、雑誌、映画、そして歴史の舞台にもなった場所を訪れて勉強になったのかなっていないのか。
どれもここにしかない至宝の数々。また来るぞと思いつつも一期一会の出会だったかもしれません。
そうは言っても最終日。
後悔ないようにのんびりショッピングなんかしてられません。

今日も朝から飯抜き、駆け足、休憩なしでパリ巡りです。

まず最初の訪問地はゴシック様式の教会「サント・シャペル」。
近くのノートルダム大聖堂と同時期の1248年に完成です。
開館と同時に着いたのですがすでに長蛇の列。人気の高さがうかがえます。
それもそのはず見て納得。
周囲の壁には全てステンドグラスがはめ込まれ、四方から差し込む光と色のシンフォニー。日常離れした幻想的な光景に立ち去るのがはばかられます。


        サント・シャペル正面


       サント・シャペル後のバラ窓

ノートルダムのように薄暗さのなかに輝くステンドグラスには神聖さを感じますが、ここの壁一面のステンドグラスから差込む色づいた光も神秘的です。

中は質素な外観とは対称的です。


         サント・シャペル外観


有名どころはほぼ見てきたつもりですが、そうそうルーヴル美術館を忘れてました。
フランスまで行って「ルーヴル行ってません!」とはありえまへん。


        ルーブル美術館外観

セーヌ川沿いに建つルーブルはかつては国王の宮殿でした。19世紀初めに美術館となり1980年代には近代的な建築資材と技術を取り入れた大改造が行われました。
その時に作られたのが中庭にあるガラスのピラミッドです。


        ルーブル美術館中庭

トム・ハンクス主演の映画「ダ・ヴィンチ コード」でもおなじみですね。
ガラス造と石造の共演には異議ありませんが、正面からみるとピラミッドが大きすぎて既存の宮殿が隠れてしまうので少し残念です。


        ガラスのピラミッド正面

メインゲートがこのピラミッドです。ここから下りると巨大な地下ホールが広がり各展示室へとつながります。


         地下ホールより

コの字型の美術館なので地下ホールからは三方向に入口がありますが、これは一ヶ所に集まった見学者を分散入場させることで大行列を解消するためだそうです。


       地下で三つの翼につながっている

さすが世界のルーブル美術館、どこかで見たことのある芸術作品が目白押しです。
しかも全部本物です


         サモトラケのニケ

世界で一番有名といっても過言ではない「モナ・リザ」。
これは特に別格でモナ・リザの間と名づけられた専用の部屋に防弾ガラスケースに入れて展示されています。


     レオナルド・ダ・ビンチ作 モナリザ

かなりの人だかりで、押しつ押されつもまれないと最前列までたどり着けません。
絵のことはよくわかりませんが、近くで見ると素人目にも表情の細かさ奥深さが感じられ恐ろしいくらいでした。


展示作品の作者、年代も幅広いです。五千年前の石像やミケランジェロの彫刻、ゴッホやラファエロ、モネ、ピカソといった当代一流の作品がそこかしこに陳列されています。


           美術館館内

ミロのヴィーナスとも間近で対面可能です。

          ミロのヴィーナス

じっくり見ると数日はかかるといわれるくらいの大きさと量。そんな時間はないので是非ものの作品以外は足早にみてまわりました。


       ナポレオン三世の居室

それでも写真なんかで見たことのある絵は自然と目に入り、足が止まります。積もり積もっていつの間にやら閉館時間です。


ルーブルもそうですがパリの美術館はもともとは駅舎や宮殿、民家など最初は違う目的で作られたものを改装してできたものが多いです。
建物はただ保存するだけでなく何かしらの役割を負わせることで存在感も出てきます。
古いからといって取り壊したりせず、模様替えや用途変更で今の時代に合った施設を作っていくことで歴史が積み重なった街になっていくのだろうと感じました。

追い出されるようにルーブルを出て次はというと、そうそうお土産をまだ買っていません。
仕事も長い間休んでいるので手ぶらでは戻れません

ノートルダム寺院の界隈やシャンゼリゼ通りでお土産探しです。
花の都パリならさぞかしいい土産が見つかるかと思いきや、以外に以外。
どこの観光地にもありそうなパッとしなものばかり。
あれこれ探し回って今日もかなり疲れました。

明日はついに帰国です。






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