さっかんの小部屋

個人的な日々のできごとです。ご笑覧あれ。

食み切り(はみきり)

2009年05月04日 | Weblog
上の写真は,筍を切ったときに使った道具です
大きなペーパーカッターをイメージしていただければいいと思います。

これは以前,馬の餌用の藁や草を切っていました。
ですから餌(=食み・はみ)を切る道具ということで「食み切り(はみきり)」と呼んでいます。

たぶん,牛や馬がいた農家なら,どこにでもあったものだと思います。
さすがに現役なのは,少ないと思いますが。(^^;;

この食み切り,写真の右手にある取っ手を上下させ,刃の下に藁や草をおいて切ります。
写真の左手の先端部分に支点があります。

私は小さいころ,この先端部に前から指を入れて,爪をはがしたことがあります。←大バカ者です(笑)。
父が馬の餌を切っていた最中です。


私が小さいころは,近所にも多くの馬がいました。
この馬は,もともと山から木を運ぶためのものでした。

今では索道(さくどう)で運ぶことが多いです
奈良の吉野にいたころはヘリコプターで運んでいるのを見ました

近所の人たちは,この運搬を馬でやっていた人たちでした。
ただ,私が小さなころはもう索道で運ぶのが主流になっていました。

ですから,馬は林業では使われず,農作業に使われていました。
材料を運んだり,田んぼを鋤いたりしていました。

自分ちだけでなく,周りの田んぼもみんな馬で鋤いていました。
ですからテレビなどで,牛で田んぼを鋤くのを違和感を感じながら見ていました。
馬で鋤く方が少ないのに.... (^^;;

夕方には川に連れて行き,馬を洗う風景がよく見られました。
たぶん,家族の一員のような扱いだったと思います。

それが耕運機に変わり,やがて車やトラクターに変わっていきました。
時代の流れとしては正しいのでしょうけど,少し淋しさも感じています。



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1 コメント

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Unknown (歌好きじいじ👴)
2023-12-04 12:40:22
はみきりで通じるんですね😄昔親父が使って牛を飼って居ました。今日真っ赤に錆びていたのを綺麗に研きあげ油を呉れてあげました支点も三寸釘からボルトに交換しました👍️

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