風来日記

風が気持ち良ければ出かけたくなります。風が強いときは籠もります。
風の気が向いたときに「日付のない日記」を綴ります。

あえて、10年一日と・・

2016-06-22 | 日記

〔アナデルを見る度に・・〕

恥ずかしながら自分ほど植物音痴な人間はいないと思います。

何度、花の名前を聞いても覚えない・・というか覚えようとしないから覚えられないんでしょう。

二人兄弟の自分の兄は数学が得意だったのに敢えて「農学部」に進んだ(国立なら一番競争率が低かったと言うのが真相)変わり者。

しかし、農学部出身だけにそれはそれは「野の花、草の名、樹木の名」には造形が深くて、つい先日も裏磐梯の「自然コーディネーターのツアー」のガイドが舌を巻いて逆に、兄貴からディープな植物生態を教えてもらってることもありました。

そして我が奥様は、近隣の庭木・庭の植木・街路樹何度に滅法強くて、たまに来宅する兄貴と二人で「あれは何の気でしょう?」とか兄貴から出題されてもスラスラ答えてます。

一緒に鎌倉の早朝散歩など楽しんででても「あちらの庭、こちらの街路樹」などでひとしきりの植生談義。

ひとり「萱の外、問題外の外」に置かれてる自分としては面白くないですね。ま、それだけ「自分だけ、植物音痴」ということです。

その植物音痴が、今の時期になると奥様のご自慢の「アナベル」なる花が真っ白な毬のような花をつけます。

幾ら植物音痴と言いましても「綺麗な花の姿、形」には素直に反応します。

そして、毎年のように「いや~、いつも思うんだけど明月院へ出かけなくたって我が家の白の紫陽花は美事だね~」。

奥様は冷たい視線ともの言いで、「あのね~、去年もその前も、何年も・・」という言われようで「あ、そうだった。紫陽花じゃ無いよね。ところで何んでしたっけ?」って、毎年お決まりの漫才です。

そのアナベル・・10年前にこのマンションに引っ越してきたときに「お祝い」として鉢植えでいただいたものを奥様が毎年手入れして育てているものです。

ですから鉢でアナベルが美事な花をつける度に・・・「此処へ越してきた日に、咲き誇っていたんだよね。もう何年になるんだろ?」と毎年、感慨にふけってます。

 

〔そして義母の13回忌〕

義理の姉から「義母の13回忌の法事」と案内ありました。

その報せで「此処へ越してきて、今年で12年目」という区切りに気がつきました。

というのも、10年間・・奥様は自分の母親(義父は先にみまかっていて・・)の面倒を見続けていました。

自分が初めて「民間アパート、公団住宅」と借り家から「自前の城」を持ったのが30代前半でした。大船の一つ横浜駅寄りの「本郷台」に初めてマンションを購入したのが最初です。

この本郷台というところのマンション・・なんとも「大船駅からも横浜からもアクセス最悪」の場所で、当時ばりばりの若手仕事マン(宮仕えサラリーマン)としての自分にとって、ともかく「通勤苦」の記憶ばかりです。

その本郷台のマンションは5年くらいでしょうか。

バブル景気の真っ最中で「デベロッパーが飛ぶ鳥落とす勢いの野村不動産」だったことも有って「買値よりプレミアムがついた価格」で売却しました。

それを原資に次ぎに買い求めたのが「東京 大森のマンション」でした。

この大森のマンションは、移り住んだ時は2年もしない内に「通勤時間に縛られないフリー(自営業)のマーケッター」として独立してましたから実に快適なマンションライフでした。

しかしながら、大森在住8年目にして奥様の実家のある横須賀・衣笠へ転居せざるをえなくなりました。

ご多分にもれぬ「老母(奥様の母)の介護」が必要となり、横須賀の衣笠と言うところに「猫額 マッチ箱のような一戸建て」を新築して三度目の転居です。

ま、義母が10年近くその新築の家の「日あたりのいい8畳の和室に介護ベッドを入れて占拠」でしたが、自分の小さな仕事部屋を確保して、後は寝室と12畳のワンルームの居間があって充分快適な住まいではありました。

ただ、「衣笠から東京」まで直通で1時間20分というのはさして問題ではありませんが、横須賀線という代物、逗子駅が終点でその先、久里浜駅までの単線は添え物路線という扱いです。

ですから往路はいつも東京へ直通のグリーン車ですが、帰りは時間がバラバラ・・遅く帰ってきたときなど大体逗子止まりで、20分近く待って逗子発のその先の電車にお乗り換えるというのが非常に不便で、年を重ねるごとに次第に負担に思うようになっていました。

義母の介護も11年目で終えることになります。 それを機会に、またまた転居の検討を始めた次第です。

ということで見つけたのが今のマンションです。ですから、義母の13回忌ということは、この地に移ってきて12年目ということになります。

「本郷台~大森~衣笠~鎌倉」とそれぞれ10年平均のサイクルで4回の不動産転がしをしてきたわけでそれだけでもうトータル40年。

歳をとるはずです。

〔スクエアダンスシューズ〕 

そう、スクエアダンスを始めたのが此処へ引っ越してきて2年目ですから、10年になります。

その時以来の相棒になってるシューズですが、この間のRDの練習が終わってふと気がつきましたら・・底にアナが開きかけてます。

常にシャッフルステップでしたからかなり靴底に負担を掛けてた訳ですね。それにしてはよくもってくれたものです。

修理がきかないか?って、昨日、横浜関内のダンスショップやらチャコットやら百貨店の靴リペアショップやらを歩き回りました。

「この手の靴は寿命が4~5年です!」とダンスショップの人が自信を持って断言してましたが、自分の靴は10年持ってます。

しかも始めた頃の数年間は他人様の2倍以上の頻度であちらこちらの例会やらパーティーやらに顔出しして・・の10年です。

しかも靴の上側は何ともありません。そこで修理で(安く上げようでなくて、10年連れ添った相棒ですから・・愛着もあります)と思ったのですが、その結果は。

 横浜チャコット 当店でお売りした靴で無いので修理はおj引き受け出来ません。お引き受けしたとしても修理出来るかどうか判りません。

 関内ダンスショップ この靴は修理がききません。4~5年が寿命です。新しいのをお買い求めください。

 高島屋の何でもお直しショップ ゴムを貼って修理出来ます(滑らなくなる、底が黒だと体育館で使用出来ない)

 高島屋の靴専門リペアショップ お預かりでお直し、承ります。底皮スエードを貼り付ける直し方で、費用は消費税入れて8500円ほどです

結局、底に皮をもう一枚貼り付ける、但し耐久性は1~2年ということで、それで8500円はべらぼうです。

FDシューズ扱いの靴専門店ではどうなんでしょうかね。(修理が可能なんでしょうかね)

結論から言えば、SDシューズは消耗品と言うことでしょう。 

ふたたび関内にとって返して、「せいぜいサービスさせていただいて・・」と言いながら12000円(消費税はサービスで結構です)の靴を売りつけられました。

でもこの10年、自分と一緒だった(奥様より愛着がある・・)この靴は捨てるにしのびません。

ちょっと重くなるかも知れませんが、いっそのこと「紳士靴の総革底張り」で直して見ようかと考えてます。(それでも8500円、高島屋リペア専門ショップ)

体育館でなければ「底が総革張り」の靴だって問題無いはずです。

RD用に蘇らせてみようかな?と検討中です。

 さくらんぼマニキュア爪と艶(つや)競ひ

逍遥の遊子ひとりに蝉合唱

 


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