対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

置かせ碁には向かない棋士

2006-05-23 02:51:03 | 雑談
タイトルはP・D・ジェイムズの名ミステリ「女には向かない職業」から拝借…っと。
こっちじゃなくてこっち

三子局研究のため、「プロ・アマ三子局 アマ勝局集」のを眺めていて面白いことに気づいた。
目次を眺めているとどうも棋風によって、置かせ碁の得意不得意が炙りだせそうな気がしてきたのだ。

そこでこの二冊を題材に、棋士それぞれの戦績を調査。
武宮プロ、石田芳プロ、林プロ、そして加藤正プロの4人がこの二冊に多く登場するので、この4人のデータに絞る。
幸い棋風が顕著に違う4人だし。

まずは安直に、目次に掲載されている局を数えてみる。
「アマ勝局集」だから、掲載局はいずれもプロが負けたもの。
だからこれを数えれば、置かせ碁が苦手な棋士が判明するかもしれないというわけ。

すると第1巻には武宮プロの対局が5局、石田芳プロの対局が6局、林プロの対局が2局、加藤正プロの対局が4局収録されているのが判明。

「置碁の神様」石田芳プロが何と、一番苦手!?

石田プロは相当に置かせ碁が上手いらしく、確か将棋の先崎プロのエッセイ
「妻(穂坂繭プロ)が『石田先生には何子置いても、勝てそうな気がしない』と言っている」
と書いていたのだけど…!?
(この話が載っているのは「まわり将棋は技術だ」の方だったかも)

しかしこれにはトリック(というほどのものでもないが)があって、当然「対局数が多ければ負けも増える」という部分が無視されている。
これは比較データとしては不適当。
もっと真面目に調べてみよう。

幸い母体(昭和57-59年、62年の「囲碁」誌上でのアマプロ戦)の成績も本の中に収められているので、それを数えたところ…。

武宮プロ…11勝5敗
石田芳プロ…9勝6敗
林プロ…5勝2敗
加藤正プロ…4勝4敗2持碁

一番置かせ碁が苦手なのは、無事(?)「加藤正プロ」と判明した。

ただ私の数え間違いがあるかもしれない。
不思議なことに、勝ちを数えるという作業をしていたら気分が悪くなってきたので。
どこか神経に異常があるのかも…。

(続く)


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3 コメント

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初めまして♪ (みゅー)
2006-05-23 02:52:32
初めまして♪

拝見しました!

ぜひぜひ、ブログ見にきてくださいな♪

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Unknown (mmic)
2006-05-23 08:13:14
置かせ碁の勝敗を数えてみるというのは、面白いですね。

もしかしたら、加藤プロは、苦手というよりアマチュアへのサービス精神が旺盛なだけだったり^^。
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あるかもしれません (GO!)
2006-05-23 23:05:58
他の三氏に比べて、序盤から積極的に仕掛ける傾向が見受けられます。
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