テノール歌手 森岡謙一

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オペラ「蝶々夫人」終わりました

2014-11-23 23:23:36 | コンサート
オペラ「蝶々夫人」
素晴らしい感動で終わりました。

11月22日(土)15:00 北九州芸術劇場大ホールに於いてオペラ「蝶々夫人」が行われました。
もちろん森岡謙一氏は蝶々夫人の夫・ピンカートン。

蝶々さんの愛らしさ・優雅さに魅かれながらも、軽い気持ちで現地妻のつもりで結婚したアメリカ軍人のピンカートン。
短くも楽しい生活を送ってアメリカに帰ったピンカートンの帰りを毎日今日か今日かと待ちわびる健気な蝶々さん。ピンカートンがアメリカに帰ってから生まれた男の子の事は彼は知りません。
誰が何と言おうとピンカートンは必ず私の許へ帰ってくる・・・そう信じて。

ある日長崎の港に一隻のアメリカ船が・・・その船の名前を見て狂喜乱舞して、花という花を撒き散らして待つ蝶々さん。
ところが彼の傍らにはアメリカ人の美しい婦人が・・・
彼はまさか蝶々さんが自分を本当に待っているとは思ってもいなかったのです。
三年間蝶々夫人が自分を心から待ちわびていたこと、子供が生まれていたことを知り、後悔の念に・・・。
蝶々さんは子供をピンカートンとアメリカ人の夫人に託すことを決心し、惨めな自分でいるよりも父親から受け継いだ短刀で誇りを持って自害を・・・・・・・・・・。
遠くからピンカートンの蝶々夫人を呼ぶ声が聞こえるなかで・・・・・。

やっぱり涙・涙でした。子供を託して自害する決心をした蝶々夫人の歌う「可愛い坊や」・・・涙なしには聞く事が出来ません。
自ら短刀を刺し薄れゆく意識の中に聞こえるピンカートンの声「Butterfly~~~!Butterfly~~~!!!」

蝶々夫人役の「久保かしづ」さんもとっても美しく蝶々夫人にピッタリでしたし、もちろん何よりピンカートン、軽率なアメリカ軍人ではありましたが、素敵なお歌でやっぱりやっぱり素敵でした。
優雅で素敵なひと時を過ごさせて頂きました。本当に有り難うございました。
いつまでもお元気で、これからも素晴らしいお歌を沢山お聴かせ下さい。